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 2013年度 中学アメリカ海外研修 12日目

<第十二日目(3月31日(月))>

3月20日に始まったこの研修も、いよいよ今日で最終日です。
(プレス用の原稿もこれをもって最後と致します。)

米国滞在で最後に訪れたのは、Beacon Hill(Beaconの意味も教えてもらいましたね?)。
そしてFreedom Trailをしばし散策。
ボストン大虐殺、ボストン茶会事件(事件なのになぜTea Partyと言うのか?その説明もありましたね?)など、米国の歴史の中でもとりわけ重要なできごと
についてガイドさんからお話をして頂きました。
ボストンの新旧庁舎、Benjamin Franklinの銅像など、有名スポットも訪れることが
できました。

わずか3日間の滞在でしたが、ガイドさんのお話が大変分かりやすく、話し声も魅力的で、
皆、バスの中でも熱心に耳を傾けていました。
「実際に自分の足で現地の土を踏みしめ、自分の目で見て、自分の心で感じることが大切なんです。」
というアドバイスには信念が込められていました。また、「一言で言うと、皆さんのことを忘れないと思います。」
という最後のお言葉には感動しました。

この研修を振り返ってみますと、6月に選抜を行ったあと、夏休みに事前学習を行い、
2学期後半から少しずつ様々な話し合いを進め、3学期には週に1回のペースで出し物の
練習を行い・・・、と皆、多くの時間と労力を注いできました。
練習や集まりの中では、引率教員からいろいろと厳しい言葉をかけたり、
多くの注意をしたりすることもありました。それは、少しでもこの研修を意義深いものにしたい、
海城生代表として参加する気概を持ってほしい、という願いがあったからです。
なんとなく2週間を過ごすこともできたはずです。しかし、生徒諸君の充実した顔を見ると、
彼らは決してなんとなくは過ごさなかった。勇気を持って異国の地に溶け込もうとした。
困ったことを自分で解決しようとした。この研修が納得のいく2週間になるように努力した。
そう感じます。
引率教員としては、大いなる勇気と、そして自らを開拓しようとする精神を持ってこの
研修に参加し、無事に全行程を終えた30人の生徒諸君に、最大限の敬意を表し、
その労をねぎらいたいと思います。よく頑張りました!

この滞在中、大きな事件や事故が起こらず、無事に日本に帰ってくることができたのも、
様々な観点で我々を支えてくださった方のお陰だとあらためて感じています。
国籍、性別、年齢、信条を問わず、この研修に理解を示し、助けとなってくださった
全ての方々に心から感謝申し上げます。

ありがとうございました。


Beacon Hillにて。


マサチューセッツ州庁舎


Old City Hallのベンジャミン・フランクリン像
アメリカ合衆国建国の父の一人で100ドル札に肖像が描かれている政治家。
また、凧を用いた実験で、雷が電気であることを明らかにした科学者としても有名です。


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