学園ノート アーカイブ

 中1 山の家 第1隊

7月19日から22日まで中学1年生「山の家」第1隊が行われました。
一時的な雨はあったものの天候にも恵まれ、登山に挑んだ生徒たちは全員登頂、元気な姿で下山することが出来ました。1人では実現困難な事も、大勢で互いに支え合うことで成し遂げられることを実感できたようです。自信に繋がったことでしょう。
また、オリエンテーリングでは互いに知恵を出し合い、楽しそうにチェクポイントを探す姿が印象的でした。
「山の家」は真の海城生になるための行事であり、一年生の彼らは大きな第一歩を踏み出すことが出来ました。しかし、これで完結したわけではありません。山の家で学んだことを海城での様々な場面で実践し続けることこそ意味があります。学年目標「聞き合う・話し合う・支え合う」を日々達成する努力を怠らず、研鑽に励んでほしいと思います。
(中 1 担任)

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登山の様子です。

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岩菅山山頂にて昼食。

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オリエンテーリングでは、地図、コンパスを片手にチェックポイントを探します。

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スイカ割りを楽しみました。

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その後は美味しく頂きました。

 イギリス海外研修 2日目

ロイヤルベビー、ジョージ王子の一歳の誕生日のニュースが新聞各紙を
賑わせる中、いよいよモーバンカレッジでの研修が本格的に始まりました。
モーバンカレッジは、ノーベル化学賞やノーベル経済学賞の受賞者も輩出している由緒ある学校です。
今日は、図書館まで先生方が生徒を迎えに来てくださいました。
Class AはHeather先生、Class BはBeth先生、そしてClass CがGiles先生です。
(Beth先生は15年間長野にお住まいだったらしく、時々日本のことも授業で言及なさっていました。)
最初は、生徒の自己紹介から授業が始まりました。授業でプレゼンテーションの話題が出てくるのは明日以降になりそうです。
生徒は概ね真剣かつ積極的に授業を受けることができ、先生方からもお褒めのお言葉を
頂戴しました。せっかく来たからには、いい意味で話題に上る生徒になってほしいものです。
今日は授業自体は60分だけ(30分×2)。授業の合間には、キャンパスツアーも行われ、広大なキャンパス内にある様々な施設を紹介して頂きました。本当に、広大な敷地です。
ツアーの最中、Giles先生が、Malvernという語の語源を説明してくださいました。
Malvernという語はウェールズ語が起源とのことで、英語で“bald hill”(禿げた丘)を
意味する2語から来ているそうです。確かによく見てみると、モーバンの丘は頂上付近は緑がうすく、はげかかっているのが分かります。Well put!
昼食後、モーバンの丘へ行き、20分ほど頂上まで歩きました。天気もよく、イングランドの典型的な田園風景を見渡すことができました。もちろん、ちょっとした運動にもなりました!
その後、我々は自動車メーカー、モーガンモーターズへ。車好きにはたまらない場所です。(今回の30人の中には大の車好きもいます。)
モーガンモーターズは、地元の新聞Malvern Gazetteで“the oldest privately owned car manufacturer in the world"と紹介されている通り、地元の人々が世界に誇る伝統的なメーカーです。「一つ一つを手作りで」がモットーで、今の場所で自動車の生産を始めてから先週でちょうど100年を迎えたとのことで、新聞では大きく取り上げられていました。
現地では実際に自動車を作る工程を見せて頂き、ラッキーなことに、「エンジンの音が聞きたい!」と言った一人の生徒が、運転席に乗せてもらい、エンジンをかけさせてもらうこともできました。
今日の最後は、「威風堂々」などで知られるエドワード・エルガー(逝去から今年でちょうど80年)の生家へ。字幕なしのエルガー紹介ビデオはきちんと理解できたでしょうか。
ベンチに座っているエルガーの銅像と写真を撮り、イングリッシュガーデンの美しさも我々の目を充分に楽しませてくれました。
毎日、生徒の健康チェックを実施していきますが、これまでのところ、皆元気に過ごしています。



朝の朝礼の様子。全員元気に登校できていました。




キャンパスツアー。










キャンパスツアー。




Morgan Motors創設者もモーバンカレッジの卒業生だそうです。








Daily Mailの一面はGeorge王子が1歳を迎えたという記事でした。






モーバンヒルにて。




Morgan Motorsの工場見学。




車体に使われるイングリッシュ・アッシュの木片をお土産に頂きました。




エンジン音を堪能する車好き。




「威風堂々」の作者エドワード・エルガーの生家を見学しました。








 イギリス海外研修 1日目

待ちに待ったイギリス海外研修が今年も始まりました。
この研修は、ホストファミリー宅でのホームステイを通じて、イギリスの多様な文化や風習に触れること、プレゼンテーション力を身に付けながら英語力を総合的に高めること、などを目的に行われています。
研修の舞台となるのはウスター州のグレートモーバンという土地です。ロンドンからはバスで3時間位西に向ったところに位置しています。

初日、羽田空港に9時に集合。
十数分前には、皆、揃うことができました。時間にうるさい引率教員としては、
嬉しい出だしです。校長先生、関係の先生方、そして保護者の皆さまにお見送りを受けて、
イギリスはロンドンのヒースロー空港へと旅立ちました。生徒諸君には、多くの方々のサポートがあってこの研修が成り立っていることを念頭に置いて、一つでも多くのことを身に付けて日本に帰国してほしいと思っています。

イギリスはこの時期、サマータイムを採用しているため、日本との時差はマイナス8時間。
ヒースロー空港には現地時間の3時半頃に到着しました。
早速、入国審査のエリアへ。生徒も緊張が高まってきます。
しかし、幸か不幸か(?)、「グループである」という旨を係りの方に引率教員から伝えると、生徒はフリーパス状態で通過させてもらうことができました。
日本で、そして機内で入国審査の練習を熱心に行っていた生徒達にとっては、
若干拍子抜けするロンドン入りだったと言えるかもしれません。
(引率教員としては、生徒が頑張って英語でやりとりしている姿を見たかったというのが本音ですが…)

さて、グレートモーバンへは、午後7時40分頃に到着。
8時30分から歓迎セレモニーが催されました。
生徒代表と、引率教員2人もスピーチでご挨拶。暖かく迎えて頂きました。
本校の校歌を生徒全員で披露し、拍手喝采を頂いた後、海城生とホストファミリーが一組ずつご対面。
引率教員が海城生の名前を呼び、その直後に現地の先生がホストファミリーの名前を
呼ぶ、という形式で、
さながら「ハリーポッター」の寮分けのような感じで、マッチアップが行われていきました。

これからの二週間、生徒諸君はどのように成長してくれるのでしょうか。
大いに楽しみです。

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羽田空港国際線ターミナルにて。
校長先生から激励のお言葉を頂きました。

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集合写真。

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ロンドン上空の様子。

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モーバン"コ"レッジに到着後、集合写真を撮りました。
イギリス英語ではコレッジと発音するんですね!

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ホストファミリーとの面会式にて。

 高1 キャリアガイダンス(極地探検家 山崎さんの講演会)

 7月18日(金)終業式の後,高校1年生はキャリアガイダンスの一環として,極地探検家の山崎哲秀さんに来ていただき,講演会を行いました.夏休みが明け,2学期に入れば文系・理系のコース選択があり,進路のことに悩む生徒も多くなっている中,社会で活躍されている方の話を聴くことで,何らかの影響や刺激を受けてもらおうという趣旨で行いました.
 講師の山崎さんは,進学校に通いながらも,大学進学への意味を見出せず,当時,たまたま出会った植村直己さんの本に影響を受け,冒険家を目指した方です.高校卒業とともに,新潟から京都への徒歩旅行やアマゾン川で筏下り,北極圏遠征など,思い立ったらすぐに自ら行動し,探検家への道を切り開いていかれました.講演では,そんな山崎さんの生涯を振り返っていただきながら,北極圏の自然や文化,生活,民族,そして環境問題など,極域から見えて来るような問題にも要所で触れていただきました.午後も,ご厚意で高1保護者や他学年の生徒,教職員などの希望者を対象に講演をしていただき, 大変,有意義な時間を過ごさせていただきました.どうもありがとうございました.
 大学進学が当たり前の海城生ですが,そもそもそこから自分を見つめた山崎さんの生き方,そして,積極的に行動し,失敗を重ねながら道を切り拓いていった真っ直ぐな生き方に耳を傾け,何かを感じ取ってくれた生徒がいたように思いました.質疑応答も活発で,終了後も質問にも列ができていました.高卒で探検家になったという海城生とはかけ離れた人生ですが,あんまり関係のない話だとする生徒もいるであろう中,そこから自分の人生を豊かにする何かを感じ取れるセンサーを持った生徒が一定数いると感じられ,これまで半年くらいかけて準備してきたことが報われる気持ちでした.この夏休みにすぐに役立たなくても,これからの人生に長い目で影響すると良いと思っています.
 
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講演会の様子. 人生のみならず北極圏の自然や文化,民族のお話も興味深いものでした.

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終了後も熱心に質問し,列を作る生徒.今は未熟だとしても,熱心に並んで質問し,素直に響いていく生徒の中に,将来,大きな活躍を期待できると感じます.

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山崎さんのプロジェクト.詳しくは以下のHPをご参照ください.
山崎哲秀−北極圏をテツがゆく−
http://www.eonet.ne.jp/~avangnaq/

 地学部 第38回全国高等学校総合文化祭参加推薦校壮行会に参加

 7月13日(日),東京都庁第一本庁舎で行われた第38回全国高等学校総合文化祭参加推薦校壮行会(第37回東京都高等学校文化祭総合開会式を兼ねる)に,地学部に所属する西尾真輝君(高2)が参加しました.壮行会では,東京都高等学校文化連盟会長より推薦状が公布され,その後,全国大会参加者への励ましの言葉をいただきました.
今後,西尾君は,7月28日から30日にかけて,つくば国際会議場で行われる全国高等学校総合文化祭自然科学部門に,自然科学部門 研究発表 地学部門の東京都代表として参加し,全国大会での上位入賞を目指します.健闘されることを願っています.

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*参照ページ
全国高等学校文化連盟:http://www.kobunren.or.jp/index.html
いばらき大会HP http://www.edu.pref.ibaraki.jp/soubun2014/

 地学部 日本地球惑星科学連合(JpGU)2014年大会に参加 佳作賞(68件中12〜27位)受賞

 4月28日から5月2日にかけてパシフィコ横浜にて,地球惑星科学関連の48学会が一手に集まる,日本地球惑星科学連合(JpGU)2014年大会が行われました.それに伴い,4月29日(祝)には「高校生によるポスター発表」が開催され,全国の高校生が日頃の研究成果を発表しました.毎年,参加している本校地学部では,今回は2件の研究発表を行いました.その結果,全国から集まった68件(42校)の中で,天文グループが佳作賞(12〜27位)に入りました.
 また,研究発表以外にも,一般公開セッションやトップレクチャーなど,第一線の研究者のお話や学会の様子を垣間見ることができました.その他にも,地球惑星科学関係の大学や研究所,企業などのブースもあり,楽しめたのではないでしょうか.この年に一回の経験を生かし,興味の湧いた分野を勉強するもよし,先輩に憧れて研究に打ち込むもよし,良い刺激を受けてくれればなと思います.

*研究発表内容
O04-P56 ◎廣木颯太朗,右田亜朗,古澤智彦,古賀悠人,金谷洋紀,石川航大,奥角碧,清水亮介「十種雲形の季節変化とその要因」
O04-P69 ◎西尾真輝,廣木颯太朗,右田亜朗,法兼祐泰,古賀悠人「エアロゾルが夜空の明るさに及ぼす影響〜新宿区での夜空の明るさ観測から探る〜」

*参照ページ
日本地球惑星科学連合HP:http://www.jpgu.org/
2014年大会HP:http://www.jpgu.org/meeting/index.htm
高校生セッション結果速報:http://www.jpgu.org/meeting/HSsokuhou.html

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会場前で記念撮影

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 1学期賞状授与式

本日は中・高ともに1学期終業式がアリーナでありました。式の前にはいつものように今学期活躍した個人・クラブへの賞状授与式が行われました。
各予選を勝ち抜いたいくつかの団体は、この夏本選・全国大会での更なる活躍が期待されます。

中学
○柔道部
 ☆第63回東京都中学校対抗柔道大会第2ブロック予選大会
  男子団体の部 優勝
  男子個人戦2部 優勝  第3位 2名 
  男子個人戦73kg級 第2位 
  男子個人戦50kg級 第3位 
○バスケットボール部
 ☆新宿区夏季大会 男子 第3位
  優秀選手賞 
○卓球部
 ☆新宿区中学校卓球選手権大会
  男子団体 第3位
○囲碁将棋部
 ☆文部科学大臣杯第10回小中学校将棋団体戦東京都予選中学校
  Aクラス 優勝  準優勝
  Bクラス 優勝 2チーム  

高校
○柔道部
 ☆第59回東京都高等学校総合体育大会
  兼 第63回全国高等学校総合体育大会柔道競技大会 東京都第3支部予選会
  男子団体の部 第3位
○地学部
 ☆日本地球惑星科学連合2014大会 佳作

(教頭 中田大成)

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<柔道部 団体優勝>

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<囲碁将棋部 Aクラス優勝>


 1学期 医学部小論文・面接講座特別企画「チーム医療の中で問われること〜本当の専門性とは何か〜」

 本校では、医学部への進学を希望する生徒たちを対象に「医学部小論文・面接講座」と題する講習を実施しています。医学部を受験する際に課される小論文試験や面接の対策を行うことはもちろん、医学に関する課題や最新のテーマに対する講義やディスカッションなどを通して、医療のあり方、医師という職業への理解を深めることを目的としています。


 1学期は「医者患者関係論」をテーマに全7回で実施されました。その第6回目は特別企画として、野口弘之さん(作業療法士・井之頭病院作業療法室統括部長)・曽根原純子さん(リエゾンナース・神戸大学医学部付属病院看護部メンタルヘルス室)・瀬野佳代さん(三恵病院看護副部長)のお三方を学外からのゲストとしてお招きしました。


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 まずはじめに、三名の方々から「チーム医療」と「専門性」をテーマにしたお話をうかがいました。


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 中学2年 理化学研究所を見学

 中学2年生の希望者30名は、7月10日(木)、日本有数の研究機関である理化学研究所(埼玉県和光市)を訪れました。昨年、一昨年同様、大変充実した内容の見学をさせていただくことができました。
 初めに展示事務棟を訪れ、113番元素の発見などこれまでの研究実績の展示を見るとともに、理化学研究所の概要や沿革を広報の担当の方からご説明いただきました。次に2班に分かれて、実際の研究室を見学させていただきました。一つは「超短パルス光を発生するフェムト秒レーザー装置の見学」、もう一つは「医工学に関する話と細胞培養室見学」という内容でした。最後に情報基盤センターで4Dシアターとスーパーコンピューター(RICC)を見学しました。
 大変密度の濃い内容で、刺激の多い時間になりました。「研究者」と呼ばれる人たちがどのように仕事を行っているのか、多少イメージを持てたことと思います。今回の参加者の中から、将来的にこのような研究施設で仕事をするような人が出てくれれることを願っています。 
 今回の見学会は応募者多数で抽選になってしまいましたが、理化学研究所では定期的に見学会を行っていますので、機会があればぜひ自分で探していってみてほしいと思います。(理科・中2学年引率教員)
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4Dシアターでは野球ボールのまわりの空気の流れなどを様々な角度から3次元的にみることができ、「おーっ」という声があがっていました。

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 中1水泳講習

天候が不安定な中で、この日は曇っていて蒸し暑いという絶好のプール日和。
山手線の内側にプール単体で存在するのは、とても贅沢な話です。
ということは、海城プールでのオススメは背泳ぎでしょう。空を見上げながら泳ぐ、
これこそ屋外プールの醍醐味です。
(下を向いて泳ぐと、屋内でも屋外でもさほど違わないですよね)

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時間までにきっちり全員が集合しています。
勉強ばかりしている子を、よく「もやしっ子」と言いますが、海城の生徒はほどよく日焼けしていまして
モヤシではありません。細いのは間違いないので、プリッツでしょうか。

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一番苦手な生徒たちは、まず顔を水に浸けて、中で息を吐き出す練習をします。
水上では吸うだけ、水中では吐くだけ。考えてみると、水泳は不自然な呼吸を強いられます。
勇気も必要なので、全員で手をつないで潜ります。

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次に苦手な生徒たちは、呼吸の部分は出来ているので、けのびをして浮く練習をします。

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一番泳ぎの達者な生徒たちは、平泳ぎでガンガン泳いでいます。
普段教室で見ているのとは別の姿が見られ、妙に感心してしまいます。

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中1鹿野

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