学園ノート アーカイブ

 祝・エッグドロップ3人衆!

11月2日(日)午前7時より日本テレビで放映された「所さんの目がテン!」第1回実験グランプリにおいて、本校高校3年生井上君・恩田君・増田君の「エッグドロップ3人衆」が見事栄えある第1回グランプリに輝きました。自作の紙製プロテクターに生卵をセットし通常10mの高さから落下させ無事割らずに着地させるエッグドロップを、番組では15mの高さで実施。着地点がずれて脇に停車中のトラックの荷台に落ちたものの、卵は割れずに実験は大成功。所さんの心を射止めてグランプリを獲得し、優勝者である3人衆には番組特製のユニークなトロフィーが贈呈されました。

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〈3人衆・遠景〉

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〈3人衆・近景〉

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〈特製トロフィー〉

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〈特製トロフィー・アップ〉


 中2 校外研修

中学2年生は、10月29日(水)に東京湾にて校外研修を行ってきました。
クラスごとに屋形船に乗船し、海から羽田空港やレインボーブリッジ、ゲートブリッジ、お台場などの東京の名所を見学しました。船には建築会社の社員さんも乗船してくださり、東京湾の防波堤の仕組みや羽田空港の滑走路の構造、東京オリンピックに向けての今後の工事の進め方など、詳しくお話を聞くことができました。

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船内の様子です。
東京湾沿いの建築物や、工業についてのお話を聞いた後、クイズを楽しみました。


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クイズに正解すると、豪華景品も!


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船を止めて屋根にあがることもできました。
暖かな日差しの下、お台場を海から眺めるという貴重な体験ができました。


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お昼ご飯はお弁当!
船酔いすることなく、船内でも元気な生徒たちです。


今後の進路希望の一つとして、建築業に興味を持つ生徒もいたようです。
天気にも恵まれ、楽しい研修になったのではないでしょうか。

(中学2年7組担任・清水)

 理科 地学部 愛知県立一宮高等学校「夜空の明るさに関する課題研究発表会」に参加

 11月2日(日),地学部の生徒が,岐阜県安八郡にあるハートピア安八で行われた,平成26年度 愛知県立一宮高等学校 SSH科学技術人材重点枠「夜空の明るさに関する課題研究発表会」に参加しました.数年前から一宮高校を中心とした「全国夜空の明るさ観測ネットワーク」に参加しており,今回は,昨年から始めた南極での観測結果の速報を発表しました.内容は,初めての観測となる南極ではどのような値が出るのか,日本と比べてどのような違いがあるのか,中でも月の影響に関する研究結果が発表されました.今後もネットワークの方々と交流しながら連携して研究を進めていきたいと思います.

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本校の研究発表.発表題目は「南極でのSQM観測の経過報告〜新宿と南極の同時観測の試み〜」です.

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ポスターセッションの様子.ポスターを前に議論しました.議論することでより研究が深まっていきます.

 高1山の家(3日目)

 まず,2日目の追加報告として,いくつか写真をアップします.また,2日目の夜は,学年レクレーションとして,山の家委員の生徒の企画で,宿舎の施設をお借りして肝試し大会が行われました.季節外れですが(笑),都会より暗い道や体育館を使って肝試しを楽しめました.限られた時間と場所の中で委員の生徒たちが工夫をしてくれ,行事全体のスパイスになったのではないでしょうか.
 さて,10月30日(木),高1山の家(3日目最終日)です.今日は,全体での行動となりました.朝食後,皆で富士山ビジターセンターを訪ねました.今回は自然に関することが多かったのですが,富士山は文化的な側面が評価された世界遺産です.自然に関する展示はもちろん,今回はできなかった信仰や芸術に関する展示も見学し,視野も広げてもらいました.その後は,この企画の総仕上げとして,富士山五合目にバスで向かい,ガイドさんの案内で御中道のハイキングを行いました.今日も素晴らしく良い天気で,3日間,こんなにも雄大な富士山が見られたことは,めったにない一生の思い出になったのではないかと思います.
 この企画の運営全般にご協力いただいた旅行会社さん,安全に我々を運んで下さったバス会社さん,おいしい食事を作っていただき,ご迷惑な学年レクの肝試しにお付き合いいただいた宿舎の方々,丁寧に現地を案内して下さったガイドさんなど,多くの方々に支えられた3日間でした.良く頑張ってくれた山の家委員の生徒や学年の先生方も含め,感謝申し上げます.ありがとうございました.

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 マスフォーラム定例会行われる

10月26日、マス・フォーラム定例会が横浜サイエンスフロンティア高校(YSFH)で行なわれました。
この交流会は、これまで「海城&YSFH数学交流会」として実施されているもので、今回で8回目(3年目)となります。今後、広く門戸を開こう、とのコンセプトの下、発展的に改称されました。発会以来、本校からの参加者は、現高2、高3の世代が中心でしたが、この日は高2が修学旅行直前ゆえ参加できないため、先輩たちが営々と築いてきた「自らの数学を育む心」を次世代へ紡ぐことを目論み、中1と中2を中心に参加いたしました。講演プログラムやその内容などの詳細は12月に発行予定の本校数学科の「数学 科だより(Vol)」をご覧頂ければ幸いです。とりわけ、YSFHの生徒の皆さんには、本校中学生に懇切丁寧なる指導を頂き、心より感謝致します。また、今回も開催についてはもとより、本校中学生へ校内施設をご案内頂くなど、種々お世話いただきましたYSFH数学科スタッフの皆様に厚くお礼申し上げます。有難うございました。次回は年明け早々に、本校での開催を予定しております。参加希望の本校生はどうぞ気軽に数学科を訪ねてください。
(数学科教員)

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〈意見交換会での本校中学生とYSFH生〉

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〈本交流会開催のきっかけを作られたYSFHのOB増田卓斗さんと本校からの参加者〉

 高1山の家(2日目)

 10月29日(水),高1山の家2日目です.今日はコース別自然体験学習で,富士山ならではの自然の中で体を動かしたり見学したりと,体験を伴うような以下のプログラムを用意しました.選択は個人が希望するものを選んでもらい,それぞれが朝からバスに分かれて乗り込みました.自然の中で十分に楽しみ,その豊かさや美しさ,恵みを感じることのできる充実した一日でした.さらに幸運であったのは,ほぼ一日中,富士山が雲に隠れないという,めったにない晴天となり,どのコースの生徒もそれぞれのポイントから雄大な富士山の姿が見られたようでした.すべてのコースの写真はありませんが,ご報告いたします.

【コース別自然体験学習】
A:カナディアンカヌー体験&火山洞窟体験
B:マウンテンバイク体験&火山洞窟体験
C:宝永〜太郎坊下山トレッキング
D:白糸の見学&富士山養鱒場でニジマス釣り
E:溶岩染め体験&富岳風穴&鳴沢氷穴
F:富士山御胎内清宏公園&甲州名物ほうとう作り&カチカチ山ロープーウェイ富士山展望

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 高1山の家(1日目)

 10月28日(火),高校1年生の山の家が始まりました.1日目は,日本列島の自然の特質である恵みと災いの両面性をテーマに,具体的事例となるフィールドワークを通して学んでもらいました.
 具体的には災いの例として,約1万1千年前に富士山から噴出した三島溶岩を追って,三島市内(楽寿園)と景ヶ島渓谷の2カ所で溶岩の露頭を見学しました.その分布が富士山から三島市へと連続していることや溶岩の形状から粘り気の小さい溶岩流であったことなどを実際の現場から理解してもらいました.20kmも流れ下った噴出当時は大変な状況であったことも想像できたのではないでしょうか.
 一方,恵みの例としては,その三島溶岩の割れ目などを通過した地下水が湧出する柿田川公園や楽寿園を訪れました.その地下水が水資源となり,親水空間を作ったりしていることを見学してもらいました.さらに,現在の地下水の問題にも触れ,恵みである水資源と人間がどう関わっているのかという事例から,自然と人間の関係も考えてもらいました.今日は晴天にも恵まれ,要所で美しい富士山の姿も見られました.明日は,コース別の自然体験プログラムです.ゆっくり休んでください.

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 理科 地学 最近現れた巨大な肉眼黒点の観察

 10月17日に出現した巨大な黒点群が大きさを増し,木星サイズにまで成長しているというニュースを天文関係のMLで知りました.いつも太陽や黒点の観察は,中学3年の3学期に扱っていますが,観測条件の良かった10月25日に授業のあった中1・中3の生徒には,急遽,授業内容を変更し,本校前庭にて太陽観察を行いました.残念ながら授業のなかったクラスには,プリントを配布して,放課後の観察を呼びかけました.放課後は,地学部の協力も得て,望遠鏡などを出しっぱなしにし,観察や写真撮影を続け,中には,ずっと観察を続ける生徒や部活帰りに立ち寄って観察していく生徒がいました.
 時間的制約の多い現在の学校教育制度では,普段は資料や写真を利用して説明や魅力を語るものの,なかなか興味を持ってもらうことが難しいのが本音です.今回は,授業中に現在進行中の天文現象が見せられるということで,普段より興味を持った生徒も多かったと思います.地学では,生の天文現象を見せることが興味や関心を伸ばしたり,理解を深めたりするのに有効かつ最善です.一般市民も含めて,このような観察が地域に整備された博物館で可能であるといったような社会教育の機能も含め,柔軟な教育体制が整うと良いと思います.

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望遠鏡で反射板に投影した太陽像を見る生徒.

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授業時の観察の様子.太陽グラスも利用して,肉眼でも確認してもらいました.

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 理科 地学部 おとめ山公園全面開園記念式典で研究発表

 10月26日の日曜日,地学部で調査活動をさせていただいている新宿区立おとめ山公園で全面開園記念式典と記念イベントが行われました.本校地学部では,これまで7年近く継続させてきた湧水調査の結果を発表するブースをいただき,これまでの成果と湧水の研究手法などを紹介しました.
 このおとめ山公園では,ここ最近,拡張工事が行われており,かつてこの地にあった谷戸地形や武蔵野の雑木林の面影を意識した拡張を行い,この土地が持つ自然や歴史の記憶の再生がテーマとなっていました.この度,めでたく工事が完了し,新宿区立では中央公園に次ぐ,2番目の広さの公園となりました.我々,地学部が研究対象とする湧水は,この公園のテーマでもある谷戸地形や武蔵野の雑木林を作りだした大きな要素でもあります.今後も湧水量や水質などの観測を継続させていくことは,地学部としての調査・研究活動という意味合いだけではなく,この落合地域の自然を考えるための大きな基礎データになると信じています.部員が変わっていく中での継続調査は難しいところがありますが,先輩から後輩へとその意義を伝え,着実に襷をつないで欲しいと思います.
 最後になりましたが,落合地域の自治会を中心とした地元住民の皆様には,いつも調査で声をかけていただき,ご自宅の井戸で地下水位の観測もさせていただいています.また新宿区の方々には,素晴らしい活動の機会を与えていただきました.この場をお借りして,感謝申し上げます.


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本校地学部のブース.立派なものを新宿区の方々に用意いただきました.

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湧水の調査・研究に関する説明の様子.水質測定の体験などもやっていただきました.

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 地学部 栃木地質巡検

 秋晴れに恵まれた10月26日(日)、地学部は栃木県内の鉱山跡で鉱物採集をしました。はじめの採集ポイントでは方鉛鉱という鉛の硫化鉱物や、菱鉄鉱という鉄の炭酸塩鉱物を採集できました。
 2つめの採集ポイントでは、輝水鉛鉱というモリブデンの硫化鉱物を石英の中に見つけることができます。大きなものはなかなか見つけるのが難しいですが、中には1cm以上の大きさのものを見つけている生徒もいました。そのほかにも、自然蒼鉛というビスマスの元素鉱物なども採集できるということでしたが、残念ながらこの日は見つけることができませんでした。
 遠くまで出かけての採集でしたが、みな時間を惜しむように張り切って採集し、それぞれに収穫を得ての帰途となりました。取れなかった自然蒼鉛は次回の楽しみとしましょう。お疲れ様でした。
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採集した方鉛鉱

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