高校2年 沖縄修学旅行第4・5日目(第1隊)
4日目は、伊江島デイ。マリンスポーツとサイクリングを満喫しました。
伊江島へは本部港からフェリーで30分。人口4700人程の、のどかな島です。3日目に美ら海水族館を訪れた生徒は、ホテルから同じルートを辿ることになりました。マリンスポーツではシーカヤック、シュノーケリング、バナナボートを楽しみ、サイクリングでも沖縄の海や空の景色を堪能しました。「マリンスポーツはあんまり...」という生徒も、体験後は異口同音に「楽しかった!」と晴れやかな笑顔で言ってくれました。一方、伊江島は沖縄戦の激戦地でもあり、住民の集団自決も行われた場所。多くの生徒がサイクリング中に訪れたであろう、島に聳え立つ城山(タッチュー)は、70年前の光景をどう見ていたのでしょうか。
さて、旅のラストディナーではバーベキューで盛り上がったあと、クライマックスはエイサー鑑賞。実際に楽器を持って演奏したり、地元の方から個人レッスンを受けたりする時間も設けられ、最後の濃密なひとときを皆で楽しみました。演奏しなかった生徒達も、日頃の鬱憤(ありますか?)を晴らすかのように、楽器に合わせて皆で叫んでいたのが印象的でした。これで、来るべき大学受験に向けて、充分に英気を養い、活力を充電できましたね?(野暮なこと言いましたか?)
班別でのサイクリングで訪れたニャティア洞。単純な青ではない海が色が美しい。
ニャティア洞を海へと降りていくと、しばらく居続けたくなる場所でした。ちなみに、波の浸食による海食洞で、生徒の頭の位置くらいまで波をかぶり削られているのがわかります。
湧出展望台。迫力ある切り立った崖とどこまでも続きそうな水平線が魅力です。
米軍補助飛行場です。滑走路を道が通っていて走ることができます。緩い坂道が大変ですが…笑。
伊江ビーチでクラス写真撮影。石灰岩由来の白いビーチにコバルトブルーの青い海。
シュノーケリング体験。準備完了でいざ海の中へ。海水を飲まないように!
伊江島のサンゴ礁。色んな形のサンゴ、鮮やかな魚達、海に差し込む光がつくるコントラスト…多種多様な色合いが美しい!
シュノーケリング体験中にパチリ!しっかり握りしめたカメラで撮影。落とさなくて良かった(^_^;)
サンゴの白化現象でしょうか?ただ教科書で学ぶではなく、周りの美しい自然や体験とともに
刻み込むことが、現実をきちんと理解するということだと思いました。
満月に近い真ん丸のお月様のもとでエイサーを鑑賞しました。最後の贅沢な夜です。
途中からは生徒も参加して、一緒に踊りました。沖縄流ですね。こういう文化や雰囲気に触れることも、この修学旅行の貴重な体験でしょう。
そしていよいよ、最終日の5日目。バスガイドさんともお別れです。現地の事柄について詳しくも分かりやすい説明をしてくださったことはもちろん、沖縄の素敵な歌を披露してくださったり、生徒達が飽きないようにじゃんけん大会を企画してくださったりと、いろいろとお世話になりました。首里城の守礼門でクラス別に集合写真を撮った後は、最後の班別行動。多くの班が牧志市場での食事や国際通りでのショッピングを楽しんだようです。最後には、全ての班が、定められた時刻までに那覇空港に到着することができました。
この5日間、(若干の例外はあれ)時間を守り、メリハリのある行動ができていたように感じます。「学ぶべきところは学び、楽しむところは思いっきり楽しむ」という当初の目的もほぼ達せられました。大変に楽しく、有意義な旅行となりました。生徒諸君は、この旅で得た、そして感じた個々のサムシングを心に刻みつつ、また元気に学校生活を送ってくれることでしょう。
本年度の沖縄修学旅行第1隊を締めくくるにあたって、本研修に携わってくださった学校内外の全ての方々に心から御礼を申し上げたいと思います。大変ありがとうございました。保護者の皆様も、様々な面でのご協力、ありがとうございました。
判別行動のスタート地点でもある首里城で記念写真。朱色の鮮やかさが印象的でした。
公設市場にも生徒がたくさんでした。自由行動中には沖縄らしいものをテーマに写真を撮り、後でプレゼンして共有します。面白い素材は見つかりましたか?
最後の蛇足です。帰りは雲から顔を出す富士山が…見ましたか?疲れて眠る生徒が多かったですが、黄昏時の優しい空の変化に、鮮やかだった沖縄の風景を思い出しながら、旅の終わりを感じました。