学園ノート アーカイブ

 中3修学旅行2日目

 10月26日(火),2日目午前中は平和記念公園を訪れました。

 7時半にホテルを出発し,平和記念公園での碑めぐりと平和記念資料館の見学を行いました,10人くらいに1人のガイドさんがついて,公園内の碑を巡りながら,それを前に原爆投下の爪あとや歴史を解説してくださいました。また,平和資料館では,原爆の被害にあわれた方の遺品や写真などを中心に,貴重な実物から感じ取るものがあったのではないでしょうか。

 その後,広島焼をみんなで食べ,新幹線にて広島を後にしました。午後は,岡山からバスに乗り換え,瀬戸大橋をわたり四国へ。讃岐うどんを食べて,こんぴらさんを参拝しました。今日の宿泊場所は鳴門。部屋から海の見えるホテルでゆっくり休んでください。

                         中学3年 学年担当

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平和記念公園での碑めぐり(現地で本物を前にした話は説得力があります)

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平和記念資料館の見学(原爆の恐ろしさを感じました)

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広島焼(広島駅周辺でちょっと早い食事ですが,前で焼かれると・・・やっぱり)

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讃岐うどん(食べてばっかりの気がしますが,しっかり完食していました)

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こんぴらさん(785段の階段を登りきりました)

 中3修学旅行1日目

 10月25日(月),中学3年生は修学旅行に出発しました。早朝7時半に東京駅に集合し,全員が無事,新幹線にて広島に移動しました。新幹線では,友達との談笑や車窓から見える風景などをそれぞれが楽しんでいました。
 
 広島駅到着後は,バスとフェリーで宮島に移動し,厳島神社に参拝後,宮島内で班別自由行動を行いました。少し小雨が降っていましたが,ひどく濡れることはなく,もみじ饅頭を食べたり,野生の鹿を見たりして楽しんでいたようです。
 
 その後,ホテルに移動し,平和講話を聴き,夕食となりました。講話では,熱心に聴こうとする態度をとれた生徒が多く,明日の原爆資料館や平和記念公園などの散策も含めて,自分なりの平和や核兵器などに関する知識や考えを持って欲しいと思います。
 
                          中学3年 学年担当


新幹線車内の様子


新幹線内でお弁当


宮島に渡るフェリー(厳島神社の鳥居が見えています)
 

厳島神社1(天気は小雨でしたが,雲が低く山にかかり,それも良い景色でした)


厳島神社2(海に立つ朱色の鳥居はやはいダイナミックな風景です)


宮島内を班別の自由行動(焼きたてのもみじ饅頭はいかがでしたか?)


広島での被爆体験の平和講話(左上は修学旅行委員長からの花束贈呈です)


夕食風景(1日お疲れ様でした)

 中学保健委員・普通救命救急技能認定講習

 今年度から保健部の企画として,保健委員になるべく救命救急の講習を受ける機会を設け,AED(自動体外式除細動器)にも触れてもらうことにしています。
 
 先日,中学保健委員35名と引率教員2名で,新宿消防署を訪ね,普通救命講習を受講してきました。AEDの使い方や心肺蘇生などの救命技能の基本を,約4時間の講習で体験的に教わりました。
 講習の最後には筆記試験がありました。見事全員が合格し,後日救命技能認定証が授与されました。

 


 

 


 

 


 

 


 

 


 

 
生徒の感想
 
 「心肺蘇生における胸部圧迫は想像以上に体力を使うことに気がついた。AEDが自分の住む地域のどこにあるのか気になるようにもなった。何かあった時のための心がまえができて非常に貴重な体験だった」(中学2年)
 
 「AEDを使うにあたっては,自分ひとりではなく周りの人の助けが必要だということを知り勉強になった。もしもの時も,人の助けを借りることをためらわず,落ち着いて今日学んだことを実践できたらと思う」(中学2年)
 
 教員にとっても非常に有意義な体験でした。最後になりましたが,協力いただいた新宿消防署のみなさま,本当にありがとうございました。

                        <保健部教諭>

 地学部がJST部活動支援に採択されました

 
 JST(科学技術振興機構)が行っている中高生の科学部活動振興事業H22年度に,本校の地学部の活動が採択されました。
 
 採択されたテーマは,「都市に残る湧水から水環境変化を探る〜湧水のモニタリング観測と保全〜」です。目的は,東京の各地で湧水が枯渇していく中、新宿という都心に残る湧水を長期的にモニタリングすることで、過去データとの比較などを行い,湧水の現状と変動要因の解明,今後の将来予測を目指しています。
 
 この支援を受けることで,これまで行ってきたおとめ山公園での湧水調査において,観測機器の充実,研究者との交流や成果発表の場の充実,地域の方への還元などの面で,さらにレベルの高い部活動を行っていきたいと考えています。


 なお,JSTより本校地学部が取材を受け,下記に紹介されていますので,ご覧下さい。


JSTサイエンスニュース・教員向けニュース2010.9.30配信
「湧水調査と中高生の科学部活動振興事業」
http://sc-smn.jst.go.jp/playprg/index/5766
 

上のリンクにある取材の際の風景です


参考:
中高生の科学部活動振興事業
http://rikai.jst.go.jp/kagakubu/
JST(科学技術振興機構)
http://www.jst.go.jp/
                        地学部顧問

 生物部 トトロの森で稲刈り

 9月26日(日)に生物部員7名で,埼玉県所沢市にある谷戸で稲刈りをしてきました。生物部では,地元の方々やトトロのふるさと財団が行っている谷戸の稲作に参加しています。昨年,12月から荒れた休耕田で「水田造り」を行い,5月30日に田植えを行いました。猛暑の中でも草取りを行い,ようやく念願の収穫を迎えることとなりました。
 
 まず,稲刈り鎌で,稲を刈りました。次に,刈った稲を直径15cmぐらいの束にして,縛りました。そして,その束を竹で作った土台にかける「はざかけ」を行いました。このはざかけをすることでお米を乾燥させます。流通しているお米のほとんどは,労力の面から「はざかけ」をしませんが,この「はざかけ」をしたお米はとてもおいしくなるそうです。これからの脱穀・精米が楽しみです。
 
 海城生徒が行ったSRI農法ですが,通常の農法と収穫量はほぼ同じでした。今回の反省を糧に来年もチャレンジしてほしいです。
 
 秋晴れの中で,生徒たちは楽しく作業をしていました。作業の途中では,宮崎駿監督夫妻がお菓子の差し入れをしてくださり,生徒たちも喜んでいました。

                       (生物部顧問)

 

 



稲刈り鎌で稲を刈ります。

 

 



中1から高1の先輩へ稲の受け渡し。

 

 



稲の束をひもで縛ります。

 

 



これが「はざかけ」です。


 

 




はざかけの前で宮崎監督と一緒に集合写真。

 
 


 119th 海城祭

 9月18日(土)・19日(日)の二日間,海城祭が行われます。
 
 今日は朝から海城祭準備ということで,実行委員の生徒が中心となって慌しく動いています。昨日は雨で,気温も低く準備もままならなかったようですが,今日は天候も回復し,十分準備にかかれると思います。
 
 今年の海城祭は「We are the World ! 〜生まれるものは無限大」というテーマで,海城生が互いの力をあわせて作り上げることで「無限大」の意味を持った海城祭が出来上がり,また,それをご来校いただいたお客様にじっくりと見てほしいという思いが詰まっています。
 
 119回目の海城祭,ぜひ,ご来校ください。
 
                       <教頭 茂木 雅之>
 
 



海城祭のパンフレット


 「Sand for Students 砂から見える地球の歴史」に地学部が参加

 8月10日(火)と12日(木)に、独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)が主催する「Sand for Students」に本校地学部が参加させていただきました。
 
 「Sand for Students」は,文部科学省とアメリカ国立科学財団が主導する統合国際深海掘削計画(IODP)のアウトリーチ活動として,地球深部探査船「ちきゅう」を運用する海洋研究開発機構が(JAMSTEC)実施している参加型プログラムです。東京での実施例はまだなく,今回,普段から調査をしている多摩川を対象に,海洋研究開発機構に実習をお願いしました。10日に多摩川(二子新地駅周辺)へ出かけ,川原のレキの同定方法,砂や砂の中の重鉱物を採集しました。
 
 その後,12日には,実体および偏光顕微鏡を用いて試料を観察し,どんな種類の鉱物が含まれているかなどを観察しました。
 
 さらに,このような方法で砂からどのようなことが分かるのか,また深海掘削の話などを,JAMSTECのIODP推進・科学支援室 小俣珠乃博士に講義していただきました。砂を詳細に分析することで,色々な地球科学の知見が得られることがわかったのではないでしょうか。
                               地学部顧問 


まずは川原のレキの種類を観察中
 

重鉱物を集めるため,椀(わん)がけをしていす。


軽い鉱物は椀がけで流れ,重い鉱物が残ります。


多摩川の川原で記念撮影


実体および偏光顕微鏡で多摩川の砂を観察中


講師の先生による堆積物や海底掘削の講義


多摩川の砂に含まれていた鉱物(一番左のピンク色のものはガーネットです) 


参考HP
参加型アウトリーチプログラム Sand for Students 砂から見える地球の歴史
http://www.jamstec.go.jp/chikyu/sand/ja/index.html

 生物部員2名がメダル獲得!

 
 日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010」第二次試験

    生物部員2名が,銀メダル,銅メダルを獲得。

 
 8月19日(木)〜22日(日),筑波大学にて日本生物学オリンピック「生物チャレンジ2010」第二次試験が行われました。
 
 本校からは,高校3年の生物部員,冨永雄介君と田沼欣樹君が参加,まず7月18日(日)の1次試験(筆記試験)を2名ともパスし(受験者約2200名のうちの78名のみが二次試験に進出),3泊4日の二次試験(実験試験)に臨みました。その結果,冨永君が銀メダル,田沼君が銅メダルを獲得しました。なお,78名のうち,上位10名が金メダル,以下銀メダル10名,銅メダル20名だそうです。
 
 生物学オリンピック向けの対策を全くしていなかった2名ですが,生物学の知識が豊富な上に,これまでの生物部での活動で,基本的な実験器具の扱いや生物学的な考え方に慣れていたことがメダル獲得につながったのかもしれません。
 おめでとう!
 
                     <生物部顧問>
 

 



 



 

受賞者の声
 
 冨永雄介君(銀メダル)
 「生物好きの仲間と出会えたので,この大会に出ることができて本当に良かったです。」
 
 田沼欣樹君(銅メダル)
 「実験試験は,これまで使ったことのないような器具も使い,自分の実験結果から考察し答えを導き出す形式でした。今までにない体験ができました。」

 
 

 防犯演劇ワークショップ

 
 7月17日と23日に、講師として「あんぜんファンフェアーズ」というユニットで活動されている、武田信彦さん、田野邦彦さん、わたなべなおこさんをお招きし、演劇的な手法を用いて体験的に防犯について学ぶ「防犯演劇ワークショップ」を主に中学2年生、3年生の希望者を対象に開催しました。このワークショップは1学期に中学2年生で行った、演劇的な手法を用いた「コミュニケーション授業」の延長上で企画したものです。
 「あんぜんファンフェアーズ」は、防犯活動の専門家の方と、演出家・ワークショップデザイナーの方が集まったユニットで、「安全のためのワークショップ」を開発されています。先日、小学生や親子を対象にした体験型の安全教室「あんぜんパワーアップセミナー」で、第4回キッズデザイン賞を受賞されました。

 




 




 




 




 



 

 参加した生徒の感想です。
 
 「防犯に必要なことを楽しく学ぶことができた。」
 
 「護身術を覚えることができて面白かったし、まずはその技を使わなくてすむよう危険に出会わないように心がけるべきという考え方にも納得がいった」
 
 「自分の身を守るためにも、他人とうまくコミュニケーションをとる必要があるということが理解できた」
 
 「実際に体を動かしながら勉強できたので、またこういう活動をやってみたい」
 
 活動の中には、街で実際に起こりうる「危険」から逃れるための行動を、そのような場面を想定した演劇を作りながら学ぶようなものがありました。この点については、次のような感想がありました。
 
 「劇でやってみることで、実際に街でトラブルになりそうになった時に、どういう気持ちになるのか想像できた」
 
 演劇を使って擬似的に危機を経験することによって、生徒たちが実際の現場を想像することができたのは大きな意味があると考えました。
 
 「劇ではうまく危険から逃れられたけれど、もし本当にトラブルに巻き込まれたらうまくできるか不安にもなった」
 
 このように、実際にそのよう状況に遭遇してしまったら「うまく対処できないかも」と「不安」に思う経験は、日常的な防犯意識の高まりにつながるように思いました。そのような思いを想像すること自体に意味があると考えます。
 
 教員にとってもいろいろと勉強になった2日間でした。「あんぜんファンフェアーズ」のみなさん、本当にありがとうございました。
 
 追記 「あんぜんファンフェアーズ」のみなさんのブログで、今回の授業を取り上げていただいています。http://maruta.be/anzenfunfairs/21
 
<担当 中村 陽一>
 
 

 中学2年生 コミュニケーション授業3

 
 大変遅くなりました。今年度「児童生徒のコミュニケーション能力の育成に資する芸術表現体験事業」の一環として、講師に俳優・ワークショップファシリテーターのすずきこーたさんをお招きして行った「コミュニケーション授業」。その第3回の様子をお知らせします。
 
 第3回目では、前回書いた「聴き書き」をもとにして演劇の場面を作り発表しました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 初めての試みでしたが、生徒たちにとって非常に大きな経験となったようです。
 最後になりましたが、講師のすずきこーたさん、お話をうかがわせていただいた方々に、この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

                      <担当 中村 陽一>
 
 


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