第1回 高等学校 理科 興味と関心を引き出す 茂木教頭 | ||||||||||||
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授業の進め方 化学は、錬金術と不老不死の薬の追求から始まった | ||||||||||||
3年になっての最初の化学の時間は、化学が発達した歴史について「中世にヨーロッパで栄えた科学技術はどこで起こったと思いますか」 授業の導入はこんなところから始まりました。 答は「紀元前に、エジプトで栄えた科学的手法が、シリアを経て6世紀ころアラビアに伝わり、11世紀にアラビアがスペインを征服することによって、錬金術としてヨーロッパに入ったと言われています。」 「その証拠は?」 「錬金術はAlchemyといいますが、アル(al)の接頭語のついた化学関係の言葉は今でも多く使われています。例えば、アルコール、アルカリ、アルデヒドなどこれはアラビア語起源といわれています。」 この後、江戸時代の宇田川榕庵の書いた「舎密開宗(セイミみかいそう)」という日本最初の化学書の話(「セイミ」は「chemi」の音訳)や、日本の化学物質名の呼び方が、例えばNacl(塩化ナトリウム)の呼び方など「後ろから前」の形になったのは「漢文」の「返り点」を付けたからという話、更には薬の「丹」の話や、月に帰る「かぐや姫」から「不老不死の薬」をもらったお爺さんお婆さんが、それを燃やした山の名が「富士(不死)山」になったという「竹取物語」の話に及び、先生の博識の中から次々と興味深い話題が出る授業でした。 |
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生徒の反応 | ||||||||||||
高校3年1組 雨宮浩輔 受験に使わなくても興味関心が湧く 高3の授業は受験に直結するものでなければならず、私には化学は化学は不要なものである。しかし、生徒の興味 関心を中心に据える茂木先生の授業は、大変有り難く、嬉しいものである。 |
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高校3年1組 里見大空 目覚めのコーヒーのように爽やか 1時間目に化学の授業があるお陰で、その日の授業を最後まで楽しくやり遂げられます。 朝、目覚めの化学ですね、授業がわかりやすくていいですよ! |