《 2号館新築工事のシックスクール対策 》
シックスクールの質問に答えて
12月8日に学校説明会を開きましたところ、今度新しくできる教室の所謂シックスクール対策はどうなっているか質問を受けました。
本校ではシックスクールには以前から関心を持っていまして、この工事についての話題が出て、設計事務所が決まる段階から、工事に関わる要素の一つとして使う材料について吟味して頂くようお願いしながら設計及び建設工事を進めて頂いて参りました。
シックスクール対策には万全を期しておりますのでご安心下さい。
今回改めて設計をお願いした前川建築設計事務所に文書で回答をお願いして受領したものを下に掲載します。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
シックスクール(シックハウス)への校舎新築工事の対応について
2005/12/08
株式会社 前川建築設計事務所
■シックスクールについて
新築建物によるシックスクールを引き起こす原因は、ホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンなど)などの揮発性有機化合物などの化学物質が原因と考えられております。
■設計の対応について
建築基準法に従い、認められていないホルムアルデヒドの揮発量(発散量)を示す建築材料は使用しない設計としております。(原則、揮発量がゼロ〜0.005mg/uhの安全率のもっとも高い材料を使用)
また、使用を原則禁止としたクロルピリホス(有機リン系:防蟻材など)は一切使用しない設計です。
■工事とその監理の対応について
使用する接着剤から建築材料本体まで、設計の仕様に基づかないシックスクールの原因になるようなものを使用しないようにし、工事サイド,監理サイド双方でチェックしております。
■完成(引渡し)前の対応について
文部科学省の仕様に基づいて、空気中の化学物質の濃度を測定し、規定値以内に納まっている事を確認し、建物の完成と致します。
■まとめ
上記の通り、設計→工事・監理→検査を通して、最善の対応をとり、新しい校舎を生徒が使用する時にシックスクールの問題が発生しないよう努めております。
|