学園ノート アーカイブ

 関東中学将棋団体戦B級優勝

 3月29日に「関東中学将棋団体戦」が千駄ヶ谷にある将棋会館で行われました。この大会は、中学将棋連盟加盟の関東圏の中学校および都内の中学生を対象とした将棋大会で、1チーム5人で参加します。海城学園はB級に所属し、おなじB級に所属する他の7校と優勝を競いました。大会は、総当たりのリーグ戦で、試合では各チームの選手5人がそれぞれ対戦し、3勝した方が勝ちとなります。
 結果、海城・将棋部の精鋭5人は、7試合すべてに勝ち、優勝しました。朝9時頃から開始され、夕方5時頃まで続く、長時間の大会でしたが、生徒たちは疲れも見せず、力強い一手を次々に繰り出していました。本当にお疲れ様でした。そして優勝おめでとう。
 また、海城・将棋部は、この優勝で、来年は最高峰のA級に昇格します。次はA級での活躍を目標に、日々棋力の向上に努めていきましょう。
(将棋部・顧問)

 中3海外研修 10,11,12日目、そして帰国

10日目、セント・ジョンズベリー滞在の最終日です。

朝7時過ぎ、ホスト・ファミリーによる最後の送迎です。
まだこの段階では淡々とした雰囲気もあったのですが・・・。
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チャペルでの朝礼、代表教員と代表生徒からお別れの挨拶。
この頃から今日でお別れなんだという実感が・・・。
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チャペルからバスへの道をホスト・ファミリーたちが待っていてくれていました。なかなかみんなバスに乗り込もうとしません。
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バスの中にまでお別れを言いに来てくれたホスト・スチューデントも。
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出発時間が15分近く押してしまい、いよいよバスに乗るよう促されてしぶしぶ入ってくる生徒たち。
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ホスト・ファミリーたちが見えなくなるまで、向こうもこちらが見えなくなるまで、手を振ってお別れしました。座席で突っ伏してしまい泣いているであろう生徒も・・・。
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9日間のセント・ジョンズベリー滞在を思い返して生徒たちは何を想い何を感じ取ったのでしょうか。


ボストン以降は↓こちらを。

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 中学サッカー部 千葉県・保田で合宿

 中学サッカー部は、去る3月20日から24日まで、4泊5日の合宿を行いました。宿泊先は千葉県安房郡鋸南町にある「サンセットブリーズ保田」で、日中の練習場所は、「勝山サッカーフィールド」という昨夏完成の真新しい全面人工芝のグラウンドです。2年生41名、1年生54名参加という大所帯でしたが、縦110m×横73mという本校よりも一回り(二回り?)大きいグラウンドで、普段よりもさらに充実した、内容の濃い練習をすることができました。走り込みなどによる体力向上ばかりでなく、技術練習にもまとまった時間を割くことができ、サッカーだけに打ち込むことができた5日間。大変有意義な時間を過ごすことができ、生徒の成長にも多分に資するものになったと思います。
 年度がかわって、4月からは参加した中2は中学最高学年となります。この合宿を足掛かりとして、さらなる練習を積み、悔いを残さずに夏を迎えてくれることを期待しています。

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 柔道部 大学招待試合

 柔道部の活動報告です。海城は運動部も活動しております。
 毎年この春休みに大学の招待試合があります。
 今年も参加して来ました。部活の時間的な制限に
 より普段はあまり外に出れません。他校との大事
 な実戦の場となりました。また、大学柔道部を見
 せる事により大学で続けてくれる生徒が増えて欲
 しいのと、大学生の行動を見て勉強になるので、
 合わせていい勉強の場となっています。

 3月23日(土) 慶應杯(慶應招待試合)
          日吉キャンパス

 3月24日(日) 七徳杯(東大招待試合) 
          東大駒場キャンパス

 3月30日(土) 一橋大学合同練習
          ※招待試合は8月


写真は一橋大学柔道部と記念撮影。参加した埼玉県立浦和高校も一緒に。

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 中3 海外研修

ボストンでのホテルの無線LAN環境が不十分なので、続きは帰国後の更新になると思います。
海城生30名は全員元気です!
観光モードにならないよう、研修旅行だと言い聞かせてボストンを回っています。
今日はMITを日本人留学生の案内でキャンパスツアーするのが目玉でしょうか。私も楽しみです。

では、続きは帰国後に!!!

 地学部 静岡・河津巡検

 地学部地質班は28日、静岡県の河津にモルデン沸石をはじめとする鉱物を採集しに行きました。菖蒲沢に隣接する海岸(通称「やんだ」)は過去の海底火山の噴出物によってできており、安山岩質の角礫岩の中に沸石や方解石、玉髄などの結晶が見られます。また、枕状溶岩、玉ねぎ状風化、柱状節理などといった火山岩に特徴的な構造を観察することもできます。
 今回の巡検は、この3月で卒業する元地学部の高3生が「後輩たちを案内したい」と言ってくれて企画したものです。彼は小6の時に初めて同地を訪れたということで、さすがに、採集する鉱物の質、量ともに他の部員を圧倒するものでした。後輩たちは、先輩からいろいろと学べたでしょうか?
 今後も卒業した先輩たちが、後輩を指導してくれる場が増えていってくれれば、部としての活動にも幅が出て、部の継続的な発展に大きく寄与してくれるものと思います。卒業したあとも気にかけてもらえるような部にしていきたいものです。

採集風景


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 中3 海外研修8日目

水曜日、8日目です。

今日は、朝の空いてるカフェテリアの写真から始めたいと思います。引率教員が到着するのは7時10分頃。まだ並ばずにお目当ての朝食がとれます。でもこれが20分過ぎになると寮生たちやらカフェテリア朝食派の自宅通学生やらでごったがえし始めます。8時からのチャペル朝礼には遅れられませんからね。
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今朝の朝礼では、全校生徒を前に「南中ソーラン」(ソーラン節)を披露しました。フェアウェル・パーティーでの出し物ですが、SJAの生徒全員に見てもらいたい、ということで朝礼でもやらせてもらいました。壇上に上がる前、緊張しまくりの海城生たち。
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上がった後も緊張しまくりの海城生たち。
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最初は動きが硬くてぎこちなく、どこか恥ずかしそうでしたが・・・
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後半は硬さも取れて、それなりに伸び伸びと踊れていたように思います。
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リフトも無事決まり・・・
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SJAの生徒・教員たちから割れんばかりの喝采を浴びました。スタンディング・オベーションまでしていただきました!


やり終えて満足げに着替える海城生たち。このあとすぐに1時間目です。忙しい。
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私たちは今日も授業見学をさせてもらいました。
我々のホスト役であるグレン先生のヨーロッパ史です。
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第一次世界大戦(the Great War)前後の話ということで、英語が不得意な私でもちょっとはわかるかなー、と淡い期待を抱いていたのですが・・・
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大学で扱うテキストを読んできたこと前提で、生徒同士のディスカッションが主体に授業展開がされており、非常に高いレベルでした・・・。学部3,4年生のゼミ演習を覗かせてもらってる錯覚に陥りました。時折グレン先生が議論の方向性を修正するだけで、あとは生徒の議論主体。(私も講習形式でこういうのをやってみたいなーと考えながら聞いていました。)


文化史も、実際に様々な絵画をプロジェクターで投射しながらの講義で、教授法として参考になりました。
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夕方からは、いよいよフェアウェル・パーティー(送別会)があります。
その内容は↓こちらで。

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 中3海外研修 7日目

7日目、火曜日。今朝はチャペルでの朝礼はありません。

各教室へと散っていく生徒たち。
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今日は引率教員たちもセント・ジョンズベリー・アカデミーの授業に参加させてもらいました。

まずはフランス語の授業。バーモント州は、一昨日にも書いたカナダ・ケベック州との距離が近いこともあり、フランス語話者がそれなりにいる土地柄のようです。生徒たちの両親や祖父母の世代にはもっと多かったのだとか。
フランス語選択者が多くて賑わっていますね。
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家族の紹介をフランス語でするプレゼンテーション型授業。
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英語に四苦八苦しているのに、フランス語で当てられています・・・。
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フランス語の表現も覚えようとするなんて、どこまで前向きなんだ!
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続いては、日本語の授業。フランス語とは打って変わってこじんまりとした雰囲気です。受講者はこのクラスは5人。アニメなどの日本文化にあこがれて選択する人が多いのだとか。
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メシックス先生から貸していただいたテキスト。使い込まれています。
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スキーツアーの募集広告を模した教材。なかなかに実用的です。
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例文。授業に参加してみて、漢字で苦戦している履修者が多いように見受けられました。漢字ひらがたカタカナ交じりの日本語って難しいんですね。母語話者だと意識していなかったことにも気付かされます。
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午後の海城vs.Hilltoppers(SJA)の対抗戦の様子はこちら↓

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 中3海外研修 6日目

6日目、月曜日。生徒たちは時差ぼけに悩まされることもそろそろなくなってきた頃でしょうか。


ホテルにあった地元紙の朝刊を読んでいたら、セント・ジョンズベリー・アカデミー(SJA)の教員が科学技術助成金を勝ち取ったというような記事が出ていました。

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そんな地元の誇りセント・ジョンズベリー・アカデミーは街の小高い丘の上にあります。
(だからSJAのスポーツチームはみな"Hilltopper"なのです。)
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チャペルでの朝礼後、各教室に散らばっていく生徒たちです。その雰囲気は大学のキャンパスに近い印象を受けます。
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生徒たちが授業を受けている間、学内に点在するドミトリー(寮)を案内してもらいました。
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この寮では10人の寮生たちが自立した寮生活を送っているそうです。
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カフェテリアが生徒たちでごった返す前に、ちょっと早めのランチをとりました。定番のピザ。
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ヘルシーなサンドイッチ。(といってもかなりの量があります・・・)
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摂ろうと思えば野菜も十分に食べられます。でも日本のものよりどれも大味・・・。
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3時間目(〜12時45分)が終わって出てきた生徒たちと落ち合って午後のアクティビティへ。
(続きはこちら↓をクリック!)

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 中3海外研修 5日目

以下は、生徒に聞いた、「土日にホスト・ファミリーと何をしたか」という簡単な聞き取りの結果です。


「スキーに行った!」「スノボに行った!」
「映画を見に行った。何を言ってるかはわからなかったけど、映像さえ見ていればだいたいのストーリーは追えて楽しかった。」
「ボウリングに連れてってもらった!異常に小さい玉での3シュート制だった。」
「朝から教会に行った。夕方からもまた教会に行った。」
「地域のコミュニティ・センターに連れてってもらって、いろいろ話を聞いた。聖書の話もあった。」
「ボーイ・スカウトでキャンプ。寝袋で寝た。」
「朝教会に行った以外は、家でぐだぐだしていた。」
「ホッケーの練習会に連れてってもらった。自分以外はほとんどが女の子だったので・・・。」
「バイオリンの発表会に、練習から含めて、何時間か付き合った。」


などなど。
娯楽の種類がアメリカらしいといえばアメリカらしいですね。
また、日曜午前は宗教の時間にあてるという家庭が多いのも日本にはない習慣でしょうか。
(「教会は退屈だろうから、家で待っててもいいよ。」という配慮をしてくれたホスト先も多かったようです。)
こうした経験を通して「アメリカとはなにか」を知るというのも効果的なのではないでしょうか。

ちなみに、引率教員の土日ですが、土曜夕方までは前回のエントリーの通り、土曜夜はロベット校長主催のディナー・パーティーにお呼ばれしてきました。
海城からは、日本料理の飾り切りについての文献と様々な日本料理の日英両訳レシピ集を贈呈しました。
アメリカでは栗原はるみさんの料理本が大変人気らしく、料理法の歓談に花が咲きました。
こうした民間交流も大事なのですね。


また日曜は車で2時間半の「とある大都市」に、我々引率教員のホスト役であるグレン先生に連れて行ってもらいました。

ヒント1:フランス語・英語の両方が併記された文書・案内板が非常に多い。
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ヒント2:オリンピックが開かれたことがある。
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ヒント3:淡路島ほどの面積の川中島で、港湾施設も充実している。
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ヒント4:カトリックの大聖堂があり、カエデの葉を持つ「ご当地マリア様」がいらっしゃる。
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ヒント5:ヨーロッパ的な農家産直市場に、アメリカには存在し得ない甘さ控えめタルト。
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最後の5つ目は悪ふざけですが、正解はカナダのケベック州はモントリオールです。
アメリカとカナダ、陸続きでもこんなにも街の雰囲気というものは違うものなのですね。
バーモント州セント・ジョンズベリーが「古き良き東海岸のアメリカ」を体現しているとすれば、カナダのケベック州モントリオールはまさに「北米のパリ」の二つ名にふさわしい街でした。


「百聞は一見にしかず」、こうしたことを体感できるのも海外研修の醍醐味なのかもしれません。

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