校長のメッセージ  3 和田 征士 平成14年10月2日
 海城祭
 この校長メッセージは、月に2回の出す予定で進めておりまして、今回3回目になります。今回は「海城祭」の報告を中心に述べます。
 9月21日(土)及び22日(日)の2日間に渡り開催しました。
外から来てくださったお客様の数は、初日が5,500名余、二日目が8,000名余に達し、2日間で14,114名になりました。前年よりずいぶん多い方々がおいで下さり、感謝します。
 お陰様で、2日目夕方雨がぱらついた程度で、予定していました行事は滞りなく終了することができました。
 文化祭に各教室で使用する机やいすの数の調整や移動、展示場内外の清掃指示に至るまで、全て生徒の文化祭実行委員会が計画実施をしております。それだけに、鈴木聖一文化祭実行委員長を中心とする文実の諸君は、綿密な計画と実行力を発揮してよく働いていました。
 ここでは、総合的な評価というより、断片的な印象を述べたいと思います。海城祭につきましては本校のホームページの各部門で、ご覧頂くと幸いです。生徒会や、PTA、アルバム欄等をご覧下さい。
 今年入学した中学校1年生は、例えば、1年1組では、海城学園の歴史、沿革について調べました。沿革を模造紙に書き出し、模造紙何枚にもわたる大作を作っていました。何しろ111年にわたる歴史がありますから、発表に漕ぎ着けるまでには苦労も多かったと思います。でも、この作業をとおして、自分たちの過去の様子がわかり、これからの学習の足固めがしっかりできたのではないかと思います。
 次は、文化祭のもり立て役として、特に小学生の皆さんに人気があるように見えました「コリントゲーム」について触れます。正門を入った直ぐのところにある中庭の右奥にコリントゲームがあるのに気付いた人は多かったと思います。このコリントゲームは、もう数十年にわたって行われてきています。列に並んで実際にゲームに参加した人も多くおられたと思います。パチンコの機械をぐーんと大きくしたような装置の原型は文化祭実行委員会が引き継ぎ、数日前から組み立てが始まりました。「手作り」なのが人気がある秘密かも知れません。文化祭の期間中、並ぶ列が絶えなくて、この分だと来年またこのゲーム機制作に新しい文実の諸君が取り組むこと間違いなしと見ました。こういうアイデアが長い年月にわたって引き継がれていることに、私としては深い興味を覚えました。
 文化祭の期間中、入学相談の場所を設定しまして、担当の委員の先生がそれに当たりました。ここに掲げた写真では閑散としているように写っていますが、大勢の方が来てくださいました。私としては、お待ち頂く時間が気になりながら、一方ではご質問に丁寧にお答えすることも必要なことであると、相矛盾した感じを持ちました。多くの方がご来場下さいましたことに感謝しております。
 このような相談会は、今後も行う予定にしておりますので、ご参加をお待ちしております。具体的には、本校ホームページの「学校案内」の項目をご覧下さい。本校主催の学校説明会は、申し込み下さる方も多く、別設定の日も用意しております。また、先方の要請により、学校の説明や、入試相談も数多く予定しておりますので、詳しくは、本校の「メールマガジン」をお申し込み下さると、予定をご覧頂けます。会場によっては、そちらに参加することも可能と存じます。

池袋相談会
 来る10月27日(日)、東京私立中学高等学校協会主催による、池袋サンシャイン・シティーにおきまして、各私立学校によるブース形式の「相談会」が予定されております。事前の予約等は必要ありませんので、ご参加下さい。