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 イギリス海外研修 6日目

英国の週末の新聞は大変分厚く、100ページ近くあります。
Giles先生と、休み時間に新聞記事について語り合う機会がありました。
その日のThe Timesに、I wish~のあとに続く動詞はwasか、それともwereか、
ということについて論じた記事が載っており、ことばに興味がある引率教員としては、
ぜひ、現地でイギリス人の先生の意見を聞いてみたかったのです。(高1はちょうど仮定法を習ったところですね!)
「両方正しいが、classによってはwereしか認めない人もいる。」というのが先生のご意見でした。
そこから話は広がって行き、アメリカニズム(米国語法)が増えている現状について
説明してくださいました。イギリスではWorcester is near Great Malvern.と言うのに対して、アメリカではnearのあとにtoを入れる傾向があり、同様に「この建物の外に」という場合、イギリス英語のoutside this buildingに対して米国ではoutside of this buildingのようにofを入れる傾向がある、とのこと。Great Malvernのような都会とは言えないような街でも、
アメリカ英語の語法で話す人が増えている、ということでした。Giles先生にとっては、
これらの前置詞は「実に耳障り」だとのこと。
それにしても、英国の学校で、英語の先生と、仮定法やアメリカニズムの流入について語り合えるなんて、夢のような話です。頑張って英語を勉強してきてよかったなあ…。

少し、趣味に走ってしまいました。では、生徒の様子を。
午前中は、木曜日に引き続いて英国人の学生が来てくれ、生徒の英語の添削などを
してくれました。生徒は、今日からプレゼンに向けた原稿を書き始めましたので、
英語の間違いがないかどうかチェックしたり、より良い表現を教えてくれたりしました。
first draftとは言え、プレゼンに向けた大事な第一歩ですので、海城生は熱心に取り組んでいました。授業中の英語でのコミュニケーションも、もう、問題ないように見受けられました。皆、よくやっています。

午後は、待ちに待ったフットボール大会!フィールドが、広い、広い!ホストファミリーもたくさん来てくれました。
海城のサッカー部の生徒2人が準備運動を先導したあと、
8つのチームに分かれ(現地の方と海城生の混合チームです)、ワールドカップの勝ち点方式で第一ラウンドを戦いました。(引率教員も通算で3ゴール決めました!)
全てのチームが勝ち点を獲得することができたので、大会全体をオーガナイズしてくださったHeather先生も安心(?)のご様子でした。
その後、第一ラウンドを勝ち上がった4チームで、準決勝、そして決勝が行われました。
どの試合も大変な盛り上がりを見せ、皆、大いに楽しめました。
優勝チームと準優勝チーム(runners-upという英語が聴き取れたでしょうか?)には、記念品も授与されました。
フットボール発祥の地でゴールを決めることができるなんて、最高の気分ですね!

気温は連日、摂氏25度前後(アメリカと違ってBBCのテレビの天気予報は摂氏の表示なので助かります)。朝晩と昼間の気温差が少し大きく感じることもあるものの、
素晴らしく快適な気候です。日本は連日猛暑日だと聞いています。皆様、お気をつけてお過ごしください。
生徒たちは、怪我や病気もせず、元気に過ごしています。
日曜日は、丸一日、ホストファミリーと過ごすことになります。こちらは夜10時過ぎまで明るいですから、今日に限って言えば、夜更かしを促すファミリーもあるようです(笑)。

では、また。



イングランドの広いピッチでフットボールをしました。


優勝チーム


準優勝チーム

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