6月27日(土),地学部は災害フィールドワークとして,江東区にある須崎神社と平久橋を巡検しました.この洲崎神社一帯は,昔は海岸沿いに位置し,寛政3(1791)年に襲来した高潮によって,付近の家屋が流され,死者・行方不明者が多数出したことがありました.幕府は,この災害を重視し,洲崎神社一帯を空き地として住むことを禁じ,空地とした区画の東西・北端に波除碑を建てて目印としました.現在では,埋立地により海岸ではなくなり,付近の様子も変わってしまいましたが,古地図と現在の地図を片手に歩き回り,この土地の変化と昔の災害を想像することができました.
ここのところ,火山や地震の活動も活発で色々な情報が飛び交う中,自然災害に対する1つの理解として,自分の足で歩き,地形や歴史を体感することができました.変わりゆく土地の変化をきちんととらえ,海岸でなくなったとしても正しくリスクを知っておくことが大切だと感じました.
洲崎神社の前で地図を確認し,周辺の昔の地形と比較する生徒たち.
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6月14日(日)、地学部では新入生歓迎巡検の第二弾として、昭島市内の湧水などを中心とした巡検と多摩川河川敷での化石採集を行いました。以前一度下見に来ている場所でしたので(そのときの記事はこちらをご覧くださいhttp://www.kaijo-academy.jp/_press/2015/05/post_868.html)、今回は基本的にすべて上級生が案内するという形にしました。資料作りや説明などきちんとできていたように思います。1年生もよく話を聞いて、楽しみながらもしっかり取り組めていたようでした。良い化石が見つかると歓声が上がり、「くそーっ、自分も」といった声が漏れました。また、なかなか化石を見つけられない1年生に「この化石あげようか」と教員が声をかけると、「やっぱり自分で見つけたものがいいです」と断られました。頼もしい言葉に今後が楽しみです。
心配された天気も何とか持ちこたえ、曇天の化石採集日和を満喫できした。今後も継続的かつ積極的に参加していってもらえるとうれしいです。
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6月7日(日),地学部は,第12回身近な水環境の全国一斉調査として,高田馬場付近の神田川とおとめ山公園の湧水の水質を調べました.この一斉調査は,みずとみどり研究会が主催となり,2004年から毎年6月に実施されてきました.その目的は,調査に一般市民や学校の児童・生徒などが参加し,全国の水質マップを作って実態を把握・比較し,水環境に関する理解と関心を高めてもらうことです.調査地点の数は全国で約5000ヶ所程度にもなる大規模なもので,本校地学部でも参加し始めて4年目くらいでしょうか.この日は,今年の新入生の歓迎行事も兼ねていて,午後は武蔵小金井から国分寺まで歩き,地形や水文に関する巡検をしました.実際の地形を歩くことで,頭で理解するというよりしっかりとした経験に裏打ちされた知識となったのではないでしょうかか.
身近な水環境の一斉調査HP:http://www.japan-mizumap.org/index.htm
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5月31日(日)に本校を会場として第2回の地学部合同発表会が行われました。2012年11月以来となる2回目で、今回から横浜サイエンスフロンティア高等学校も参加して4校で催すことができました。
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