地学部は7月17日(日)、東京都八王子市の北浅川に化石採集巡検に行きました。ここでは東京の基盤となっているような地層(中生代白亜紀の小仏層群)の上に、およそ300万年前の地層(上総層群)が堆積しており、そのやわらかく新しい地層の中にはメタセコイアなどの植物片がたくさん埋まっています。メタセコイアの球果や琥珀も見つけることができます。さらに、北浅川では2001年にハチオウジゾウも発見されており、長鼻類の足跡化石も見られるなど、興味深い場所でした。われわれの住んでいる町のすぐ近くにもこのような場所があることはうれしいことです。
時間的な間隔のあいた2つの地層が接している
新しい地層には、いたるところに植物片の化石が埋まっている
立ったままの状態で化石になった、立木化石
メタセコイアの球果の化石
琥珀
長鼻類の足跡化石と思われるもの