校長のメッセージ | 71 |
和田 征士 | 平成17年11月7日 |
《 高1キャリアガイダンス 》 本校学習指導部主催による生徒が将来の「職業を選択」する上で、参考にするため、専門家をお招きして直接お話を聴く機会がありました。 何故神戸からか ☆ ☆ ☆ ☆ 高校1年生対象講演会 神戸からの発信! 日 時:10月29日(土)13:30〜 講演者:大須賀公一 氏 阪神淡路大震災を契機にレスキューロボットの研究が開始されました。最も大きな動きは、2002年から5ヶ年計画で始まった文部科学省の「大都市大震災軽減化特別プロジェクト(大大特)」です。同時に、「レスキュー工学」という研究分野が認識されるようになってきました。その意味では、この10年は新しい分野を確立するための準備期間だったとも言えます。本講では、「大大特」を軸に、レスキューロボットの研究動向と成果、そして今後の展開について考察します。 略 歴: 1984年 4月 東芝入社、総合研究所入所 研究活動(主要研究テーマと受賞): 担当授業科目: ☆ ☆ ☆ ☆ 講演後の生徒感想文 理系分野の話題であったが、広く人々の理解を要する分野だということで、文系を志望する私にも関連性のある話として聴くことができ、有意義だった。 最近は、理系というと生物や医学というイメージが強かったので、それ以外にも社会貢献できる分野があるということに改めて気付いて感動した。話の内容に関しては、以前から災害(特に地震)に興味があったので、レスキューロボットの研究が進んで実用化すれば、より効率よく人命救助ができると思った。話の構成やスクリーンの映像も、よく出来ていたし、初めて見るものばかりだったので、とても面白かった。 (4−1大庭) レスキュー工学という学問の名前を初めて聞きました。理系にも様々な分野があることを知ってはいましたが、具体的にはよく分からなかったので、良い機会でした。レスキュー工学として成り立たせるまでに、何回も中央省庁に意見書を提出してきたことに、熱意を感じました。それとともに、一人ではどうすることもできないということも強く心に残りました。大勢の人々の協力を得ることに、とても苦労しただろうなと思いました。 (4−2石井) 各所でコンピュータによる映像を見ることができたので、大須賀先生の話について行きやすく、理解しやすかった。レスキューロボットの現場への導入はまだまだ先かなという思いはあるが、ロボットの問題点や資金面の問題、そして国民のレスキューロボットへの関心の向上などの課題に対して、緻密な計画をもっておられる先生の話を聴いていると、そんなに先ではないかなという気持ちになりました。 コンピュータで写真や映像を見せてくれたので、分かりやすく、すんなりと話を頭に入れることができた。自分たちでやりたいことを、今ある学問ではできないから、新しく「レスキュー工学」という学問をつくったという話を聴いて、行動的でスケールが大きいと思った。自分は文系に進むので、工学系の職に就くことは無いと思うが、理系もいいなと思える講演だった。 (4−2高野) 今までの「ロボット」のイメージを一新させられた講演だった。前にNHKなどでロボコンの大会を見たことがあったし、アイボのようなロボットも目にしていたので、現代のロボットはそういうのが一般的なものかと思っていたけれど、レスキューロボットの存在を知り、とても驚いた。これからレスキューロボットの開発が進み、災害時に役に立てばいいと思う。 (4−3高橋) とてもよかったと思う。僕は、地震のレスキューに関しては、特に興味はなかったが、ロボットの分野には興味をもっていたので、とても楽しく聴くことができた。 講演の内容については、なんか次世代的なものを感じた。しかし、商品化するにはやや厳しいのではないかと思った。いつか現場でロボットが活躍していることを期待している。 映像でレスキューロボットの動作を見られて良かった。ロボット工学には昔から興味があったが、日本でも本格的にレスキューロボットが造られていることは初めて知った。工学の「工」の字についての説明が面白いなと思った。強いて言えば、文字が小さいところがあって見にくかった。 (4−5森田) 初めと終わりをプロジェクトXの形にすることや、音楽やコンピュータの映像を利用することによって、聞く側の興味を引きつけているところが巧いと思った。今回の講演は自分の興味ある分野とは関わりがなかったが、講演を聴くことで自分の世界が広がったように感じられてよかった。 (4−6荒金) レスキュー工学という分野については今まで知らなかったが、災害時の救助活動の効率を上げ、少しでも早く生存者を見つけ出そうとするこの分野は、大変画期的なものだと思った。新しい分野を開拓していく先生方の取り組みに感動した。
(4−8田村) |