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 外務省「高校講座」開かれる

 12月2日、外務省による「高校講座」が、高校1年生を対象として開かれました。この講座は、外務省の職員が全国の高等学校に赴き、外務省の仕事を紹介し理解してもらおうというものです。本校はキャリア教育の一環として講座の開講を依頼しました。外務省の計らいか、講師は本校出身の網谷耕介氏でした。
 網谷氏は平成7年に本校を卒業し、東京大学に進みました。そして法科大学院在学中に国家試験に合格し、外務省に入省されました。アメリカ合衆国を始め、世界各国の大使館勤務を経て、現在は日本で北朝鮮を担当しているとのことです。
 網谷氏が外交官を志したきっかけは、本校が中学3年終了時に実施しているアメリカ・セントジョンズベリーの海外研修だったそうです。アメリカではトヨタの車が走り、ソニーの電化製品は必ずといっていいほど各家庭にあるのに、網谷氏のホームステイ先のお子さんは、網谷氏の薦めるインスタント味噌汁を口にすることができなかった。その時、網谷氏は自分は日本のセールスマンになってもっと日本のことを世界中に紹介しようと思ったのだそうです。
 勿論それだけではありません。「歴史の1ページを作る仕事」「生涯勉強する機会のある仕事」ということも、外交官の仕事の魅力とのことでした。
 当日の講演内容は次のようなものでした。

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外務省の仕事の内容が、経験に基づいて具体的に紹介されました。


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アメリカでの大使館勤務のエピソードや国務省での経験など多岐にわたるお話でした。来年の修学旅行の事前学習として、沖縄の基地問題に関しても話していただきました。

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生徒諸君は網谷氏の講演、人柄にすっかり魅了されてしまったようです。生徒のたくさんの質問にもお答えいただきました。講演終了後も10名以上の生徒が残り、さらに40分ほど個別にお話を伺うことができました。

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網谷氏によると、海城の卒業生が4名ほど外務省で働いているとのことでした。今後とも、そうした人たちの話を伺う機会もあればと思っています。

(グローバル教育部)

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