数学科リレー講座初日
夏休み恒例の数学科リレー講座が、開講されました(24日の土曜日まで)。
4回目の今年は、「現代幾何学のひろがり」と題して、非ユークリッド幾何学をテーマの中心とします。
初日の今日は、今後6日間のガイダンスとして、毎日の聞き所をダイジェストで紹介。
柴山、川崎両先生が担当しました(柴山先生の講義風景(写真1))。
今年は過去最高の受講者数(60余名)となり、すっかりこの講座が夏休みに定着した印象です(写真2)。
以下、初日のハイライトをご紹介します。
☆微分幾何と位相幾何とを橋渡しする“ガウス・ボンネの定理”の原形の紹介(写真3、4)
☆デザルグの定理へのいざない〜射影幾何学入門〜(写真5、6)
【初日の感想】
(中1A君)
球面を三角形分割したときの表面積と内角の和の関係の話からオイラーの定理が導かれるのが分かり易かったです。
でも、僕にはなめらかな球面で成り立つことが、ゴツゴツした多面体にもあてはまるとは思えないです(編集子:実感できるようになりますから安心してください!)。
とにかく、全体が面白くてよかったです。
(高1B君)
初日でガイダンスだけということでしたが、十分に面白い内容でした。
遠近法を知り、美術と数学とが結びついているな、と思いました。
美術が先か数学が先か、どちらなのでしょうか?
(編集子どの君はどちらだと思いますか?に)私は数学が先だと思います。つまり、数学の考えを美術が拝借したのではないでしょうか。
今年は中1の生徒が沢山参加されているそうで、数学に興味を持つ後輩が沢山いてくれることをとてもうれしく思います。
明日からいろいろな先生がどのような話をしてくださるのか、とても楽しみです。
なお、講座の詳細な様子については、数学科ホームページ中の、数学科だより(9月発行予定)でご報告致します。
よろしかったらそちらも後日、ご一読ください。
(数学科)