化学部「新入生歓迎実験」(2)発煙筒
4月30日、化学部では入部希望者のための「新入生歓迎実験」を行いました。今回は新入生歓迎実験で披露した実験のうち、「発煙筒」を紹介します。
<実験の手順>
砂糖と硝酸カリウムを3:2の混合物をホットプレートで熱し、カラメル状になったらすぐ火からおろし、整形用の型に流し込み冷却した。これにマグネシウムリボンを導火線として差し込み、点火した。
マグネシウムリボンに着火したところ。
発煙筒に火がついたところ。
紫色の炎とともに、多量の煙が生じました。
ものが燃えるためには、「燃えるもの」、「酸素」、「発火点以上の温度」の3つの条件が必要となります。硝酸カリウム自身は燃えませんが、熱によって分解して酸素を供給するはたらきをし、砂糖を燃焼させます。このとき、カリウムイオンによる炎色反応の紫色が確認できました。
(本実験は本校化学科教員立ち会いのもと、安全に十分配慮して行いました。)