今年度で3回目となります中学3年生の「コミュニケーション授業」。年が明けてから、すべてのクラスの活動がはじまっています。今年も芸術家の方をお招きし、修学旅行の事後学習として各クラス100分×3回の授業を行い授業の中で修学旅行を振り返りながら、最終的に班ごとに演劇の作品を創り発表会を行っています。すでに発表会を終了しているクラスもありますが、発表会の様子は最後にまとめてご報告することにして、今回は4組と8組の最初の授業の様子をご報告します。
4組、8組は劇作家・演出家の大池容子さんを講師にお招きしています。大池さんは「うさぎストライプ」を主宰し、アトリエ春風舎芸術監督を務められています。
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新しい年が明け、かるたシーズンの到来です。まずは新年1月5日に行われた新春大会A〜C級の部から、早速の昇段者が出ました。
高1伊藤がB級二段に、高2瀬川がA級四段にそれぞれ昇段です。ついに海城かるた部からA級選手が出るという嬉しいニュースに、部員たちの士気もぐんと上がりました。
続いて、1月11日新春大会D,E級の部では、高1水野がD級準優勝でC級初段に昇段、E級の部では中2平山が優勝、同じく中2の板垣が準優勝、鹿野と渡辺(慶)が三位で、この四人がD級に昇級しました。また、中3妹尾、中2佐藤(気)は惜しくも四位で昇級を逃しましたが、海城かるた部だけで七人という大量入賞となりました。
続く1月12日、東京東会大会E級の部では、昨日の新春大会での昇級者に後を取るまいと奮起した部員が大健闘し、中2鈴木(虎)が優勝、中3妹尾が準優勝、中3谷が三位と、この三人がD級に昇級し、この二日間で中学かるた部E級部員が七人D級に昇級するという、日々の熱心な練習の成果がここへきて一気に開花した結果となりました。
さらに翌週の東京東会大会D級の部では、先週の新春大会でD級に昇段したばかりの中学生が想像以上の奮闘を見せ、なんと、中2平山がD級優勝してC級初段に昇段しました。平山は七日間で二階級昇級、二冠達成という異例のスピード昇級で、中2部員初の有段者となりました。
そればかりか、同じく先週D級に昇級したばかりの中2板垣、渡辺(慶)も四位入賞という大健闘ぶりで、とくに板垣は最後二枚差での惜敗となり、昇級にあとほんの一歩のところまで迫り、海城中学かるた部がD級でも十分戦えるということを証明しました。
中学かるた部はこの大会をもって代替わりとなり、新部長に板垣、新副部長に渡辺の新体制のもと、ますます意気盛んに、3月の学生選手権に向けて切磋琢磨しています。
高校のほうはまだしばらく大会シーズンが続きますので、さらなる躍進をご期待下さい。
※かるたの試合は、数百名の参加選手を64名以下ずつの組に分け、各組のトーナメント戦で行われます。三位入賞以上で昇級、昇段となり、優勝するまでには丸一日かけて六試合を勝ち抜かなければなりません。基本的に同校の選手は違う組になるため、同じ学校から優勝者が複数出るということも可能です。
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2月17日、東京都市大学横浜キャンパスで開催された第46回生物研究の集いに生物部16名で参加してきました。生物研究の集いは毎年開催され、今年で46回目になる歴史ある発表会で、都内私立の生物部を中心に参加者は350名以上にもなります。他の学校の研究発表が聞けたり、自分たちの研究を発表をし、質問や意見がもらえたりと生徒たちにとって、とてもよい刺激ををもらえる場所となっています。
生物部では、口頭発表で「都市部のスズメと電柱機器のカンケイ」、展示発表で「骨格標本と土壌動物」を発表しました。口頭発表では、昨年の発表では原稿を見ながら発表していた生徒が、今回は原稿を見ず、堂々と発表していました。また研究内容も統計的な手法を用いたデータ解析も行っており、昨年から、数々の学会など多くの発表の場面を経験してきたので、研究内容も発表方法もどちらも成長した姿が見られてよかったです。
展示発表の方では、タヌキ、アライグマ、ハクビシンの骨格標本を展示しました。横浜まで運搬するための梱包などを生徒なりに考えて、無事に運び、展示することができました。また、土壌動物では近くの公園で採取したカニムシやクモを展示しました。多くの人たちが発表を見てくださり、楽しく意見交換ができたようです。
今回、先輩たちや他校の発表を見た中1や中2の生徒が盛んに研究をして、きちんと発表できるようになることを期待しています。
(生物部 顧問)
発表会場前のフロアで楽しく記念撮影!
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1月25日に兵庫県立人と自然の博物館で行われた日本古生物学会第163回例会の高校生ポスターセッションで、地学部の高2生が見事優秀賞(1位)を獲得しました。
題目は「酸処理で得られた葛生地域微小腕足動物について」というもので、1年以上にわたって継続的に取り組んでいる研究です。発表を聞いてくださるのは全員が古生物の研究者で、当然さまざまなご指摘やご批判をいただくことになりますが、それでも臆することなく堂々と発表できていたようでした。サポートしてくださった方々や、作業を手伝ってくれたほかの地学部員への感謝の気持ちを常に忘れず、今後もさらに研究をおし進めていってほしいと願っています。
ポスター発表以外の時間には、一般講演をいくつも聞くことができました。まだまだ理解できる部分は少なかったかもしれませんが、最前線の研究に触れる機会は多くありませんので、とても貴重な経験となりました。発表のみならず、取り交わされる会話や質疑応答の様子など、「研究者」というものを間近で見ることができたことが一番の収穫だったかもしれません。
さらに26日には、「恐竜ラボツアー」という企画にも参加させていただきました。化石発掘作業の説明や、化石をきれいにクリーニングする作業の説明などを聞いた後、実際に恐竜の化石が取れた白亜紀の地層の石を自分の手で砕くことができました。残念ながら私たちは見つけることができませんでしたが、カエルなどの化石を見つけている参加者もいました。
準備は思うように進まず、ポスターは発表のまさに直前まで出来上がりませんでした。切迫感と焦燥感と寝不足の中、それでも一つ形として残せたことは今後の糧となることと思います。お疲れ様でした。なお、記念写真や受賞ポスターが、日本古生物学会の広報誌である『化石』に取り上げられる予定です。
表彰式で、日本古生物学会会長の大路先生から賞状を頂く
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