学園ノート アーカイブ

 中3海外研修 4日目

土日は各生徒ともホスト・ファミリーと一緒に過ごします。


朝食もセント・ジョンズベリー・アカデミーのカフェテリアばかりでは味気ないということで、街のダイナー(アメリカ北東部的なレストラン)に食べに出てみました。
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生徒たちがホスト・ファミリーのところで食べているであろう典型的朝食、ということで、パンケーキを頼んでみることにしました。値段は↓こんな感じ。
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肉やらポテトやらとがっつり朝から食べたい人には↓こちら。
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そうして出てきたパンケーキがこんな感じ。
(;゚д゚)ポカーン
   ・・・。
もちろんシロップはバーモント産のメープル・シロップです。
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「Heritage」を頼むとこちらが。
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しばらく歩けないほどお腹いっぱいになったところで、ちょっと街を散策してみました。


いわゆる「アメリカ的」な食事に飽きたら、「マルちゃん」(by東洋水産)があるじゃない!
街の雑貨屋で発見しました。
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セント・ジョンズベリーにはマクドナルドがあります!
バーモント州の州都モントピリアにはマクドナルドがないんだから、そこよりは都会ってことだね。
というジョークに多用されるそうです。
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マクドナルドの旗と一緒に掲げられているのはバーモント州の州旗。
ここ以外にもそこかしこに州旗が。
やっぱりアメリカって「合州国」なんですね。
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街の中心にあった鉄道駅は、今では日に数本の貨物便しかなく、街の観光案内所かつ憩いの場として使用されていました。
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土曜日日曜日と生徒たちはホスト先で英語漬けを経験することになります。
それがまた彼らを一回り成長させてくれることでしょう。

 地学部 Astro-HS全国フォーラム & 光害シンポジウムに参加

 3月24日(日),地学部天文班は,市民会館おおみやで行われたAstro-HS全国フォーラム2013と,大宮ソニックシティ会議室で行われた光害シンポジウムに参加しました。
 午前中に参加したAstro-HS全国フォーラム交流会は,地学部で参加しているAstro-HS(高校生天体観測ネットワーク)の交流会で,各校が普段の活動や成果を短くまとめ発表し,共有しました。我々も活動をまとめ紹介しました。OBやOGからのお話もあり,仲間の頑張り,この活動を通しての将来像など,良い交流の機会になったと思います。
 また,午後は光害のシンポジウム「夜空の明るさを考える」に参加しました。光害(ひかりがい)とは,街の人工的な明かりにより,空が明るくなり星が見えにくくなったり,生物へ影響が出たりという心配がされています。天文班では,最近,一宮高校のコアSSHに参加して,夜空の明るさを調査し始めています。今回もこれらの交流会やシンポジウムで有用な情報や交流ができたようです。新宿という光害の影響が大きいであろう地域にある学校として,貴重なデータや研究ができればと考えています。また,シンポジウムの個別発表では,高校や一般団体の取り組みが発表されました。また,途中の進行も高校生によって行われるなど,我々も見習いたい部分がたくさんある有意義な時間でした。

参考:光害シンポジウム「夜空の明るさを考える」
http://sympo2013.darksky.jp/


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 中3海外研修 3日目

3日目はセント・ジョンズベリー・アカデミーの成績処理のため学校はお休み。1年4学期制で、金土日と第3四半期と第4四半期の間、ということのようです。つまり木曜日までが3学期、月曜日からが4学期、というわけですね。

そういうわけで、カナダ国境近くのジェイピークというリゾートに生徒たちとホスト・スチューデントたちと行ってきました。

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一昨年できたばかりの新しい施設だそうです。
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最高気温-2度という外気でも施設の中は十分な暖かさ。サーフィンやボディーボードだって体験できます。
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ランチをホスト・スチューデントと語らいながら。
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英語を使う環境に自分を置こうとするのって大事ですよね。
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とはいえ、やはり言語の壁を越えるにはスポーツが一番!?
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日米入り交じって2時間以上のバスケ大会になっていました。
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帰路のバスはみんな疲れてぐっすりでした(引率教員も)。


さて、土曜日日曜日と海城生は皆ホスト・ファミリーと各々の週末を過ごします。
日曜日にはホスト・スチューデントと一緒にダートマス大学フィールドホッケー部のクリニック(講座)を受けるんだー、と語っていた生徒もいました。
皆はどんな週末を過ごしたのかを月曜日にでも聞き出してみたいと思います。

 地学部 TSEF2013 首都圏オープン生徒理科研究発表会に参加

 3月23日(土),地学部地質班・気象水文班は,早稲田大学8号館にて行われたTSEF2013(地球・環境・物質・エネルギー・生命・人間に関する生徒研究発表会)に参加しました。この発表会は中高生が気軽に発表できる場を作ることで,平素の活動における取り組みの活性化や発表練習の場を提供することが目的です。部員によっては初めて本格的に参加した部員もおり,周囲のレベルの高さ,発表会の雰囲気,プレゼンの仕方など,色々なものを学べたのではないでしょうか。発表内容は以下の通りです。


*発表テーマ(発表者に◎)
片山健太郎(中3),瀧下恒星(高2),小野寺祐樹(中3),清水彬光(中2),◎鈴木智仁(中2),「新宿区おとめ山公園での湧水調査〜地下水位・降水量との関係を探る〜」poster
◎小野寺祐樹(中3),片山健太郎(中3),古賀悠人(中1),◎加藤翔太(高1),中田雄一(高2)「ポットホールの成長過程における形状の違い」poster
◎石井謙介(中2),山崎凌(中2),法兼佑泰(中2),古賀悠人(中1)「リップルマーク〜ペットボトルによる実験〜」



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 地学部 第15回 天文学会ジュニアセッションに参加

 3月23日(土),地学部天文班は,埼玉大学行われた日本天文学会2013年春季年会 第15回ジュニアセッションに参加しました。ジュニアセッションは,天文学を研究している全国の高校生が研究発表を行うイベントで,これまでで最多の81件の研究発表がエントリーされたようです。地学の教員でも,専門でなければ難しい研究が続き,この発表会のレベルの高さを感じました。地学部の天文班では,ようやくいくつかの発表会で研究発表を行えるようになってきており,是非,今後は,このジュニアセッションを1つの目標にやっていきたいと思います。



1 天文学会ジュニアセッションへ参加。埼玉大学正門前で記念写真。


2 口頭発表の様子。全国からたくさんの天文に興味を持っている生徒が集まって規模の大きな発表会です。

 地学部 生命の星・地球博物館見学

 3月22日、地学部は、神奈川県立生命の星・地球博物館に見学に訪れました。これは、地学オリンピック2次予選の勉強会として企画されたものです。

アンモナイトの密集した岩をつなぎあわせ、復元した地層に見入る生徒。アンモナイトだけでなく、ベレムナイトや二枚貝、巻貝などの化石も見られました。
     
         

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 中3海外研修 2日目

今朝は、ホスト・ファミリーのうちで朝食を食べてくる生徒もいるし、学校のカフェテリアでホスト・スチューデントと一緒に朝食をとる生徒もいるし(アメリカの学校では朝食を出してくれるところが多いようです)、と早速それぞれの2日目をスタートさせていました。
ただ半数程度の生徒は「緊張で寝れなかった」「ホスト・ファミリーと会話が続かなかった」などとしょげていました。
とはいえ、海城の生徒同士で群れ始めると明るくなるので、良いのやら悪いのやら・・・。


さて、今朝はセント・ジョンズベリー・アカデミー伝統のチャペルでの朝会で、海城の国際交流団のご紹介をいただきました。交流団を代表した伊得くんのウィットに富んだスピーチでは、狙ったとおりに笑いが取れていました。
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前校長先生の格式高いスピーチを日本語に訳してくれたのは、セント・ジョンズベリー・アカデミーに留学中の日本人学生さんでした。彼/彼女たちはこの後のキャンパス・ツアーの案内役も買ってでてくれました。
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IDカード用の写真撮影の様子です。午後には全員のIDカードが完成して手渡されました。
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女子生徒2人が案内役をしてくれていたグループのキャンパス・ツアーの様子です。皆恥ずかしがって下を向いていました。せっかくなのに・・・。
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セント・ジョンズベリー・アカデミーの歴史を教わっているところ。
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キャンパス・ツアー終了後、2時間目から生徒たちはホスト・スチューデントに付いて各授業へと散っていきました。


お昼休み、カフェテリアでホスト・スチューデントと昼食を選んでいるところの生徒を撮りました。
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同じく、お昼休みのカフェテリアにてホスト・スチューデントとともに。
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昼休み後、5時間目に向けて各教室に散っていく生徒とホスト・スチューデントです。
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授業を受けている生徒たちの様子は撮れませんでしたが、授業後のホワイト・ボードは撮れました。「ヨーロッパ史」の授業後です。海城の生徒が4人参加したので、急遽、「ヨーロッパとの比較史的観点から“明治維新”を考える」という話題にしてくださったそうです。
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14時から(ホスト・スチューデントの6時間目+放課後の間)は、地元バーモント州の名産であるメープル・シロップの工場を見学しに行きました。
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説明が全部英語(当たり前ですが・・・)でした。水と糖分では分子の大きさが違うのでカエデの樹液をある程度までは逆浸透でなんちゃらかんちゃら・・・、など。
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写真では見えにくいのですが、カエデの木々の採取口をビニルチューブが結んでいます。これによって樹液の収集のコストが格段に改善されたそうです。
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夜はバスケットボールの興業団の試合とパフォーマンスをホスト・スチューデントに誘われて観に来ていた生徒たちも多かったです。各地を回るバスケ興業団が、セント・ジョンズベリー・アカデミーのバスケットボールチームと対戦しながら、コミカルなパフォーマンスを行う、となんとも言語化しにくいものです。日本での相撲巡業のようなものでしょうか。大変な人気でした。
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明日は、セント・ジョンズベリー・アカデミーが成績処理会議のため、授業がありません。生徒たちはホスト・スチューデントたちともジェイピーク・ウォーター・パークに向かいます。

(引率教員)

 理科・地学 3学期講習「東日本大震災に学ぶ」

 東日本大震災から2年が過ぎ,この震災を通して,私たちは多くの課題を突き付けられました.そして,自然の恐ろしさを感じたのではないでしょうか.しかし,人間の記憶は風化していきます.ニュースなどで取り上げられることが少なくなり,直接被害を受けていない人ほど,過去の悲惨な災害だったとなっていないでしょうか.ある種,それも生きていく上で必要な能力なのですが,私はこの教訓から多くを学び取っておくべきだと感じています.今年度,私は何回か東北へ行く機会をいただき,そこで自分の目で見た被災地の現状を皆さんに報告し,我々は何を学んでいけばよいのかを一緒に考えるため,講習を行いました.
 具体的な内容は,以下の通りです.私自身も大きなテーマにとても躊躇しましたが,そんなことを言っているといつまでも何もできないと思い,自分の体験談を中心に迷いながら模索しながら企画しました.12名の生徒が参加してくれましたが,彼らの心の中に何らかの問題意識や思いを残すことができたかなと思います.今後もこの講習を発展させていきたいと思っています.最後に,この震災で被災された皆様に対し,心よりお見舞い申しあげます.そして,時間はかかるものの被災地の復興を心から望んでいます.


第1回 東北地方太平洋沖地震の概要,地震当日の学校の様子,浦安の液状化の様子,気仙沼・南三陸の被災の様子
第2回 私の被災地での支援活動,気仙沼市内の被災の様子,災害遺構をどうするか
第3回 陸前高田・大船渡の被災の様子,「釜石の奇跡」片田敏孝・群馬大教授に学ぶ,
第4回 震災をどのように後世に伝えるか,寺田寅彦「津浪と人間」を読む,未曾有と想定外に潜む危険性,破局的な噴火と洪水玄武岩,日本に住むための自然観・地球観とは


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 2013 海城OBによる生物科学講演会

去る3月19日、毎年恒例の「海城OBによる生物科学講演会」が講堂にて開催されました。本講演会は今回で3回目となります。意欲ある中高生60数名が参加し、貴重な時間を共有しました。

【プログラム】
12:30 開会
12:40 山田 洋輔 君(05年卒:東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻大気海洋研究所海洋化学部門生元素動態分野 博士1年)
     「海の細菌が世界を変える!?-炭素をめぐる海の仕組み-」
13:15 関口 雄輝 君(08年卒:麻布大学獣医学部獣医学科微生物学第2研究室 学士5年)
     「診断学 〜高校生物は実際にこう使う〜」
(10分間休憩)
14:00 橋本 侑樹 君(10年卒:東京大学教養学部生命・認知科学科認知行動科学分科四本研究室所属 学士3年)
     「ヒトと機械の境界線―brain machine interface」
14 35 総合質疑・閉会



山田 洋輔 君の講演。実際の航海のようすや、海中のバクテリアが炭素循環に果たす役割の最新知見など、絶対にここでしか聴けないような内容ばかりでした。


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 中3海外研修 1日目

こちらセント・ジョンズベリーは現在20日の21時半です。(日本との時差は−13時間です)
ようやく長かった1日目の日程も終わりましたので、海城プレスに寄稿する時間ができました。
(明日以降のアップはこの時間にならないと思いますが、1日1回は寄稿したいと思います・・・)



成田空港には8時45分集合でした。
早めの8時くらいに来ていた生徒たちは少なく心細そうでしたが、集合時間が近づくにつれ海城生の輪も大きくなっていき、学年主任・校長をはじめとする見送りの教員にも励まされ、次第に明るい表情になっていきました。
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チェックインの様子。みんな何とかスーツケースは23kgに収めてきたのかな?
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チェックイン後は団体控え室で結団式(?)。私も「目標を持って行ってこよう。遊びに行くわけじゃない」と呼びかけました。
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機内に乗り込んだ生徒たち。国際線はおろか、飛行機に乗るのも初めてという生徒もいましたが、みなきびきびと自律的に動けていたのは立派!
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なかなか寝付けなかったみたいです。機内エンタメで映画を見たりゲームをしている生徒もちらほら。中には英語のフレーズ集を読んでいる子もいてびっくりしました。
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成田から10時間後、カナダ上空からの撮影。
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ボストン空港着陸10分前に撮影したボストン市近郊の様子です。美しい東海岸です。この後古き良き雰囲気を残すボストン市街の上を通りました。
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入国審査を無事全員が済ませ、バス待ちの間、ホッと一息の生徒たちです。審査官からの質問がどうだったこうだったと盛り上がっていました。片言の日本語で話しかけてきてくれた審査官のモノマネなども。
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セント・ジョンズベリー・アカデミーでは既にホストファミリーの方々が待ち受けて下さり、歓迎を受けました。一人一人呼ばれホストファミリーを紹介されるときは皆一様に緊張していましたが、その後ピザとクッキーを片手に歓談していくうちに、すぐに打ち解けたようです。
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すごい早さで打ち解けられる生徒たちがうらやましかったです。私は歓迎してくださる諸先生方を前にほとんど英語が出てきませんでした・・・。
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普段は口べただと言っていた彼らも、ごらんの通りの笑顔でした。すごい!うらやましい!
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明日の午前は学校見学とIDカード作成の予定です。

(引率教員)

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