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 理科 中3 東京大学大学院 新新領域創成科学研究科見学

 7月 9日の自宅学習日を利用して、中3の希望者30名で東京大学大学院新領域創成科学研究科の見学会を行い、動物生殖システム分野の研究室を訪ねました。

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 新領域創成科学研究科は、伝統的な学問体系では扱いきれなくなった分野横断的な重要課題を扱うために、1998年に柏に設置された大学院で、同じ柏キャンパスにあるカプリ数物機構、宇宙線研、物性研、大気海洋研とも連携した幅広い専門教育が行われる場となっています。
 今回は新領域創成科学研究科の中の生命科学研究系先端生命科学専攻の動物生殖システム分野、通称「メダカ研」の研究の一部をご講義いただくとともに、研究室の見学をさせていただきました。
 はじめに新領域創成研究科副研究科長の三谷啓志教授が、東京大学や柏キャンパスなどに関する説明をしてくださいました。
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 次に尾田正二准教授から、実験脊椎動物として注目されるメダカを使い、遺伝子組換え技術を用いて生命の営みを解き明かそうとする研究や、メダカの動きを精密に調べることで心身状態を理解しようとする研究、あるいは宇宙へ行ったメダカの話など、大変興味深い内容のお話を伺うことができました。また、研究する喜びとは何か、研究へ向かう心構え、研究者になったいきさつ、学ぶということはどういうことかなどについてもお話しいただき。中学3年生という時期にこのような話を聞けることをうらやましく感じました。大いに刺激を受けることができたのではないでしょうか。
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 休憩をはさみ、研究室の中やメダカの飼育施設なども拝見させていただきました。
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これが実際のトランスジェニックメダカ。遺伝子組み換えによって、遺伝子の機能を個体レベルで解析することもできます。


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こちらは体が透明のメダカ「SK2」。生きたまま内臓の動きなどを調べることができます。


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屋外の飼育施設では、向井千秋宇宙飛行士とともに宇宙に滞在したメダカの末裔も見させていただきました。


 今回の見学会は、科学に対する興味・関心を深めるきっかけになったことでしょう。さらに自分自身の知的好奇心を発展させていってほしいと思います。そして、願わくば、参加者の中から科学者の道を志す生徒が出てくることを。

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