理科 地学科 冬の天体観望会@清里高原
新年明けましておめでとうございます.本年もどうぞよろしくお願いいたします.昨年度末の報告をいたします.
12月28日(日)から30日(火)にかけて,山梨県北杜市の清里高原で,毎年恒例になっている天体観望会を行いました.教室での授業や普段の生活では経験できない星空を眺め,宇宙への興味・関心をより高めてもらおうと,毎年,企画しています.
氷点下になる冬の清里高原で,夜は肌を刺すような寒さですが,凛とした空気感はどこか親しみを覚えます.科学的には,冬の空気は水蒸気やエアロゾルが少なく,澄み渡っており美しい星空を見るには最適です.今回は,最初の晩は雪で全く駄目でしたが,2晩目は,対照的な晴天となり,ISSにはじまり,星団,星雲,月など多くの天体を観望できました.また,ペンションの天文台でオーナーに解説してもらい,望遠鏡を使っての観察もできました.好奇心を高め,普段の学習がより深い理解を伴うことにつながればと思います.
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初日の晩は天候が悪かったのですが,生徒の保護者が天体写真の撮り方についての講義をしてくださいました.ご協力ありがとうございました.
2日目も午前中は雪でしたが,有志で果敢に鉱物採集に出掛けたグループもいました.
2日目夕刻のISS(国際宇宙ステーション)の写真.中央からがISSの軌跡です.(クリックで拡大可能)
この時期は上弦の月でした.夜半頃,月が沈むと,満点の星空が広がりました.(クリックで拡大可能)
10分間露出させて撮影したオリオン座(左上)です.さて,どの方角ですか?また,ベテルギウスはどれでしょうか?(クリックで拡大可能)
こちらは,1時間露出させた写真です.どの方角ですか?星はどちら回りですか?星が回転している角度はどれくらいですか?(クリックで拡大可能)