teamおとめ山

研究成果を発表しました

日本地球惑星科学連合 2010年大会 高校生参加セッションでポスター発表しました。 38校が参加し、盛り上がりました。

詳しくは2009年ポスター発表のページ、2010年ポスター発表のページへ

おとめ山公園とは

おとめ山公園の湧水口
↑おとめ山公園の湧水口

おとめ山公園は新宿区立の公園で、昭和44年に新宿区立おとめ山公園になりました。私たちの海城学園から歩いて30分ほどのところにあります。
おとめ山公園は漢字で「御留山」と書きます。これは、江戸時代に将軍の狩場だったため、一般人の立ち入りが禁止されていたので「御留山」と呼ばれるようになりました。「乙女山」ではないのです!
ここには今でも湧水が湧出しており、東京の名湧水57選にも選ばれています。

teamおとめ山とは

都市化が進む都内にあるおとめ山公園には現在も残っている湧水があり、その湧水が公園内の環境にどのような影響を与えるのか調べることを目的としてチームおとめ山は立ちあげられました。
おとめ山公園の調査は基本的に毎週土曜日、生物部と合同で行っています。
地学部では実際に湧水の水質調査を主に行い、水温・pH・RpH・電気伝導度・流量などを測定しています。またあらかじめ公園内の数箇所に設置したデータロガーから連続的な温度データをとっています。
これからの課題は、湧水と周囲の環境との関係を調べることです。 また湧水がおとめ山公園に生息する生物にどのような影響を与えるのかも調査していきます。

調査結果

観測地点と項目

観測地点は以下のように定めました。(クリックして拡大)

観測地点

※おとめ山公園見取り図を改変
地点@〜Fで気温・水温・pH・RpH・電気伝導度を観測し、地点Aで流量を観測しています。
詳しくはポスターをダウンロードしてください。
ポスター発表のページへ

柿田川湧水巡検

私たちは、2010年3月に、柿田川湧水静岡県清水町にある柿田川湧水を見に行きました。この柿田川湧水は東洋一とも言われ、国道1号の横からボコボコ湧き出ています(右写真)。
この写真からは分かりにくいかもしれませんが、真ん中の黒い部分から地下水が湧き出ています。また、この川に少し長い筒をさすと、水が出てきます。これは、地下水の水位が地表より高いため、水が出てくるのです。
いつもおとめ山公園で観測している湧き水より、はるかに湧き出る量が多かったため、私たちにとって貴重な経験となりました。