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 理科・中1希望者対象の地学野外実習〜多摩川での化石採集

 11月28日(土),中1の希望者を対象に,多摩川(東京都狛江市付近)で,地学分野を中心とした野外実習を行いました.現地では,昭和49年の台風による「狛江水害」で多摩川が決壊した場所を訪れ,決壊した場所に実際に立ち,現場で当時の状況を学びました.最近の台風による増水などの映像も見せ,現場でそれを体感できたことは,座学で河川の氾濫やその力を学ぶだけでは得難い学びだったのではないでしょうか.その後,夕暮れまでの限られた時間でしたが,2〜3時間ほど,約100万年前の海で堆積した地層(飯室層)から,貝などの海棲生物の化石採集を行いました.時間も限られる中,熱心に掘り進めてくれ,貝を中心に化石採集ができました.短時間にしては蟹の爪の部分の化石を見つけた生徒もいました.秋も深まり寒さも心配でしたが,日の出ている時間は暖かく,また引率者の指示をきちんと聴いて行動してくれたので,気持ちの良い充実した実習でした.

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川原から宿河原堰を見学.ちょうどすぐ下には魚道がありました.そして,「狛江水害」時に,この眼前の穏やかな多摩川が氾濫したのです.

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多摩川決壊の碑の前で,資料や写真,映像を用いて,この場所で実際に起こった洪水について学びました.堤防や柵などが当時の資料や写真にもあり,実感がわいたのでは??

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化石採集風景.やや水量が多かったのですが,何とか掘れました.

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ピンボケですが,カニの爪の化石のようです.すごい.親指の手前ですがちょっとわかりにくいですね.

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