校長のメッセージ | 4 | 和田 征士 | 平成14年10月15日 |
《 校内の草花造り 》 今回は先ず花作りの紹介をします。 本校は男子校でありますから、校内は殺風景であろうと想像されがちだと思います。実は専任の教員は、養護教諭ただ一人が女性で、他は男性ばかりであります。それならなおさら校内に柔らかみが薄いと思われがちです。 ところが校内に入りまして、前庭の向こう側は、2号館になりますが、2号館の前、前庭に面して季節の花を植え込んだ木製のプランターが10数個置かれています。門を入りますと向こうに綺麗な花*花が並び、印象的です。菊の刈り込みやサルビア、インパチエンス、アザレア等秋の日差しをいっぱいに受けて輝いています。校門の入り口にも幾つかの鉢が置かれています。この他にも、5号館の南側食堂への通路に面して花壇が造られ、植え込みがあります。 これらの草花の世話は先生方の有志が世話をしています。水やりその他のケアを交代で行っています。草花の緑は、私たちに心の潤いを与えてくれます。今度学校に来る機会がありましたら、そんな植物たちに目をやってください。先生方の有志は、「花と緑の会」を作り、他校の様子を見学に行ったりして、見聞を広めながら、草花作りに勤しんでいます。普段は教科の指導では妥協を許さない厳しさを備えた先生方ですが、こんな一面もあるかと思うと親しみが湧きませんか。 学習環境の大切さを重視している証拠ともいえます。 学校の最寄りの新大久保の駅の近くは、国際色が豊かでごみごみした印象がありますが、学校周辺は落ち着いた文教地区という感じになります。近くに早大工学部や、向かいには戸山小学校、校地の道路の向こうは戸山公園、隣は保善高校などがあります。校地は約21,500uありまして、山手線内では最大の校地を擁しています。グランドだけでも、約13,000uあり、正規のサッカーコートが優に確保でき、100メートル走も直線でできます。恵まれた環境といえます。 《 地学の野外実習 》 今回は水晶採集に出かけます。 中学1・2年生を中心に希望者がバス2台に分乗して出かける予定です。もっと多くの希望者がいたようですが、採集地が露頭ではありますが傾斜地のため、人数を絞らざるを得なかったと担当の先生から聞いています。山梨県塩山市では、かって水晶を採集できる場所がありましたが、採算がとれなくなり、今は閉山しています。しかし、そこでは水晶の小さい結晶が今でも見つかるそうです。出かけるのは11月初めを予定していますが、参加した生徒は水晶石を手にする夢が叶うと良いですね。参加する諸君は、水晶の組成や、どうして水晶が生成するのかなど、実物を手にしながらきっと地球の内部ににおける鉱物生成の神秘に触れる学習が出来るのではかいかと思います。 《中3高校進学試験》 中学3年生は、高校進学に向けて学力考査が行われました。他の学年は実力考査として実施されました。中3のこの試験は、9月中頃に行われ中3生にとっては高校に進学するための1つのステップとして位置づけられる試験です。本校は中高一貫ですが、中学校は中学校としてのカリキュラムを実施します。ですから、中3のこの試験も一つの節目になるものです。全員が高校に進学できることを願っております。 写真1葉・先生方の緑と花の会 |