学園ノート アーカイブ

 図書委員会 文化フォーラム参加

 高校図書委員会は12月15日(土)、学習院高等科で行われた「文化フォーラム」に参加してきました。文化フォーラムとは、複数の学校の図書委員がいくつかのテーブルに分かれ、決められたテーマについて議論し、最後に各テーブルで話し合われたことを発表し合うというものです。
 今回の文化フォーラムには海城と開催校の学習院のほかに埼玉県立浦和・同県立浦和西・十文字・成城の計6つの高校が参加しました。取り上げられたテーマは、《これからの「読書」を考える〜電子書籍がもたらす変化〜》と題して、主に電子書籍と紙媒体の本の利点欠点、両者の共存について議論されました。
 最近はさまざまな電子書籍リーダーが発売され、販売書籍数もかなり増えてきました。電子書籍には多くの本を手軽に持ち運べるなどの利点はありますが、一方でリーダーの価格が高い、液晶画面をずっと見ていると目が疲れる、といった欠点もあります。一方紙の本は液晶よりは目が疲れにくく、リーダーが壊れたり、データが消えてしまうこともないので、電子書籍に比べて保存性に優れているといった利点があげられました。また、紙の感触やインクのにおいを嗅ぐことが出来る、ということでこだわりを持つ人も多かったようです。共存していくかどうかについては、内容によって棲み分けがなされるのではないかという意見がありました。
 今回は比較的身近なテーマであり、なおかつ紙の本に直接かかわる立場にある各校の図書委員が持論をぶつけ合い、白熱した議論になりました。また、他校の図書委員と交流する機会はそう多くないことから、それぞれこの貴重な機会を楽しんでいる様子でした。
(図書館部)


〈見学1〉


〈見学2〉


〈海城参加者〉


 中1生&高1生・数学コラボレーション企画「多面体の部屋」開催

17日午前8時半より「多面体の部屋」が開催されました。これは、高1有志が、中1有志に対してレクチャーを行う実験的な試みです。
今回は、「折り紙の名手」である高1井上立之君をメイン講師として迎え、中1有志約20名に対し、「(トゲ付き)ねじれ正12面体」(写真1・井上君作成)を折り紙での作製を伝授するものです。
このねじれ12面体は、実に頂点の数60、辺の数150、面の数92という「大物」です。
まずは、井上君作成によるオリジナル教材により、オイラーの多面体定理を復習しながら、この立体の性質を解き明かすことからスタート(写真2)。そして、先輩有志の指導(写真3)により、作製に必要な折り紙の「ユニット」が続々と作られていきます(写真4)。とはいえ、実に210個のユニットが必要ゆえ、仮に1個を30秒で折ったとしてもおよそ2時間かかるという、まことに根気を必要とする作業です。井上先輩直伝による作業に笑顔も出る中1生(写真5)たち。あらかた必要なユニットを作成したところで丁度お昼。


〈写真1〉


〈写真2〉


〈写真3〉


〈写真4〉


〈写真5〉


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 中学2年 第2回 理化学研究所の見学会

 12月17日(月),中学2年生の希望者は,埼玉県和光市にある理化学研究所を訪れました。前回,参加希望者が多く抽選となったので,再度,第2回の見学会を企画しました。第2回の見学会でも,前回同様,最先端の研究現場に触れることできました。
 まずは,AVホールにて理化学研究所の概要をお聞きしました。その後,RIBF棟に移動して,先日,ニュースとしても大きく取り上げられた113番目の新しい元素発見について,迫力ある3D映像を見ながら説明を聞き,仁科加速器研究センターのRIBF施設を見学しました。加速器関係の施設では,113番元素の発見に関わられた森田超重元素研究室の研究員の方々に案内をしていただき,大変,貴重な経験をさせていただきました。
 最近,トピックの多い原子核物理学に関するテーマで見学ができ,すべてのことが理解できずとも好奇心や興味は広がったのではないでしょうか。教科書やTVではなく,実際の研究現場と研究者を目の前にして,とても有意義な時間を過ごせたのではないでしょうか。今後の進路決定や将来に役立ててくれればと思います。                   (中学2年 学年会)

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 第2回海城&YSFH数学交流会

去る11月10日、横浜市鶴見区のYSFH(横浜サイエンスフロンティア高校)にて記念すべき第1回交流会を行った我々は、12月15日の午後、YSFHの皆さんに本校へお来し頂き、参加生徒15名を以て、第2回の数学交流会を行いました。以下はそのプログラムです:
1.階乗進法とその拡張(山口哲君、海城)2.母集団が無限の確率をグラフを用いて導く(巴統哉さん、YSFH)3.ウラム螺旋とペル方程式〜その後の進展〜(増田卓斗さん、YSFH)4.ガロア理論概説その1〜群論とはなにか?〜(恩田直登君、海城)5.フリートーキング。
まず、19世紀末に源流があるという階乗進法に対し、それの拡張(写真1)を試みる山口君(写真2)。聴衆にとっては新しい概念だけに、丁寧に説明がなされます(写真3)。応用例については今後の課題です、と語る彼に、「それは暗号にこそ応用すべきではないですか。是非試みてみたいです」との発案が本校の井上立之君からなされ、なるほど言われてみれば、と聴衆一同が興奮。ことに、発表者の山口君が一番興奮し、早速、井上君とのジョイントワークを討議していました。こういったやりとりは、交流会ならではでありましょう。彼らの即断即決も心地よく、なにより目を輝かせて語らいあう若人の姿を見ることができるのは世話人として無上の喜びです。

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<写真1>

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<写真2>

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<写真3>

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 高校生活最後の授業

 本日で2学期が終了しました。
 高校3年生の3学期は選択授業になるので、皆で受ける
授業は今日で最後となりました。高3体育は受験勉強のス
トレス解消でかなり盛上がっていました。数名怪我が出た
のは残念でしたが、心身共に健康に繋がったかなと思いま
す。この顔を見て下さい!良い笑顔!これで受験への戦闘
体制が整いました!今年の高3もやりますよ!

空き時間の関係で撮影出来たクラスのみ掲載しました。
ご了承下さい。
(高3体育担当 関根)

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 古典芸能部報告「第一回海城寄席in百人町児童館」

本校の文化祭における催事のひとつとしてご好評を頂いております「海城寄席」。
その海城寄席にご来場いただきました方より、本校より徒歩5分に位置する百人町児童館への「出前寄席」のご依頼を頂戴いたしました。
日頃、なにかとお世話になっております近隣の皆様への報恩を、そしてご交流をと念願していた我々ゆえ、ご依頼に一も二もなく飛びついた次第です。
11月28日(水)16時より1時間の予定で開始した第1回の出前寄席(写真1)。小学生の皆さんと保護者の皆様を中心に、実におよそ70名ものお客様にご来場いただきました。
まずトップバッターは中1の藤田君(高座名は志ん米)。落語を始めてまだ半年という彼ですが、堂々たる高座ぶり。“師匠”である高1の和座君直伝の「牛ほめ」で場内の爆笑を誘います(写真2)。
それを受けて、高1の浅井君(高座名は翔太郎)は満を持して、小学生用の“秘密兵器”である「ん廻し」を熱演。ポケモンなども飛び出す彼のオリジナリティで、首尾よく場内を沸かせました(写真3)。


〈写真1〉


〈写真2〉


〈写真3〉


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 地学部 朝日中学生ウィークリーに掲載

 地学部の活動の様子が,朝日中学生ウィークリーに掲載されました.詳しくは,本校HPの最新情報一覧をご覧ください.
(http://www.kaijo.ed.jp/update.html)
 ■2012年11月27日(火) 「朝日中学生ウイークリー(11月25日号)」に本校・地学部が紹介されました(PDF)


 地学部 JpGU(日本地球惑星科学連合) 2012年 秋の公開講演会 参加

 11月25日(日),地学部は,東京大学本郷キャンパス小柴ホールで行われたJpGU(日本地球惑星科学連合) 2012年 秋の公開講演会に参加しました。
 地球惑星科学(地学)は,太陽系の起源と進化を探り,地球史46億年の変動と進化,現在の地球の姿の解明を目指す基礎科学であり,地震や津波,火山噴火,気象災害,地球環境変動など,私たちの社会と密接に関わっています。この講演会では,富士山噴火など災害にみられる基礎科学の役割とその課題について考え,オーロラや恐竜の科学成果と将来の夢について解説することを目的に,JpGUによって企画されました(http://bit.ly/Nfy9aj 参照)。
 各分野で活躍されている有名な熱い先生方の生の講義を聴くことができ,先端科学の知識はもちろん,多くの刺激を得たのではないでしょうか。また,この機会に合わせて,東大総合博物館を見学したり,一緒に講演会に参加した神奈川県立相模原青陵高校の地球惑星科学部の生徒と学食で食事をして交流を深めたりもしました。
                                地学部顧問

JpGU 2012年 秋の公開講演会
http://www.jpgu.org/whatsnew/20121125JpGU_sympo/index.html



小柴ホールで行われた講演会会場の様子。とってもよい会場で貴重な話を聞くことができました。

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 地学部 3校(武蔵・桐朋・海城)合同発表会

 11月23日、地学部地質班は私立武蔵高校で行われた合同発表会に参加しました。これは武蔵高校の地学部部長を中心に、生徒たちが企画・運営したもので、今回はその第1回です。目的は主に、部活間の交流・情報交換をすること、各部の研究が進展するような議論をすることです。

海城はトップバッターでの発表

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 清真学園SSH発表会訪問の記

先週のYSFHさんに続き、SSH数学ツアーの2週目として17日(土)に、茨城県の私立清真学園さんを訪問いたしました。先週同様、編集子が8月のマスフェスタで知己を得た同校高2の井上滉士さんを介した訪問で、井上さんの担当教員である法貴先生ならびに、数学科主任の大津先生に御尽力賜りました。 
この日は丁度、動向のSSHの中間発表会(写真1)で、大学の先生方も審査員として多数来校されていました。開始が九時半ゆえ、本校生徒の参加が叶わず、編集子ひとりでの訪問となりました。


〈写真1〉

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