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 理科 2015 JAXA(宇宙航空研究開発機構)見学会

 去る12月14日(月)、中3と高1の希望者30名を対象にJAXA見学会を実施しました。昨年と同様、海城のOBである佐孝さん、伊海田さん(ともに2002年卒)にお世話になりました。JAXAの食堂でお二人を囲んで定食をいただいたり、管制室の中のようすや閉鎖・低圧環境訓練設備を(もちろん外からですが)見学させていただいたりと、非日常体験満載の一日でした。
 

 
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 今年フライトディレクタ(きぼう運用管制チームのリーダー!)となった佐孝さんも、イプシロンロケットプロジェクトチームの一員でH3ロケットの開発も担当している伊海田さんも、口をそろえて「精神的・肉体的なタフさ」と「徹底的にやること」の重要性を強調。
 「好きこそものの上手なれ」は言うまでもありません。その上で、楽しいことばかりではなく、逃げたくなるような苦しい局面で何ができるのかを多く実践し夢を叶えている二人を見習いたいものです。
 この場を借りてあらためて佐孝さん、伊海田さんに感謝申し上げます。ありがとうございました。(理科引率教員)
 
《参加生徒の感想》
 
 今回のJAXA見学は、自分自身の将来について考えるうえで大きな役割を果たすよい経験になったと思っています。
 その理由は、「将来の選択肢」がこの見学会で大きく増えたように感じるからです。自分は、小さい頃にはたしかに宇宙に興味があり、現実的なことは度外視してそれ関係の仕事に就いてみたいとも思っていましたが、少し年齢が上がって実際に考えてみた時に、やはりそういった仕事は、本当にそういう事を専門的に学んだトップのエリートだけが出来るのかなと勝手に解釈して諦めていたというか考えないようにしていました。しかし、今回両OBの方の話を聴き、宇宙工学でなくてもJAXAで働けるということがわかり、こういう仕事をやってみたいという思いが再燃し、自分の「将来の選択肢」の1つに加わりました。
 今回自分が、実際に働くOBが一般公開日以外でJAXAを案内するという貴重な機会に参加できたことはとても幸運なことだったと思っています。非常に楽しい経験でした。
 最後に、案内してくださった伊海田氏、佐孝氏両OBの方に感謝して、この感想文を終わります。(O君)


 今回のJAXAの見学は僕にとって「職業」について考えさせられる初めての機会であった。特に印象深かったのはやはり最後の講演会だろう。先輩の職業について聞ける貴重な経験になった。
 一人目の伊海田さんの話ではロケットの開発において成功談だけでなく、新人の頃の失敗談も語ってくれた。その失敗で**円が吹っ飛んだという話を聞いて驚いた。
しかし、伊海田さんは挫折せずに次の目標へ挑戦したとおっしゃっていた。「失敗した回数が多いほど大成功を起こすかもしれない」この言葉は今後僕が失敗したときに僕の支えとなるだろう。
 二人目の佐孝さんの話で は英語の重要さを学んだ。僕は1か月後に英検の2級を受けるつもりだが、佐孝さんはフライトディレクタの仕事の上で「英語はもうちょっとやっておけばよかった」とおっしゃっていたので、英語は最重要科目の一つとして勉強しなければならないと再認識した。
 伊海田さんと佐孝さんは全く別の業種であったが、共通しておっしゃっていたのは「仕事は責任が重いがやりがいの塊である」ということである。これから自分の将来を考える上で第一に「やりがいがあるか、ないか」が重要であると思った。
 また機会があったら、映像などではなく実際にその職業についている人の話を間近で聞きたいと思った。(S君)
 
 JAXAではとても貴重な体験ができました。スペースドームでは、ロケットや人工衛星の歴史を学んだり、きぼうや、こうのとりのしくみを見ることができまし た。ここでは、人工衛星の断熱シートを貼るのにマジックテープで充分であることや、こうのとりの物資が入っている貨物のスペースが一部空洞になっているこ とを初めて知りました。
 きぼうの管制室では、きぼうから見た地球の映像を見て、国際宇宙ステーションがとても速い速度で回っていてあっという間に夜になったことに驚きました。
 伊海田さんと佐孝さんの公演を聞いて、まだ知らないことを知り、貴重なことが聞けました。佐孝さんのフライトディレクターの話は、フライトディレクターについて全く知らなかったので、一番刺激的でした。また、英語が重要なのでしっかりと勉強するようにしたいです。(N君)
 

 

 

 
 

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