高校イギリス研修 6日目
6日目はモーヴァンから1時間半ちょっとのところにある世界遺産バース市街の見学に行きました。
紀元前のローマ帝国によるブリタニアの属州化を機に開発されたのがバースです。ローマ風の公衆浴場と水の女神を崇める神殿が築かれ繁栄しました。
(ただ、実は、写真を撮った2階の回廊は18世紀以降に遺跡が「発見」されてから造られたもので、ローマ時代のオリジナルではありません。)
続きは↓
現在でも源泉から46℃のお湯が流れ込むメインの大浴場跡。
ローマン・バース博物館は発掘品の展示方法も様々に工夫されていました。
写真は、ローマ風の衣装で説明してくれる係員さんの様子。
ローマ帝国の撤退以後は衰退していましたが、18世紀のジョージ朝時代に温泉の効能が上流階級に知られるにあたって人気が集まり、温泉リゾートとして再び開発されました。
ここはジョン・ウッド(父)が設計したThe Circusと呼ばれる集合住宅です。彼自身はサーカスの完成を見ることなく亡くなりました。
こちらは、ジョン・ウッド(子)が7年の歳月を費やして完成させた、上流階級向けの集合住宅型別荘、ロイヤル・クレッセントです。バースの町並みの原型はジョン・ウッド父子によって築かれたわけですね。
下の公園は一般に公開されています。天気も良く、ここでピクニック形式のランチをとりました。
食後は、みんなお待ちかね、班別自由行動の時間です!
バース市は世界遺産にも登録されており、世界中から多くの観光客が集まってきていました。
観光客向けのお土産屋も充実しています。一方生徒たちはカフェやアパレルショップに群がっていました・・・。
自分たちで考えながら外国の街を歩いたのは良い経験になったのではないでしょうか。
帰りはモーターウェイ(イギリスの高速道路)の渋滞で、迂回路のためコッツウォルズ地方を通ることができました。
蜂蜜色の石積みの家並み、幾重にも続く緑の丘、毛を刈られた羊の群れ。イギリスの美しい田園風景が広がっていました。
日曜日にホスト・ファミリーに連れてきてもらう生徒たちもいるかもしれませんね。
以上、6日目の報告でした。