エッグドロップ甲子園 3位入賞!
10月27日(日)に行われた エッグドロップ甲子園2013“TODAI EXPERIENCE”で本校高校2年チーム(井上君・恩田君・増田君)が見事3位に入賞しました。
エッグドロップとは、ある一定の高さから落とす生タマゴを紙で制作したプロテクターで保護し、割れないようにする科学実験の1つです。米スタンフォード大学の機械科1年では以前は必修の実験でもあり、全米各地の主な大学で広まっている科学実験なのだそうです。
同甲子園はこの実験を競技性の高い理科実験科学イベントに昇華、開発したものです。卵を割らないという必要条件の下、コスト・制作時間・人気投票の三つの項目で順位を競います。
去年まで同イベントは京都の立命館大学衣笠キャンパスでのみ開催されていましたが、今年からは東日本大会として東京大学柏キャンパスでも開かれました。今回の参加チーム数は33チーム総勢99名、海城からは2チーム6名が参加しました。
≪僕たちの考案したプロテクター≫
全33チームともなると、プロテクターは多彩でしたが、僕らのものはかなり単純なつくりです。
使う部品は直径22センチの円1枚のみ!それを丸めて(母線):(直径)=3:1の円錐にし、底面の円周を8等分する形で切り込みを入れ、それを外側に向かってカールさせます。そして適度な比率&重心の高さになるように調整して、卵を搭載するだけで完成です。ちなみに、機体には願掛けとして海城の校章を描き、さらに“It falls, but never fails.”と書きました。
この案は恩田君が僕らがプロテクター試作に取りかかってから比較的早い段階に提唱し、他にもいろいろと試作したもののこれに勝るものができず、直前に改良を加えた上で本番でも使うことになりました。
実際に落下させると、少し回転しながら円錐の頂点を下に向けたまままっすぐ落下し、頂点が潰れることによって衝撃をある程度吸収してから横に倒れ、カールさせた底面がクッションとなって横からの衝撃を吸収し、卵を守ります。
(高校2年学年会)