以下は、生徒に聞いた、「土日にホスト・ファミリーと何をしたか」という簡単な聞き取りの結果です。
「スキーに行った!」「スノボに行った!」
「映画を見に行った。何を言ってるかはわからなかったけど、映像さえ見ていればだいたいのストーリーは追えて楽しかった。」
「ボウリングに連れてってもらった!異常に小さい玉での3シュート制だった。」
「朝から教会に行った。夕方からもまた教会に行った。」
「地域のコミュニティ・センターに連れてってもらって、いろいろ話を聞いた。聖書の話もあった。」
「ボーイ・スカウトでキャンプ。寝袋で寝た。」
「朝教会に行った以外は、家でぐだぐだしていた。」
「ホッケーの練習会に連れてってもらった。自分以外はほとんどが女の子だったので・・・。」
「バイオリンの発表会に、練習から含めて、何時間か付き合った。」
などなど。
娯楽の種類がアメリカらしいといえばアメリカらしいですね。
また、日曜午前は宗教の時間にあてるという家庭が多いのも日本にはない習慣でしょうか。
(「教会は退屈だろうから、家で待っててもいいよ。」という配慮をしてくれたホスト先も多かったようです。)
こうした経験を通して「アメリカとはなにか」を知るというのも効果的なのではないでしょうか。
ちなみに、引率教員の土日ですが、土曜夕方までは前回のエントリーの通り、土曜夜はロベット校長主催のディナー・パーティーにお呼ばれしてきました。
海城からは、日本料理の飾り切りについての文献と様々な日本料理の日英両訳レシピ集を贈呈しました。
アメリカでは栗原はるみさんの料理本が大変人気らしく、料理法の歓談に花が咲きました。
こうした民間交流も大事なのですね。
また日曜は車で2時間半の「とある大都市」に、我々引率教員のホスト役であるグレン先生に連れて行ってもらいました。
ヒント1:フランス語・英語の両方が併記された文書・案内板が非常に多い。
ヒント2:オリンピックが開かれたことがある。
ヒント3:淡路島ほどの面積の川中島で、港湾施設も充実している。
ヒント4:カトリックの大聖堂があり、カエデの葉を持つ「ご当地マリア様」がいらっしゃる。
ヒント5:ヨーロッパ的な農家産直市場に、アメリカには存在し得ない甘さ控えめタルト。
最後の5つ目は悪ふざけですが、正解はカナダのケベック州はモントリオールです。
アメリカとカナダ、陸続きでもこんなにも街の雰囲気というものは違うものなのですね。
バーモント州セント・ジョンズベリーが「古き良き東海岸のアメリカ」を体現しているとすれば、カナダのケベック州モントリオールはまさに「北米のパリ」の二つ名にふさわしい街でした。
「百聞は一見にしかず」、こうしたことを体感できるのも海外研修の醍醐味なのかもしれません。