校長のメッセージ | 48 |
和田 征士 | 平成16年9月16日 | ||
《 防災について 》
9月1日に2学期の始業式を行い、二学期が始まりました。この日は防災の日でもありますので、始業式の行事に引き続きまして、新宿消防署から担当の方においでいただき、中学校・高校生全員に対して、主として地震発生に関わる講話をして頂きました。
もう一度見直してみよう今日、9月1日は防災の日。いまから81年前の1923年(大正12年)のこの日に起きた関東大震災の教訓を忘れない意味と二百十日の言葉どおりこの時期に多い台風に対する心構えの意味も含めて1960年に制定されました。今日から一週間はクラスメイトや家族と防災について話し合い、確認する週間にしてください。 ◆防災は日々の積み重ねから◆
今日一日は大地震に備えた防災訓練が全国各地で行われます。政府は南関東直下型地震と東海地震を想定した訓練を実施、自衛隊や警察、消防が連携した広域応援訓練も実施するようです。
◆さて、本校の防災は?◆
それでは、質問です。校内には備蓄している食料は全生徒および教職員一人当たりおよそ何食分あるでしょう。 (ア.1食分 イ.3食一日分 ウ.9食三日分) 《答と解説》 本校は、遠距離通学の生徒が多いこともあって防災対策にはとりわけ力を入れています。校内には食料9食分、水3日分、簡易毛布を詰め合わせたセットがおよそ2400個あります。在校しているときに、大地震が発生して、電車が普通になり、道路が寸断されたとき、威力を発揮します。一般に大地震で寸断されたライフライン(鉄道、幹線道路、電気、ガス、水道等)はほぼ3日で復旧するといわれています。本校の地震防災マニュアルに基づき、鉄道や道路の復旧状況を見ながら安全が確認できた地域から順に帰宅する段取りになります。
◆避難場所までのシュミレーション◆
災害時の家族の集合場所はわかっていますか? まだ話し合っていない人は地域の広域避難場所などを参考にいくつかの集合場所を押さえておきましょう。本校の場合の指定の広域避難場所は戸山公園一帯になっています。しかしながら、本校では、被害の状況にもよりますが、教室やグラウンドを利用した校内待機を原則としています。
◆知っていますか?伝言ダイヤル171◆
地震など大災害発生時は、安否確認、見舞、問合せなどの電話が爆発的に増加し、電話がつながり難い状況(この状況を電話ふくそうといいます)が1日〜数日間続きます。先の阪神・淡路大震災では、電話ふくそうが5日間続きました。 ≪災害時伝言ダイヤル『171』利用方法≫ [伝言の録音方法】171⇒(ガイダンスが流れます) ⇒ 1(ガイダンスが流れます) ⇒ (××)××××(被災地の方は自分の電話番号) ⇒ 録音(30秒) 【伝言の再生方法】171⇒(ガイダンスが流れます) ⇒ 2(ガイダンスが流れます) ⇒ (××)××××(被災地の方は自分の電話番号) ⇒ 再生
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