学園ノート アーカイブ

 高校イギリス研修11


 7月19日に出発した「イギリス研修」ですが,今日8月2日に無事帰国しました。研修中,現地でお世話になったホルツ明日香さんから最終日の報告と写真が送られてきました。
 
 現地での明日香さんの存在は,参加した生徒たち(海城boys)にとって、とても心強かったのではないかと思います。もちろん,引率の本間先生・渡邊先生にとってもでしょう。
 
 明日香さんからの最終日の報告と写真をアップします。
 
                       <教頭 茂木 雅之>
 


モーバン8月1日。
 
 とうとうモーバンを去る日になってしまいました。
 
 朝7:30発と早い時間でしたが、ホストファミリーの皆さんにお見送りして頂きました。みんな、名残惜しそうにそれぞれのファミリーとサヨナラを言っていたのが印象的でした。
 
 バスに乗っても「あ、うちのファミリーこっちだ!」と反対側の窓に顔をつけて手を振るみんな。ホストファミリーの皆さんもバスが視界から消えるまで手を振って見送ってくれて、私も目頭が熱くなってきました。
 
 滞在中ホストファミリーからは毎日、「礼儀正しく、素晴らしいボーイズ」というコメントを沢山頂き、ホームステイ斡旋のジェーンさんも私もまるで我子を誇る気分でした。
 
 ヒースローに直行し、チェックインをして、私も皆とお別れでした。
 
 今年も海城Boysと楽しい2週間を過ごさせて頂き本当にありがとうございました。みんなの顔とキャラクターが分かり始めた頃のお別れはとても残念です。
 ヒースローへ向かう途中、日本の何が一番恋しい?と、皆に聞いたら・・・ごはん、御寿司、ラーメン、餃子、お風呂などなど・・・(私が普段恋しいものと一緒!)帰国後たっぷり楽しんでくださいね!!
 
 渡辺先生、本間先生、本当におつかれさまでした!
 
 みなさんのこれからの将来が、光り輝く素晴らしいものであることを心からお祈りいたします。
 
                          明日香
 

 

 

 

 

 
 


 高校イギリス研修10

 
 昨日すべてのプログラムが終了しました。今日は、ホストファミリーと過ごせる最後の日ということになります。別れを惜しみつつ、楽しい1日になってくれればと思っています。
 
 それではイギリス海外研修最後のご報告です。
 
十二日目 七月三十日(金)
 
 9時からいつも通り授業開始。正装であることを除けば、いつもと同じ感じです。本番を控えている緊張感というものも特になさそうで、リラックスした雰囲気で授業は進んでいました。
 
 12時で授業終了。モーバンでの授業がすべて終了したということです。後は本番のスピーチを待つばかり。ホストファミリーを前にしてスピーチを行うため、スピーチは皆さんが集まれる17時からのスタートとなっています。
 
 ここから16時30分まで長〜い自由時間です。ひたすらスピーチの練習をコンビで繰り返す者たち、もう余裕とばかりに外でサッカー・バスケに興じる者たち、街へショッピングへ繰り出す者たち、などなど。緊張の本番前をそれぞれに過ごしていました。
 
 16時30分、再集合。スピーチをする教室の設営、さよならパーティの準備、みんなで協力です。さよならパーティの出し物の練習もちょぴっとやって、さあいざ本番です。
 
 17時、スピーチ開始。グループA〜Dがそれぞれ教室に分かれて、同時進行で行われました。ホストファミリーが見守る中、スピーチがスタートします。彼らに与えられた時間は5分。その時間をフルに使いながら、素晴らしい発表が続きます。「日英の教育制度・教育環境の比較論」、「日英食文化の相違」、「日英の子どもの遊び比較」、などその内容はバラエティに富んだものです。内容もさることながら、驚かされたのが、彼らのプレゼン能力の高さでした。冒頭に必ず自分オリジナルのエピソードを差し挟んで、場を和ませてから、一気に自分の主張に入ったり、時に聴衆に質問を投げかけたり、と聴いてもらっている人を強く意識したスピーチは、例外なくすべてが素晴らしいものでした。ボクたちは、普段の彼らを知っているだけに、「この子がこんなに立派になって・・・(涙)」とちょっと感動の瞬間でもありました。みんな本当によく頑張りました。素敵なスピーチを聴かせてくれて本当にありがとう。

 




 



 


 18時15分、ホストファミリーと大ホールへ移動。修了式及びさよならパーティの開始です。ここは初日に対面式を行った場所です。時が経つのは早いもので・・・。
 
 まずは修了式から。グループAから順に名前が呼ばれ、一人一人が登壇し、担当の先生から修了証と成績が渡されます。壇上に上がってくる生徒一人一人の充実した顔がとても印象的でした。続いて生徒代表・先生代表それぞれからモーバンの皆さんへ感謝のスピーチが。代表の生徒のスピーチは実に見事でした。拍手喝さい。素晴らしかった。そして先生の方は・・・別の意味で湧いてましたね、海城boysが(苦笑)。あれが精一杯です (謝)。
 
 修了式が終わり、そのままさよならパーティへ。司会役の生徒の軽快な司会のもと、用意していた出し物を一つ一つ披露していきます。「ふるさと(英語詞バージョンです)」、“Let it Be”、そして「校歌」と3連発。たくさんの拍手をいただきました。そして渡英してから追加された演目、生徒有志によるクラリネットとピアノによる合奏、そして最後は生徒のクラリネット・ピアノ、そして明日香さん(ボーカル)によるアンジェラ・アキの「手紙」。日本語のわからないホストファミリーの方たちも、その歌声に聴き入っていました。
 
 濃密な時間を過ごし、生徒たちはそのままホストファミリーと一緒に帰宅です。

 




 




 




 

十三日目 七月三一日(土)
 
 冒頭お知らせしたように、今日は終日ホストファミリーと各自過ごす日です。楽しい想い出の最後の一ページとなります。明日みんなから話を聞くのが今から楽しみです。
 
☆☆さいごに☆☆
 
 ※☆☆今日の一品のコーナー☆☆は前回で終了です・・・。
 
 いよいよ明日帰国となります。この研修を支えてくれたすべての人たちに感謝しています。モーバンの人たちは本当に気さくでやさしい人ばかりでした。4人の先生方は気持ちのあったかい先生たちでした。そして滞在中海城boysはもちろんのこと、ボクたちの面倒も見てくださった明日香さんには特に感謝しています。明日香さんなしではこの研修はありえなかったと言うのがボクたちの偽らざる気持ちです。
 
 生徒たちは確実に男ぶりをあげて帰国します。日々一緒にいて、彼らの成長は目をみはるものがありました。ご家族の皆さん、息子さんの成長ぶりを楽しみにしていてください。
 
 帰国します。
 
                    <引率教諭 本間・渡邊>
 

 


 高校イギリス研修9

 
 先日、ホテルをお引っ越ししました。滞在してたホテルで大々的なパーティーがあるみたい。こじんまりとしていていい感じだったので少し残念。新しいホテルにも早く慣れたい今日この頃です。
 
 さて今回は、昨日実施された「バースへのバスツアー」の模様をお届けします。
 
十一日目 七月二九日(木)
 
 8時45分、スプラッシュ集合。今日は、担当の先生方も全員参加してくださいます。車中はいつもの感じで(笑)、バスはバースへ。片道で2時間ほど。ロンドン行ってるボクらにはもはや余裕ですね。
 
 11時、バース到着。バースについて少しご説明を・・・。
バースという地名は英語の風呂(Bath)の語源になったとも言われます。今から2000年の昔、古代ギリシャ人がブリタニア(今のイングランドの呼称)に侵入した折、この地に鉱泉を発見し温泉保養地を開いたのが、街の始まり。一種のレクリエーションセンター・情報交換の場・教養と社交の場といった様々な性格をもった施設だったみたい。18世紀に入ると、いわゆる上流階級の社交場として街全体が高級リゾート地化して、セレブの社交場として栄えたそうな。
 
 バスを降りて、街並みを眺めながら、一行はまず「ローマンバスミュージアム」へ。発掘されたローマ浴場の構造を活かした博物館で、発掘された彫刻・モザイクなどおびただしい資料が展示されていました。日本語の音声ガイドもあり、とにかく巡りやすい観光客にやさしい博物館でした。特に源泉を司る女神「ミネルヴァ」のブロンズ像頭部は必見。神々しいお姿に心洗われる思いでした。出口にお土産物やさんあり。この辺どの国も一緒ですね。海城boysがお土産を買う様は、「誘蛾灯に群がる蛾のごとし」です。ふらふら吸い寄せられていた者多数。いいお土産買えました?
 
 博物館を後にして、徒歩でバースの歴史的建造物(ザ・サーカス、ロイヤル・クレセント)巡りへ。先生方にいろいろ説明いただきました。自然との調和がとれていて、とても素敵でした。

 




 




 




 



 
 日本のお家芸(笑)集合写真を撮って、一旦解散。今日は自由時間が約3時間とたっぷりです。またいろいろ飲んだり食べたり買ったりしたんでしょうね。
 
 15時45分、再集合。16時、バスはモーバンへ。車中でクイズ大会開催。先生方の繰り出す質問がウソかホントかを答える勝ち残り制。優勝者には素敵なボディソープが贈られました。明日は素敵な香りをふりまいて登校してくることでしょう。
 
 予定通り18時にモーバン到着。明日はいよいよ研修の総決算の日になります。ゆっくり休んで明日に備えてほしいですね。

 



 
十二日目 七月三〇日(金)
 
 いつも通り8時45分、図書室集合。今日はプレゼンテーションの本番です。ホストファミリーの前で発表の予定。いつもは私服の海城boysも今日はバッチリ正装で決めています。ネクタイがなかなか結べない者、ブレザーに着られている者も若干見られますが・・・。大成功となるよう皆さんも祈っていてくださいね。次回がこのご報告の感動の最終回になります。待て次号。
 
                    <引率教諭 本間・渡邊>
 

 
☆☆今日の一品のコーナー☆☆
 
 ここまでかかるとは正直思っていませんでした。ついに食べましたよアレを。「フィッシュアンドチップス」。写真をご覧ください。圧巻のボリュームでしょ。「モルトビネガーをジャブジャブかけて食すのが本場流」と聞きかじった知識のまま、しっかりビネガーをかけて、いざ試食。衣はカラッと、中のお魚はふんわり、なかなかの美味美味。満足です。ただとにかくヘビー。食べるにつれ、お腹はあっという間にいっぱいです。そうなると持て余すのが、チップスなんだな〜。「絶対に残してはいけない」という親の言いつけを頑なに守り続けるボクは、その後食卓にあるあらゆる調味料を駆使しながら、完食を目指したのでした。量の多さに飲み込まれたのは滞在中これが初めての経験。美味しさとその量に完敗の夜でした。

 



 
 

 高校イギリス研修8

 
 いまだに言語能力にかなりの不安をかかえたままのボクにとって、テレビ番組はほとんど何を言っているのか聞き取れないのですが、唯一スポーツ中継だけがボクを楽しませてくれます。いろいろなスポーツを中継していますが、ボクの一番のお気に入りはクリケットです。ネットでルールを覚えたり、購入したボールとカレッジに転がっていたバットを使って生徒と実際にやってみたりするうちに、かなりこのスポーツにハマッてしまいました。どうやら日本代表チームもあるらしいので、帰国したら本格的にトレーニングを積んで、代表入りを目指したいと思っている今日この頃・・・。
 
 さて九日目のご報告です。
 
九日目 七月二七日(火)
 
 8時45分全員集合。みんなよくしゃべってます。日本語を使って話せるのを、心待ちにしてるんでしょうね〜。ホームスティ先での頑張りがうかがえるいつもの朝です。
 
 9時から12時、各グループで授業。金曜の本番に向け、プレゼンテーションの準備に各自余念がありません。担当の先生方に「この1週間での成長には目をみはるものがある」とのお褒めの言葉を頂戴しました。たしかに聞こえてくる各人の発表の声は自信にあふれ、堂々としたものになっています。彼らの頑張りもさることながら、限られた時間の中で、しっかり生徒の成長をアシストしてくれる先生方の力量を感じずにはいられません。本番の発表でそれぞれに与えられた時間は5分。ところが多くの生徒は頑張って内容をたくさん盛り込んできたため、今現在それをはるかに上回る時間になっている模様。まさに嬉しい悲鳴ですが、今日あたりはその絞り込みも必要となるんでしょうね。
 
 12時から12時45分、昼食。繰り返しますが、例のアレです。今日の午後は、ホストファミリーとのサッカー大会。早々に着替えて準備するもの多数。みんな何だかんだいって身体を動かしたかったんですね。

 




 
 13時、陸上競技場みたいなだだっ広い芝生の運動場へ。向こうにはテニスコート、そしてゴルフの打ちっぱなしも見えます。これ全部学校の施設って・・・。
 13時30分から16時まで、サッカー大会。海城boysとモーバンの皆さん(お父さん、お兄さん、お姉さん、そしてちっちゃい子どもたち)の混合チームを8チーム作り、総当たり戦(5分ハーフ)で覇を競いあいました。ボクたちも参加し(させられ?)、変な汗をかき続けました。生徒たちは、一緒に一つのボールを追いかけまわす中で、モーバンの皆さんとまた一つ距離を縮めていたような気がします。
 
 16時から16時30分、自由時間。サッカー大会の延長戦とばかりに、日本対イギリスの対戦に興じる者たち、ホストファミリーのちっちゃい子と一生懸命遊んであげる(もらう?)者たちと様々。見ていて微笑ましい場面でした。ボクたちは、自主トレで陸上のトラックを走る生徒と共に、止せばいいのにひとっ走り。スイスイ走る生徒の横を必死の形相で走る様をご確認ください。
 
 この後流れ解散で各自帰宅。

 




 




 



 

10日目 七月二八日(水)
 
 8時45分、全員集合。明日が「バース」へのバスツアーになるので、実質今日が発表本番までの最後の調整日になります。
 
 このご報告は、明日1回のお休みをいただきます。次回は「バース」へのバスツアーの模様を中心にお伝えする予定。待て次号。
 
                    <引率教諭 本間・渡邊>
 

 
☆☆今日の一品のコーナー☆☆
 
 毎日飽きずに「フルイングリッシュブレックファスト」を食べ続けるボク。ワタナベ先生に「鉄の胃袋」の称号をいただいております。ボクが同じものを頑なに注文する横でいろいろ試すワタナベ先生。今日ご紹介するのは、ワタナベ先生が先日食べていた「Grilled Kippers」という料理です。イワシの燻製を供する直前に焼いたものだそうです。
 
 出てきて一口食べた後、お魚さんに大量のレモンをかけるワタナベ先生。ちなみに彼は普段料理に絶対レモンをかけない人です。無言で食べるワタナベ先生。一通り食べた後、「しょっぱい、実にしょっぱい・・・」と一言。味は干物、食感は焼きそこなった焼き魚(失礼)とのこと。付け合わせのパンもお魚のエキスをたっぷり吸って、これまたいい感じ(苦笑)。
 
 初めてイギリスの「食」に弾き飛ばされた朝でした。

 



 
 

 高校イギリス研修7

 
 頼みごとがあって、夜ホテルのロビーへ。ワタナベ先生から、一日一つずつ試練を与えられるのです(涙)。で頼みごとを終えて部屋に戻ろうとすると、フロントのお姉さんが何やら笑顔で話しかけてきました。「ランチボックスがどうとかこうとか」と言っています。にこやかに、そしてはっきり “Yes, please!” と言ってあげました。やれたよオレ・・・。
 
 翌日、ボクたちのお昼ご飯はなぜか出てきませんでした(謎)。「←(謎)なんかじゃねえよ、本当しようがね〜な」とワタナベ先生。ごもっともです(謝)。
 さて八日目のご報告です。

 

八日目 七月二六日(月)
 
 8時45分、全員集合。ここでいろいろ生徒に聞くのが少し楽しみでもあります。今日印象深かったのが、馬で友だちの家に遊びに行ったという生徒のお話です。1頭立ての馬車に乗って車道を走る写真は衝撃的な絵でした。田舎道とはいえ、馬車が自動車と共存してる様が素敵でした。
 
 9時から、各グループごとに授業。金曜日のプレゼンテーションの日まで実はもうそんなに日にちがないのです。ということで各グループの先生方の指導スタイルに変化がみられました。「個別指導」、それが授業の中心となっています。「個別指導」と言っても、その中身も多様です。文字通り一人ずつ個別で指導していく先生。他の生徒はその間、自習をしています。またみんなの前で一人一人発表させてから、各人にコメントを加える先生。その際、他の生徒にも質問させたりと一体感を演出する趣向が感じられます。

 




 



 

 12時〜13時、昼食。今日も例のアレです。イギリスの人はとにかく日本で言うスナック菓子をよく食べます。お菓子というよりは、おかずという感覚なのかもしれません。
 
 昨日街で購入したクリケットのボールでキャッチボールしたくて、その辺にいた生徒に頼んで相手をしてもらいました。先生の我儘に付き合ってくれてありがとね。

 



 

 13時から15時。午後の授業です。午前からの続きですね。自分の番ではない間に、インターネットなどを使って調べ物をしている子たちもいました。
 
 15時から17時。ホストファミリーが17時に迎えにくる間、彼らは外でサッカーしたり、部屋でおしゃべりして普段は過ごしてるんですが、今日はみんなでモーバンの街に買い物に出かけてみました。22人の希望者を引き連れ、いざ街へ。自分勝手に出かけたりできない今の彼らにとって、ふらふら街を歩いたり、好きなもん買ったりなんて何気ないことが楽しいみたいです。中には主婦と見まごうばかりにスーパーで買い物してくる輩も・・・。1時間程度の自由時間を各自満喫していたようでした。

 




 



 

九日目 七月二七日(火)
 
 8時45分、全員集合。今日はスポーツディ。午後、ホストファミリーとのサッカー大会が予定されています。天候がチト心配ですが、晴れるといいですね〜。
 試合の模様は明日。待て次号。
 
                    <引率教諭 本間・渡邊>
 

☆☆今日の一品のコーナー☆☆
 
 実はボクたちはまだアノ一品を食べていないのです。「フィッシュアンドチップス」。なかなか機会がありません。でそれを求めて今回足を運んだのが、いわゆる「英国パブ」というやつです。結論から言うと、「フィッシュアンドチップス」にはお目にかかれなかったんですが・・・。「パブ」はまさに地域密着系です。「酒場」というよりは、近所の人たちのよい「社交場」という感じがピッタリの雰囲気。老夫婦が、お料理を前に仲睦まじく語らっています。いい感じです。その横で謎の東洋人コンビ(ボクたちです)も、料理を前に仲良く?語らっています。微妙な感じです。
 
 写真はその時食べたものです。「揚げ物祭り」のプレート(こちらでは大皿料理自体をplatterと呼ぶようです)に、「シーフードパエリア」のプレートになります。子どもが好きそうな味付けです。だからボクたちも大満足でした。

 




 



 
 

 高校イギリス研修6

 
 お久しぶりです。今日でイギリス滞在1週間となります。早いものです。
 
 さて今回は、先週の土曜日に行ってきたロンドンツアーの模様を中心にお伝えいたします。ロンドンまでバス(こちらではコーチと言います)で片道何と3時間!! 
なかなかの強行軍ではありましたが、思い出に残る1日となりました。
 
六日目 七月二十四日(土)
 
 8時「モーバンスプラッシュ(地元のプール)の駐車場に集合。各自、ホストファミリーの車で登場です。バスは一路ロンドンへ。途中、広大な牧草地でめいめいに草を食む羊の群れを見たり、どでかいキャンピングカーがズラ〜っと並んだ圧巻のキャンプ地を見たり、と移りゆく車窓の風景も趣深いものがありました。
 
 11時ロンドン市内へ。ここで日本人ガイドの稲垣さんと合流。一日ガイドをお願いしています。まず最初にバスを降りたのが、かの有名な「バッキンガム宮殿」。とにかくすごい人人人・・・。「渋谷と新宿と池袋が一気に攻めてきたみたいな(生徒談)」混みようでした。かの有名な衛兵さんの交代を間近で見ることに成功。寸分狂わぬ隊列は圧巻でした。
 
 天候にも恵まれたため、バッキンガム宮殿から、徒歩でロンドンの街をお散歩。格式高い教会の数々・ビッグベン・国会議事堂などを目の当たりにしながら、集合地の「ロンドンアイ(テムズ川沿いの大観覧車)」へ。観光旅行の定番、「記念撮影」は要所要所でしっかりと。


 




 




 




 
 ただいわゆる集合写真を各地で撮るというこのお約束事、やっぱり日本特有みたいですね。ボクたちを除いて、そんなことしてた人たち誰もいなかったです。物珍しいのか、集合写真撮ってるボクたちを写真に撮る人たちも少なからず。外国来てわかることって多いですね。
 
 時間の関係上、バス内で昼食。今日も例のアレです。ロンドン塔を眺め、バスは「大英博物館」へ。ガイドの稲垣さんを先頭に中へ。何日もかけて回る人もいるぐらい見どころは満載なれど、そこは時間との兼ね合い、一時間一本勝負でした。稲垣さんのお導きのもと、エジプト・ギリシャゾーンを見学。「ロゼッタストーン」「パルテノン神殿」「ミイラ」などなど、そのすべてが本物というのがスゴイですね。何でも持ってきちゃってるんだな〜と思ったりもして。大英帝国の威光が偲ばれます。


 




 




 




 
 17時ロンドンを出発。強行軍だから、帰りはグッタリ・・・と思いきや、とにかく元気、元気過ぎです。車中の3時間は濃密でした。途中生徒からのリクエストで、コーディネーターの明日香さんのミニコンサートも。明日香さんはプロのシンガーでもあるんです。松田聖子の「赤いスィートピー」に始まり、ユーミンメドレーなど、古今東西問わず。明日香さんの美声がバスの中に響き渡っていました。
 
 20時35分。モーバン到着。お迎えのホストファミリーの車で、各自帰宅。長い1日でした。ロンドンでのことを話題に、週末は会話に花が咲いたのではないでしょうか。
 

七日目 七月二五日(日)
 
 各自ホストファミリーと休日を楽しんだようです。地元のお祭りに参加した者、モーバンの名所旧跡を巡った者、近郊の街へショッピングに出かけた者、それぞれが休日を楽しんだようです。

 
                    <引率教諭 本間・渡邊>
 

☆☆今日の一品のコーナー☆☆
 モーバンの街が休む時間はとにかく早い(モーバンに限らないけど)。だいたい16時には商店街のほとんどの店はクローズします。慣れるとこれもまた良しですが・・・。
 
 そんな中、週末でも遅い時間でも空いてるボクらの強い味方が「ASK」、イタリアンレストランのチェーン店です。チェーン店強し。日本で言うと、「グラッチェガーデンズ(すかいらーく系のイタ飯やさん)」をちょっと高級にした感じかな。食事処を求め彷徨うボクたちの強い味方であります。


 




 



 
 

 高校イギリス研修5

 
 皆さんこんにちは。日本は、夏本番といった感じのようですね。こちらイギリスは、少し肌寒いくらいです。思えば遠くへ来たものですね。
 
 本日朝食で「black pudding」を食べてみました。「black pudding」は、いわゆる「プリン」ではなく、「豚の血を混ぜて固めた肉塊」のことでした。黒ゴマプリン的なデザートをイメージしていたボクとしては、そりゃもうびっくり。ただしその激しいギャップを除けば、味はまったく問題なし。美味しくいただきました。
 
 さて四日目から五日目(本日朝)までのご報告を・・・。

 
四日目 七月二二日(木) 〜つづき〜
 
 8時45分、全員集合。休み時間から授業に戻ってくる際に、少し時間にルーズな面があるとの指摘を受ける。そのことをみんなに告げ、注意を喚起する。ただし生徒に後でよくよく聞いてみると、どうも「再集合の時間の知らせ方」が、日本のそれとは少し違うことで、彼らの間で多少の混乱があったとのこと。たとえば「10時40分再集合」であれば、日本はそのままだけれども、こちらイギリスでは、「11時20分前」と言うみたいなのです。時間が告げられ、先生が退出する度に、「おい、結局何時集合なの?」とやってたようです。そのことを告げると一同皆納得のご様子。これでもう注意を受けることもないですよね?
 

 9時から教室で各グループ授業。今日は午後から現地高校生との交流会が予定されているため、各自質問したい内容を確認していました。「女の子はどのぐらい来るのかな〜」などという極めて男子高校生的な発言を繰り返す輩も。頼もしい限りですね。どんどん仲良くなっていただきたいものです。
 

 12時〜13時、昼食。おなじみのランチボックス片手に外を飛び回る者多数。元気で何より。芝生で現地の学生が輪になって何やらゲームに興じる様子を見て生徒たちが一言。「絵になるよな〜。」 たしかにその向こうでキャッキャッ言いながら球蹴りしてた海城boysの数倍は絵になってましたね・・・。
 

 13時から15時30分まで、現地高校生にインタビューのお時間。図書室に14名の善男善女が一人ずつ待機。そこに二人一組になった海城boysがインタビューに向かうという趣向。一人につき5分のインタビュー時間。それをひたすら繰り返すことで、14名全員とお話ができるという好企画。インタビューを繰り返すごとに経験値をあげていく海城boys。いい感じです。また繰り返すごとに、絶妙のコンビプレーをみせるコンビも。見ているボクたちも楽しくなるひと時でした。「日本語でI love you って何て言うの」って聞かれた子もいたようで。「何て答えたの?」と聞くと、「好きだ!!」と答えたとのこと。いいですね〜情熱的で。ちなみに覚えたこの日本語は、自分の恋人に対して使うとのこと。残念ながら、国際的なカップルの誕生とはいかなかったようで・・・。

 




 




 




 



 
 17時、全員ホストファミリーと共に無事帰宅。

 
五日目 七月二三日(金) 
 
 今日は一日、腰を据えて授業。明日はいよいよロンドンへのバスツアーのため、今週最後の授業となります。スピーチを中心とした「話す」授業になるみたい。
次回のご報告は、週明けになる予定。ずばりロンドン特集です。待て次号。

 
                    <引率教諭 本間・渡邊>

 
☆☆今日の一品のコーナー☆☆
 「イギリスは食事がね〜」などと散々言われてきただけに、変に構えていたんですが、それはまさに杞憂。本当に毎日「食」が楽しみの一つになっています。
 
 で今回は、少し趣向を変えて「料理」ではないものをご紹介。朝食のパンにつけるジャムの横にいつもあって気になってたんです、この「マーマイト」。「パンに塗るものなんだろ〜な」とは想像はついたものの、塗る勇気が持てず、今日を迎えてしまいました。「塗ってみろ」というワタナベ先生の後押しもあり、今朝初トライ。いい感じに粘り気があるところがまたボクの心を惑わします ・・・。でも味は、まったく問題なし。パンがおいしくなりました。甘辛い醤油せんべいのたれのような味かな。しょっぱいので、たくさんはちょっとですが、いいアクセントにはなるかな。明日からもじゃんじゃんパンに塗ろうと思った次第です。
 
 ちなみにいろいろ調べてみると、この「マーマイト」、イースト菌を発酵させた、いわゆる発酵食品のようです。テレビCMでは「Love it or Hate it」の決まり文句が有名みたいで、その点においても、日本でいえば「納豆」みたいな存在なんでしょうね。最近はマーマイト味のクラッカーとかビスケットとかも売っているようです。早速、すっかり行きつけになったスーパーに探しに行こうかな、なんて思ったりして。


 




 




 
 

 高校イギリス研修4

 
 テレビで天気予報を観ていて思うのは、イギリスはとにかく雨ばっか降ってるということ。イギリスのウェザーマップは、毎日ほぼ全域が雲に覆われています。きれいなお天気お姉さんは、「今日はヘビィレインです」と言っています。「ヘビィレイン」ってどれくらい??
 
 さて三日目〜今日(四日目の朝)までのご報告です。
 
三日目 七月二一日(水)〜つづき〜
 
 8時45分全員集合。ホームスティ二日目ということもあり、各家庭の「色」がみえてきたようで、生徒たちは「ウチの家族はこうだ、ああだ」という話で盛り上がっていました。ホストファミリーとのコミュニケーションツールとして活躍しているのが、「ゲーム」。任天堂のアレや、ソニーのアレを持ってる家庭が多いみたいですね。日ごろやり込んでいるせいか、そのゲームの腕で、ホストファミリーの人たち(特に子どもたち)の尊敬を集めている者もいるようです・・・。
 
 9時から、教室で各グループごとに授業。最終日に予定されているプレゼンテーションの準備に余念がありません。同業者として興味深いのは、4人の先生方の授業スタイルの違いです。生徒の発言の機会を増やすことを第一とし、先生自身もディスカッションの一員として振る舞おうとしている先生。最初はまずいわゆる講義調で進めた上で、一人一人に発言させる先生。手法は違えど、共通するのは、とにかく生徒たちが確実に会話を楽しむようになっていくこと。プロフェッショナルです。
 

 




 




 




 



 

 12時から13時。昼食。お天気お姉さんの言う「ヘビィレイン」どころか、典型的な青空の快晴につき、今日は外でランチです。芝にごろごろしながらのお昼ご飯は最高です。生徒曰く、「2学期から昼飯芝生で食おうぜ〜」と。・・・やめてください。

 



 

 13時から15時まで、午後の授業。取材のため、モーバンの街に繰り出すグループもあり。スーパーに行って、買い物している方たちにインタビューを敢行。いい経験です。

 15時から17時。ホストファミリーのお迎えが17時のため、その間は自由時間。サッカーをする者、仲間とおしゃべりする者、いろいろです。途中あんなに青空だったのに、突然の豪雨。お天気お姉さんごめんなさい。「ヘビィレイン」ってこのことだっのね。調子に乗って傘持たずに買い物行ったボクも、あっという間にずぶぬれでした。お天気お姉さんの言を全面的に信じていたワタナベ先生は、傘持参でほぼ無傷。ずぶぬれのボクを尻目に悠然と歩いていました。傘入れてよ・・・。

 



 
 ☆☆今日の一品のコーナー☆☆
 さて鳴り物入りで始まったこのコーナー。世界が注目しています。
 
 今日の一品は、ホテルの朝食で食した “kidneys” です。ボクたちが泊まっているホテルの食事のクオリティはかなり高度です。毎朝供される「フルイングリッシュブレックファスト」を楽しみにしています。その朝食のオプションとしてメニューに掲げられていたのが、この “kidneys”。 “kidneys” は、単語的な意味で言うと、「臓物」。臓物?? 気になるではありませんか。早速追加注文してみました。「後、 “kidneys”をください」とお給仕のお姉さんに告げると、お姉さんはニャっと笑い、厨房に消えて行きました。「何? 今の笑いは何?」 多少の不安の中、運ばれてきたのが、コレです(写真参照。お皿左上、トマトとソーセージの上の黒いヤツ)。わかりやすく説明すれば、焼き鳥屋で出てくる「レバー」ですね。ボクの周りだけちょっとした居酒屋の香りが・・・。ミルクティーと一緒にというよりは、吟醸酒とか合う感じですね。
 
 で気になるのは、「何の」「どこの」臓物かということ。聞いてみました、お姉さんに。お姉さん小首傾げて厨房へ。「し・しらないんだ・・・。」 数分後戻ってきてにこやかに一言。「それはラムの腎臓です」。
 
 明日は “kidneys” の下に書いてある “black pudding” を確認する予定です。待て次号。
 
                    <引率教諭 本間・渡邊>

 



 
 

 高校イギリス研修3

 
 野球部の快進撃を逐一ネットで追っていました。壮絶な打ち合いの末に敗れましたが、ベスト16は大善戦です! 野球部のみんな、ここまで楽しませてくれて本当にありがとう。
 
 こちらは三日目の朝をむかえました。生徒曰く、「やっと英語が少しずつ聞き取れるようになってきた」と。頼もしい限りです。相も変わらず神秘的な笑みを浮かべるばかりのボクとはえらい違いですね・・・。「1日1会話」、これがボクの当面の目標です・・・。
 
 さて今日も研修の様子をご報告申し上げます。

 
二日目 七月二十日(火) 〜つづき〜
 9時から、コーディネーターの明日香さんの引率による校内ツアーへ。校舎をバックに記念撮影をすませた後、広大なキャンパスをグルリと一周。総天然芝のクリケット場が3面、多目的グラウンドも3面と、驚きの広さにみんなただただ溜息をつくばかり。「この半分でもウチ(海城)にほしいね」と漏らす生徒たち。同感です。でも新宿じゃ無理だよな〜。休み時間に多目的グラウンドを自由に使う許可をいただき、みんな大喜び。楽しそうにサッカーに興じておりました。
 
 教室に戻ってきて、各グループごとに授業開始。テーマ別に4つのグループに分かれてグループディスカッション。先生方は、「ゆっくり」「はっきり」と話してくれます。みんなな〜んか楽しそう。いい感じです。
 
 12時から13時まで昼食。イギリスのお弁当(ランチボックス)って独特ですね。おっきなタッパーにサンドウィッチ・林檎・チョコレート・ポテトチップスが入ってます。

 




 
 どの生徒のも、そしてもちろんボクたちがホテルの人に作ってもらったのもすべて中身はほぼおんなじ。「伝統」ってヤツなんでしょうね。キャラ弁とか持ってたら、大注目なんだろ〜な。
 13時から、バスで市内散策。エリザベス女王も愛飲しているという名水、モーバンウォーターの源泉に行き、試飲したり、

 



 
 グレートモーバンの街並みを一望できるモーバンヒルに登ったり、

 



 
 となかなか盛りだくさんでした。
その後、モーバンが生んだ名作曲家「エルガー」(「威風堂々」の人です)のミュージアムへ


 




 




 
 バス内では、コーディネーター明日香さん、4名の授業担当の先生方が英語でわかりやすくガイドしてくださいました。本当にぜいたくなひと時でした。
 18時、解散。小雨降る中、ホストファミリーと各自家路に・・・。
 

 三日目 七月二一日(水)
 8時45分集合。皆元気です(笑)。今日は、1日授業です。グループによってはモーバンの街に出て、街の人々にいろいろインタビューするみたい。これから一緒についていくつもりです。今日はここまで。待て次号。
 
                    <引率教諭 本間・渡邊>


 
 ☆☆今日の一品のコーナー☆☆
 さて今回から始まりました人気企画? 引率教員が食したイチ押しの一品を画像つきで紹介していきます。記念すべき第1回の一品は昨日のディナーで食べたカレーです。イギリスとカレー、すぐには結びつかないかもしれませんが、インドやスリランカ、パキスタンなどからの移民が多いイギリスでは、カレーは、今や国民食といっても過言ではありません。授業担当の先生のお一人から紹介していただいたこのお店、本格的なインド料理が廉価で食せるモーバンでも人気のお店なのです。香辛料が織りなすハーモニーに舌鼓を打ちながら、楽しい夜は更けていったのでした。
 

 



 




 




 
 

 高校イギリス研修2


 イギリスに着いてから、一日が経ちました。コーディネーターの明日香さんにより、すでに第一報が届いたと思います。それに続く形で今回は、引率教員の本間が研修の模様をお届けいたします。
 
 一日目 七月十九日(月)
 8時30分に成田空港に集合。全員遅刻もせず。優秀優秀。まだ起きてないぼ〜っとした子も少なからず。そんな我が子を写真に残すお母さんたち。親心ですね〜。
 校長先生からご挨拶いただき、搭乗手続きへ。せっかく見送りにきてくれた家族に最後の挨拶を忘れる子も少なからず・・・。興奮し過ぎです。

 10時45分機上の人に。13時間はとにかく長い。みんないろいろ工夫して暇をつぶしていました。

 11時30分(現地時間だと15時30分、以降現地時間で表記)にヒースロー空港到着。近代的な空港の設備にびっくり。緊張?の入国審査は、ほぼノーチェックの子に、いろいろ聞かれた子と様々。とにもかくにも全員無事イギリス入りです。
 
 16時30分、バスで一路モーバンへ。途中トイレ休憩のため、高速道路のパーキングエリアに立ち寄る。水分補給のため、ミネラルウォーターを買い漁る生徒たち。イギリスでの記念すべき初お買い物です。
 
 20時モーバンカレッジに到着。ホストファミリーと対面。生徒代表小寺くん、先生代表渡邊先生がスピーチ。一人一人名前を呼ばれ、ホストファミリーとそれぞれ帰宅。引率教員も宿泊ホテルへ。対面式の様子は前回の第一報もご参照を。
 

 二日目 七月二十日(火)
 8時45分、モーバンカレッジに集合。早速打ち解けた様子で登校してくる者もいれば、まだホストファミリーの話が聞き取れず四苦八苦の様子の者もあり。焦らず少しずつ少しずつですね。

 校内見学ツアーの後、グループに分かれて初めての授業に。緊張しながらも、一生懸命な感じがいい感じです。
 
 午後から、モーバンの街散策に。詳細は明日。待て次号。
 
                    <引率教諭 本間・渡邊>


 




 




 




 




 




 




 




 




 




 




 




 




 




 
 

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