気象観測
気象観測は学校のある月曜日から土曜日に行っています。
観測項目は以下のとおりです。
- 天気
- 雲量
- 気温
- 最高気温・最低気温
- 湿度
- 気圧
- 視程
- 風向・風速
また気温、湿度、気圧については百葉箱内においてあるデータロガーでも観測しています。
天文合宿移動時の気圧観測
私たちは2009年の夏の天文合宿の往復で気圧を測りました。新宿−高尾−小淵沢−清里間を,行きは1分ごと,帰りは1駅ごとに測り,そのデータと標高を入れたのが右の図です。これをみると、扇状地になっている甲府付近は標高が周りに比べ低いので、気圧が高くなり、標高が高い清里などは気圧がとても低いことが分かります。
東京タワーでの気象観測
2009年12月、東京タワーで気圧および気温の観測を行いました。東京タワーは土・日・祝日は階段で大展望台(150m)まで上れるようになっており、私たちはその階段を使い、データロガーを持って上り下りしました。
結果は上と同じように、上れば上るほど気圧が低くなりました(右図)。
これらのように、私たち地学部は、授業で習うことを実際に観測することで確かめているのです。
NHK気象通報
私たち気象観測班は、屋外だけでなく実験室でも活動をしています。NHK第2放送(基礎英語が放送されているラジオ局です。東京では693kHzです。)で放送される気象通報を聞いて市販の気象通報用の天気図に書き込みます。
気象通報は1日3回あり、9時10分・16時・22時放送されます。
その中で私たちは16時の回を聞き、天気図に書き込みます。何回かやって慣れてくると聞き漏らし無く書き込めるようになります。