夏期講習 国語リレー講座 第3回
夏期講習「国語リレー講座」第三回。担当は村上慎一教諭でした。
題目は「『竹取物語』とは何か―物語の構造」です。
講義では、教科書には必ず採りあげられており、知らない人はいないと思われる『竹取物語』も、授業で読むのはそのわずかな断片でしかないことを指摘した後で、『竹取物語』とはどのような物語であるのか、その一部を読んだだけでは分からないようなこの物語の魅力、物語の構造について解説していきました。
講義を終えた生徒たちの感想を引用します。
「ただのおとぎ話としてしか読んでいなかった『竹取物語』も、視点を変えて読んでみれば、今の時代にもあるような理想と人間という大きなテーマで書かれたように見えてくる不思議。とても興味深かったです」
「竹取物語は日本最古の物語とも言われていながら、今なお読みつがれていることが少し不思議だった。だか実は複数の説話が入り乱れ、、大変昔の作品なのに作者の思想が描かれているということを知り、1000年前の人間と私たちにはあまり差異はないのではないかと思った」
次回は安達隆之教諭が担当します。