学園ノート アーカイブ

 イギリス海外研修 10日目

今日も、図書館での朝会から1日が始まりました。
(これまで図書館そのものについて言及する機会がありませんでしたが、大学ほどではないにせよ、蔵書のレベルが充実しています。入門レベルを遥かに超えたシェイクスピア関係の書籍が所狭しと大量に並んでいますし、レファレンスのコーナーには英語史研究において欠かすことのできない文献である、Oxford English Dictionary(OED)も備わっています。普通のレベルのイギリスの高校にはないはず…。)
毎日、引率教員が日本語で健康チェックをしたり連絡事項を伝えたあと、コーディネーターの明日香さんから英語で細かい点の確認がなされます。
皆、少しずつ疲れがたまってきているところですが、適度な緊張感と高い意識を持ちながら残された滞在時間を有意義に過ごしてほしいと願います。

今日も昨日に引き続き、午前・午後共にフルで授業を受けました。
スピーチは着実に完成に近づいており、今日はその練習に多くの時間が費やされました。
午前中は、5〜6人のグループになり、イギリス人の学生や授業担当の先生に見守られながら、一人一人、聴衆の前でスピーチをする練習をしました。
中には、英国人の学生とマンツーマンでアドバイスを受けている生徒もいました。
主にプレゼンスキルに関する助言をもらう中で、生徒の表情もより生き生きと、そして自信に満ちたものになってきました。2日後に迫った本番まで、練習に練習を重ね、悔いのない発表をしてほしい、と思いながら授業を見守りました。

放課後は、再びフェアウェルパーティーの練習を行いました。
歌は、今までの中で、一番良い出来だったように感じました。ここGreat Malvernで過ごすことができている感謝の気持ちが一人一人の歌声に乗り移っているのかもしれませんね。
歌の練習のあとは、小グループの出し物の準備・練習を行いました。各グループ、準備に余念がありません。いろいろな思いを伝えるつもりで、100パーセントのパフォーマンスができるといいですね。

引率教員は、昼休みに地元の歴史博物館を訪れました。この街の歴史がコンパクトに紹介されている貴重な建物です。数日前に食事をとったパブが200年の歴史を持つ建物であることが分かったり、この地域と関連のある中世の文献が紹介されていたりと、充分に魅力ある展示でした。もちろん、エルガーやモーガン・モーターズについての史料もありました。
展示を楽しむ一方で、このような歴史ある穏やかな街で学ぶことができている生徒達を心から羨ましく思いました。









 イギリス海外研修 9日目

これまでGreat Malvernで雨の日はなかったのですが、週末の天気が怪しくなってきました。
気温も先週に比べるとやや低くなっているので(週末の予想最高気温は18~19度)、体調管理に気を付けなければいけないタイミングです。

さて、今日も丸一日みっちりとレッスンを受けました。
生徒一人一人にはスピーチの下書きをするためのノートが与えられているのですが、何人かのノートを見せてもらうと、授業担当の先生の添削のあとがところどころに(人によってはびっしりと)書かれています。
belongは進行形にしない、といった文法・語法の観点や、離れているものを指し示す時にはthisを使わない、といったスタイリスティックな側面からのアドバイスに加えて、一つの文の中でどの語を強調するべきか、あるいはスピーチの中のどこで、どのようにジョークを挟むべきか、などのようなプレゼンの技術に関する具体的な助言ももらうことができていました。

午後は、建物の外へ。生徒は、ペアもしくは3人組を作り、お互いのスピーチを聴いてコメントをするように求められました。多くの生徒が、本番を意識し、大きなジェスチャーを交えながら立って練習を行っていました。中には、先生に個別に呼ばれて、先生の前でスピーチの練習をし、発音やプレゼンスキルについてのアドバイスを受けている生徒もいました。

授業が4時に終了したあとは、ホールでフェアウェルパーティーの出し物(今日は歌が中心でしたが)の練習を行いました。ついこの前到着したような気がしますが、今週金曜日には、もう、スピーチの本番、そしてパーティーが行われることになります。練習では、全体として、声がよく出ており、本番での現地の方々の反応が大いに楽しみです。それにしても、大きなホールで歌うのは気持ちいいですね!

引率教員2人は、放課後、Giles先生に誘われて、Waitrose内のカフェでイングリッシュ・ティー(Duchy Tea)を頂きました。1時間程の会話の中では、当然海城生のことも話題に上がりましたが、「皆、本当に素晴らしい生徒で、教えていて楽しい。」というお言葉を頂戴しました。Giles先生からは、先生が今お住まいになっているWales第二の都市であるSwanseaのことや、英国内の秘境の地、更にはスコットランドの方言や英国と英国連邦の国々の関係、などについていろいろと教えて頂きました。

Malvernは決して大都市ではありませんが、いろいろな国々から来た人が働いており、英語が1回では聞き取れないこともたまにあります。引率教員が今まで話した中では、スリランカ、インド、イタリアなどの出身者がいました。多少の訛りがあっても、皆さん、堂々と英語を話されているのがとても印象的です。

それでは、また。








気持ちいい日差しの中、スピーチの練習をしました。


パーティー会場のホール。歌声が美しく響きます。


久々の歌の練習。

 イギリス海外研修 8日目

今日は、ちょっとしたsurpriseがありました。
日曜日に誕生日を迎えたある海城生のために、Heather先生が大きなケーキを準備してくださったのです!
他のクラスで授業を受けていた海城生や現地の学生たちも、一旦授業をストップし、バースデーボーイが授業を受けている教室に入って行き、皆で誕生日を祝いました。
こんなlovelyな誕生日も、そうそうあることではないでしょう。Happy birthday!
イギリスでは、自分の誕生日に、職場に大きなケーキを持ち込んで、皆で食べる習慣もある、と明日香さんから伺いました。生徒たちはケーキからパワーをもらい、その後も集中して授業を受けることができていました。

さて、授業はいよいよ後半戦に突入です。ウォームアップとして週末にホストファミリーとどこに行き、何をしたかを皆の前で発表した後、スピーチの構成の仕方についての説明がありました。今日も午前中は各クラスに3人ずつの英国人の学生が来てくれ、語彙面や文法面で海城生の大きな助けとなってくれました。今日の段階で、スピーチの草稿をほぼ書き終えている生徒もいましたが、そのような生徒は、よりよいスピーチをするための具体的な方策(視覚効果やジェスチャーのタイミング)を考えていました。本番では、原則として何も見ずに発表を行うことになりますから、原稿を書いただけで満足していてはいけないのです。

午後は、先週の木曜日に引き続き、英国人学生との交流会が行われました。交流会の前半は、天気が良かったので、皆で外に出て、芝生の上で英国人学生に質問をしたり、日英の様々な違いについて語り合ったりしました。中には、授業担当の先生とマンツーマンでミニレッスンを受けている大変ラッキーな生徒もいました。

交流会の後半戦は、英国人と海城生混合で4〜5人のグループになり、Great Malvernの中心部まで歩き、英国人の学生に街をいろいろと案内してもらいました。この散策は、これまでこの街の中心部をじっくりと見る機会がなかった生徒たちにとって、自分達が学んでいる街について知ることができるまたとない機会となったようです。エルガーの銅像スポットに連れて行ってもらったり、郵便局の中を見せてもらったり、Waitroseという高級スーパーに案内してもらいお寿司を買ったり(そろそろ日本食が恋しくなってくるタイミングでしょうか)…と、皆思い思いの時間を過ごしました。

引率教員は、海城生がカレッジを去った後、今回海城生のホームステイを受け入れてくださっているご家庭のうち、二軒のお宅へ表敬訪問をしました。(ちなみにそのうちの一軒は、16世紀に建てられたお家だそうですから、シェイクスピア(1564-1616)が存命していた頃の建築物ということです。ただただ、驚くしかありません。)二軒のお宅では、ホストファミリーにショートインタビューを行いました。どちらのご家庭でも、海城生を受け入れることができて大変嬉しい、というお言葉を頂戴しました。異国の地から来た生徒をこんなに温かく迎えてくださり、本当に有り難い限りです。

最後に、Yes,Noの使い方について触れておきたいと思います。"You like cheese, don't you?"と尋ねられた時、チーズが好きならイエス、嫌いならノーと言う、これはまあ、簡単ですよね。ところが、"You don't like cheese, don't you?"に対してはどう応えるか、これがとっさには難しい。答えは好きならイエス、嫌いならノー、なのですが、先程の表敬訪問をしたファミリー宅のインタビューの中でも、このやりとりが誤解を生みそうだった、というコメントを、一人のホストファザーから頂きました。生徒達が全員集まるタイミングで尋ねてみると、これは大部分の生徒が今回直面している問題のようで、まあ、慣れるしかないのでしょうが、日本語の「はい、いいえ」を余り意識せずに、相手の言っていることが正しければ、"You're right." とか、"Correct."などのように応答すると、コミュニケーションが阻害されずに済むことになります。(このことは生徒にも既に伝えました。)

生徒達には、英語が日常的に話されている環境で過ごす一つ一つの瞬間を大切にしながら、残りのホームステイを存分に楽しんでほしいと思います。





Happy Birthday!!












イギリス人学生との交流会








イギリス人学生と一緒にショッピング


ホームステイ先の表敬訪問


16世紀に建てられた家を、直しながらお住まいになってるそうです。

 中1 山の家 第2隊

山の家第2隊が、7月23日(水)から26日(土)まで行なわれました。

第1隊に続き一時的な雨はありましたが、比較的天候は良く、全員が山頂までたどり着き、怪我もなく無事に下山することができました。

山頂での自信と喜びに満ちあふれた生徒の様子は今でも忘れられません。

また、オリエンテーリングでは各班長を中心に、地図を片手に周囲を気にしながら必死に取り組む姿が印象的でした。

この第2隊で「山の家」は終了しましたが、この経験を生かして、
2学期でも、学年目標である「話し合う・聴き合う・支え合う」を掲げて取り組んでほしいと思います。

%BC%CC%BF%BF.JPG
%BC%CC%BF%BF%20.jpg
image%286%29.jpeg
image%282%29.jpeg
%BC%CC%BF%BF%202.jpg
%BC%CC%BF%BF%204.jpg
(中1 担任)

 イギリス海外研修 7日目

日曜日。生徒は、終日ホストファミリーと過ごします。
引率教員は、二人で電車に乗り、再び!ロンドンへと向かいました。
(Great Malvernからロンドンのパディントン駅までは3時間程、電車賃は往復で45ポンド。
日本円で8000円位でしょうか。これが果たして高いのかどうなのか…。ちなみにこの日は行き帰りとも乗り換えなしでした。)

簡単に1日の見学経路をご紹介しますと(せっかくですから全部書きます)、パディントン駅から地下鉄でタワーブリッジまで行き、塔の上からロンドンの景色を堪能。お決まりのフィッシュアンドチップスをほおばった後で、テムズ川の船に揺られながらエンバンクメントに到着。そこから徒歩(5分くらい)で世界各地から観光客が押し寄せるトラファルガースクエアに向かい、ナショナルギャラリー(当然のように無料なのが嬉しい)をしばし見学。そこから地下鉄を乗り継ぎ、「マイフェアレディー」の舞台としても有名なコヴェントガーデンでショッピングを楽しみました。コベントガーデンではPaul Smithのロンドン1号店を発見したり、無印良品のお店に入ったり…。大道芸人もたくさんいました。そこから徒歩でピカデリーへ向かい、いくつかのお店でショッピングを楽しんだ後、再び地下鉄に乗り、かの有名な"Abbey Road"へ(Abbey Roadという名前の通り、英国中にどれ位あるのかな?Great Malvernにもあります(笑))。ビートルズの真似をして撮影することを目的に、多くの観光客が来ていました。交通量もそれなりに多いところなので、気を付けないと車に轢かれそうになってしまいます。その後、シャーロックホームズ・ミュージアムの外観だけを見るために、ベイカーストリート(駅の名前でもあり、通りの名前でもあります。「名探偵コナン」のファンの高校生なら、名前を知っていますよね?)へ。近くには有名なマダムタッソーろう人形館もありました。その後、再び地下鉄でパディントン駅に戻った時には7時を過ぎていました。

大きな都市ですから、「地下鉄ちゃんと乗れるかな?」といった小学生的不安もあったのですが、表示やアナウンスメントなどを始め、全てが分かりやすく、大変快適に一日を過ごすことができました。道路に備え付けてある地図を見ていると、きちんとした身なりの人が「お困りですか?」と話しかけてきてくれたり、ナショナルギャラリーの前にはピンクのシャツを着た「チームロンドン」の人たちがいたりと、観光客が快く過ごせる努力がなされている都市だな、という印象を受けました。地下鉄とバス1日乗り放題券が9ポンドしないのも有り難いですね!さて、東京は観光客に対して優しい都市なのでしょうか?海外に来ると、そういうことを考えるきっかけもうまれます。

海城生30人は、それぞれホストファミリーにどこへ連れて行ってもらったのでしょうか。
今年は、ホストファミリーと丸一日一緒に過ごす機会は1回しかありませんから、ぜひ、いろんな話をしてほしいところです。

★海城生たちの日曜日の様子









★引率教員の日曜日の様子

Great Malvern駅


再びタワーブリッジへ。


昔はこのような蒸気機関で動かしていたようです(今は電気のようです)。


水上バスでエンバンクメントへ。


トラファルガー・スクエア。


コヴェント・ガーデンにあるPaul Smithロンドン1号店。


ベイカー・ストリートのシャーロック・ホームズ像。

 地学部 多摩川巡検

 地学部は7月27日(日)、化石の採集のため和泉多摩川駅近くの多摩川河川敷に行きました。連日の雨の影響で川の増水も懸念されましたが、無事採集を行うことができました。現地では二枚貝をはじめとした多くの化石を採集することができて、生徒たちも満足した様子でした。帰りは豪雨に見舞われる寸前で駅につくことができ、また、非常に暑い中での採集となりましたが、熱中症などもなく無事に終えられ、何よりでした。今回の巡検で得られた化石を用いた研究の発展が楽しみです。
%C2%BF%CB%E0%C0%EE14.07.28.jpg
化石採集に参加した地学部員

 イギリス海外研修 6日目

英国の週末の新聞は大変分厚く、100ページ近くあります。
Giles先生と、休み時間に新聞記事について語り合う機会がありました。
その日のThe Timesに、I wish~のあとに続く動詞はwasか、それともwereか、
ということについて論じた記事が載っており、ことばに興味がある引率教員としては、
ぜひ、現地でイギリス人の先生の意見を聞いてみたかったのです。(高1はちょうど仮定法を習ったところですね!)
「両方正しいが、classによってはwereしか認めない人もいる。」というのが先生のご意見でした。
そこから話は広がって行き、アメリカニズム(米国語法)が増えている現状について
説明してくださいました。イギリスではWorcester is near Great Malvern.と言うのに対して、アメリカではnearのあとにtoを入れる傾向があり、同様に「この建物の外に」という場合、イギリス英語のoutside this buildingに対して米国ではoutside of this buildingのようにofを入れる傾向がある、とのこと。Great Malvernのような都会とは言えないような街でも、
アメリカ英語の語法で話す人が増えている、ということでした。Giles先生にとっては、
これらの前置詞は「実に耳障り」だとのこと。
それにしても、英国の学校で、英語の先生と、仮定法やアメリカニズムの流入について語り合えるなんて、夢のような話です。頑張って英語を勉強してきてよかったなあ…。

少し、趣味に走ってしまいました。では、生徒の様子を。
午前中は、木曜日に引き続いて英国人の学生が来てくれ、生徒の英語の添削などを
してくれました。生徒は、今日からプレゼンに向けた原稿を書き始めましたので、
英語の間違いがないかどうかチェックしたり、より良い表現を教えてくれたりしました。
first draftとは言え、プレゼンに向けた大事な第一歩ですので、海城生は熱心に取り組んでいました。授業中の英語でのコミュニケーションも、もう、問題ないように見受けられました。皆、よくやっています。

午後は、待ちに待ったフットボール大会!フィールドが、広い、広い!ホストファミリーもたくさん来てくれました。
海城のサッカー部の生徒2人が準備運動を先導したあと、
8つのチームに分かれ(現地の方と海城生の混合チームです)、ワールドカップの勝ち点方式で第一ラウンドを戦いました。(引率教員も通算で3ゴール決めました!)
全てのチームが勝ち点を獲得することができたので、大会全体をオーガナイズしてくださったHeather先生も安心(?)のご様子でした。
その後、第一ラウンドを勝ち上がった4チームで、準決勝、そして決勝が行われました。
どの試合も大変な盛り上がりを見せ、皆、大いに楽しめました。
優勝チームと準優勝チーム(runners-upという英語が聴き取れたでしょうか?)には、記念品も授与されました。
フットボール発祥の地でゴールを決めることができるなんて、最高の気分ですね!

気温は連日、摂氏25度前後(アメリカと違ってBBCのテレビの天気予報は摂氏の表示なので助かります)。朝晩と昼間の気温差が少し大きく感じることもあるものの、
素晴らしく快適な気候です。日本は連日猛暑日だと聞いています。皆様、お気をつけてお過ごしください。
生徒たちは、怪我や病気もせず、元気に過ごしています。
日曜日は、丸一日、ホストファミリーと過ごすことになります。こちらは夜10時過ぎまで明るいですから、今日に限って言えば、夜更かしを促すファミリーもあるようです(笑)。

では、また。



イングランドの広いピッチでフットボールをしました。


優勝チーム


準優勝チーム

 イギリス海外研修 5日目

金曜日。今日はロンドン旅行です。ロンドンの予想最高気温は、
BBCによると26度。上着は、まあ、要らないでしょう。でも、傘は必要。
"changeable"がキーワードですから…。

行きのバス、失礼、コーチでは、生徒一人ひとりに、これまでのホームステイに関するエピソードを英語でスピーチしてもらいました。様々な失敗エピソード、驚きエピソードが生まれているようで、30人全員がホームステイを満喫している様子が伝わってきます。

11時頃、ガイドの稲垣さん、そしてなんと!海城から現地の学校に留学している高1の生徒とも合流し、半日、ロンドン観光を楽しみました。
まずは、バッキンガム宮殿の前で衛兵交代を見学。時間が近づくつれ、人の数がどんどん増えていきます。実に、世界中の人々が見学に来ています。宮殿の前には国旗が掲げられていましたが、国旗だけが掲げられている時は女王がいない時だそうです。
セントジェイムズパークで昼食をとった後は、ウエストミンスター寺院(ディケンズやニュートンも埋葬されています)、ビッグベンを徒歩で見学。ビッグベンの前の広場には、
昨年鬼籍に入ったネルソンマンデラの銅像もありました。(像自体は、亡くなる前から存在しているとのことでしたが…。)
ロンドンアイはコーチの中でテムズ川の対岸から眺めることになりました。
ロンドン塔の付近では、タワーブリッジを背景に集合写真を撮りました。

大英博物館では、稲垣さんのガイドのもと、ロゼッタストーンを始め、
様々な展示物を見て楽しみました。5500年以上も前に死んだ男性のミイラも見ました。
「ミイラって英語で何だっけ?」と生徒に尋ねると、たちどころに"mummy!"という答えを返してくれました。リスニングの教材で学んだ単語とこういうところで出会えるのも楽しいものですね。mummificationなる単語にも出会いました。ギフトショップでは余り時間が
とれなかったのですが、多くの生徒が"British Museum"と書かれている手提げバッグを
手にしてショップを出てきます。実はこれ、有料だったのです。(2ポンド)
「お土産用にどうですか」と店員さんが尋ねてくるのに対して、何となく「イエス」
と答えてしまったとのこと。分からないのに適当に「イエス」を繰り返していると、
思わぬところで損をすることもありますよ。Be careful!

ピカデリーサーカスでは買い物を楽しみました。皆、思い思いの品、そして
お土産を買っていました。ロンドングッズは他の都市でも手に入るのですが、
「ロンドンで買う」ということ自体に価値があるのかもしれません。
引率教員が地下鉄の駅のトイレを使おうとすると、入り口のバーを押しても動かず、
中に入れません。近くにいた清掃員の方が、「50ペンスよ。」と教えてくれました。
そうでした、トイレには有料のものがあるのでした。でも、こんなところで
英語で会話できるのも楽しい経験だ、と前向きに捉えることにしましょう。
誰一人スリの被害に遭うこともなく、心地よい名残惜しさと共にロンドンを
後にすることができました。

帰りのコーチでは、ドライバーのお二人(Mike and Dave)に、感謝のしるしとして、
歌のプレゼントを差し上げました。(パーティーの練習も兼ねていた訳ですが…)お二人とも大変に喜んで頂きました。

さあ、今回は、ロンドン各所の写真をお楽しみください。What a lovely day!





バッキンガム宮殿にて、衛兵の交代パレード。


ロンドンに留学している高1の生徒と久々の再会!


ビッグ・ベンにて。


タワー・ブリッジにて。How changeable!!


大英博物館にて。ロゼッタストーン、本物です!






イングランドで発見されたジンジャー。


お土産もバッチリ買いましたよ!


帰りの車窓から。午後8時でようやく夕焼けです。

 イギリス海外研修 4日目

今日からグラスゴーでCommonwealth Gamesが始まりました。
英国連邦に属する国や地域の選手が一同に集まり、4年に1度、技を競い合います。
英国では、オリンピックに勝るとも劣らないほど注目されている一大イベントとのこと。
天気も良いようですから、まさにスポーツ日和といったところでしょうね。

さて、今日も丸一日レッスンを受ける日です。
午前中は、昨日に引き続き、9人の英国人学生が授業に加わってくれて、
海城生の会話相手になってくれました。

午後は、図書館に移動。更に多くの学生が来てくれ、交流会が行われました。海城生は二人一組になり、15のブースに分かれ、現地の学生に対して事前に準備していた質問を投げかけます。英国人の生の意見を入手できる貴重な機会です。

5,6分毎に英国人学生がブースからブースへと動いてくれるので、海城生はほぼすべての学生と話すことができます。短時間にこれだけ多くのネイティブスピーカー(それも同世代の)と
英語で話すなんて、日本ではまずできないことですから、生徒にはこの機会をフルに活かして欲しいところです。ここでリサーチしたことが、プレゼンテーションに活かされていくことでしょう。

最初は質問するのに苦労していた海城生も、インタビューを重ねていく中で、
少しずつ話すのに慣れていきました。日本にいる時にラジオ講座や単語集で学んだ単語や表現を、このように実際の場で使えるのは嬉しいことですね。Beth先生とも話題にしたのですが、ホストファミリーの中にはお子さんがいないご家庭もいらっしゃいますから、同世代の英国人と話すことは素晴らしい体験になったことでしょう。

インタビューの合間には、外でブレイクタイムをとりました。海城生が現地の学生にスナックや飲み物をすすめます。こういう何気ないところでちょっとした会話が交わせるのも、嬉しいですね。

今日来てくれた学生のほとんどは、また月曜日にも来てくれることになっています。

交流会自体は4時過ぎに終了しましたが、ホストファミリーが迎えに来る5時までは、
現地の学生と写真撮影をしたり、一緒にフットボールをしたりして楽しい時間を過ごしました。

皆、心身共に健康に過ごせています。




















やっとのことで、イギリス女子と写真が撮れました。

 イギリス海外研修 3日目

こちらの方は、"lovely"という形容詞をよく使います。
日本語だと「素敵な」位の意味なのでしょうが、日本だと「素敵」
という言葉、どちらかという女性が使う語だと思いますが、
"lovely"は、ゴツい男性でも使えます(笑)。今日もlovelyな一日になると
いいですね。

毎朝、図書館での朝会から1日の研修は始まります。
コーディネーターの明日香さんから、ステイ先で使える便利な
表現も教えてもらえるタイミングです。
嫌いなものを出された時は、"I hate it." でも通じるけれど、
"I'm afraid I'm not keen on this." のように言った方が礼を失することにならない、
といったアドバイスも頂きました。
今は通じるだけで精一杯、というところかもしれませんが、慣れてくるにつれて、
少しずつ配慮のある言い方もできるようになるといいですね。

さて、午前中は、英国人学生9人が授業に加わってくれました。
プレゼンテーションのテーマに関する英国人学生の意見を知ることができる貴重な
機会です。皆、積極的に彼らに質問をしていました。
学生も丁寧かつ辛抱強く海城生の質問に対応してくれ、ありがたい限りです。
生徒のテーマは、日英の住宅事情、宗教、英国王室と日本の皇室の比較、など多岐に渡っており、完成が楽しみです。

昼休みは、皆でフットボールをして楽しみました。(今回はサッカー部の生徒も
多いですね!)
体を動かすことで、夜もグッスリと眠れることでしょう。

午後は、更にプレゼンのプランを練り、図書館のコンピューターで
情報を収集。画像ばかり見ていたある海城生に対して、Beth先生から、
「写真や画像は単なるビジュアルエイド。一番大事なのは、何を
見せるかではなく、何を話すか、という点を忘れないように。」とのアドバイスが
飛びました。一つのクラスは10人という少人数であるため、先生方は生徒の活動一つ一つに
対して適切な助言を与えてくださいます。
(やっぱり語学は少人数で学ばないとな…、と思ってしまいます。)

5時にホストファミリーが車で迎えに来てくれましたが、
なかなか車の所まで行かない海城生が何人か。
聞いてみると、「何か二人で話してるから…。」
そろそろモジモジするのはやめましょう。ホストファミリーは君のことを待っているんです!

明日も楽しみながら授業を受けましょう!
(健康状態は、皆、良好です。)



朝礼の様子


Giles先生のクラスにて。


演歌好きの自己紹介。


英語で話すのにも少しずつ慣れてきました。


フィールドではクリケットをやっていました。観戦しながらのランチ。
ルールはわかったかな!?


ランチの後はフットボール!
イングランドでフットボールをするのもいい思い出です。




午後からはパソコンで調べながら、スピーチを考えました。


海城中学・高等学校 トップページへ 入試情報はこちら

アーカイブ

Loading...