理科 地学野外実習 東北被災地への研修旅行(1日目)理科
7月31日から8日2日にかけて,中3〜高2の希望者20名が参加し,気仙沼,南三陸,陸前高田を巡る東北・被災地での研修旅行を行いました.
1日目は,南三陸を中心に学びました.早朝に東京駅を出発し,くりこま高原駅からバスに乗り継ぎ,まず南三陸さんさん商店街にやってきました.この復興商店街でそれぞれ昼食としましたが,少し地元の方々と交流できた生徒もいたみたいです.その後,南三陸の街をバスで巡りながら,語り部の方にバス車窓から,またバスを降りて実物を前にしながら解説をしてもらいました.この日は気仙沼に移動し,宿泊しました.
そこで昼食としました.食事をしていくことも復興の手伝いになるかもしれませんが,生徒によってはお店の方とお話ができたものもいたようです.
南三陸ポータルセンターで,南三陸の自然や震災時の様子を写真などを使い聴かせていただきました.
バスから見た南三陸の風景.家の基礎も撤去され,草が生い茂る夏は草原にしか見えないかもしれませんが,街と人の生活があったところです.
津波が到達した中学校の建物の前で語り部さんの話を聴く生徒.ここはやや高台にあり見晴らしも良いですが,津波がやってきていて,こんなところにまで津波がやってきたことから恐ろしさが良く分かりました,また隣に仮設住宅もあり,多くの被災者がまだ仮設住宅で生活されている現実を目にしました.
宿泊は気仙沼ですが,ホテルの下の崖を観察してみるとウミユリの化石が….地学部の生徒をはじめ,興味のある生徒はしげしげと見ていました.震災とは関係ないですが,フィールドでは分野に限らず何でも興味を持って観察することが大切です.気仙沼は,地質も面白いところなのです.