中学3年生 社会科「卒業論文」発表会
3月13日(水)に本校講堂において、第12回の卒業論文発表会が開かれました。本校では、中1〜中3の3年間を通して「社会1」「社会2」「社会3」という独自科目を設置し、課題究明型の授業を展開しています。中1最初は400字詰め原稿用紙5枚だった課題レポートも、最終的な中3の卒業論文では400字詰め原稿用紙30〜50枚が書き上げられるようにと、3年間鍛え上げられます。
そうして全員が仕上げた卒論の中から、優秀な28作品を全文掲載論文として卒業論文集に収録し、またその中でもみんなに成果を聞いて欲しいと思える優秀な卒論を選んで、PowerPointを使用して発表してもらいました(教員はアドバイスを出すだけで、ほぼ生徒諸君の自力です!)。例年は2作品の発表なのですが、今年度は2作品に絞ることができない担当者のわがまま(?)で、3作品の発表となりました。羽片くん「住民運動から考える“民主政治”の機能不全 −松戸市立病院の移転問題を例に−」、兵藤くん「延命治療をしない『尊厳死』という選択肢 −理想の看取り・終末期におけるケアとはなんだろう−」、櫻井くん「『迷惑施設』を『歓迎施設』にするためには −確かな合意形成を目指して−」です。
(中3社会担当教員)
発刊された第19集の卒業論文集に全文が掲載された28名が顕彰されました。
中3全員に加え、保護者の方々や、来年以降卒論を書くことになる中1・中2の意欲ある諸君も聞きに来ていました。
羽片くんの卒論「住民運動から考える“民主政治”の機能不全 −松戸市立病院の移転問題を例に−」
の発表です。
兵藤くんの卒論「延命治療をしない『尊厳死』という選択肢 −理想の看取り・終末期におけるケアとはなんだろう−」の発表です。
櫻井くんの卒論「『迷惑施設』を『歓迎施設』にするためには −確かな合意形成を目指して−」の発表です。
質疑応答では、櫻井くんの提言に対して、成功例があるかを確認する質問などが出ました。
執筆中も、3〜4回のレジュメ発表と質疑応答が課されますので、このような質疑応答はみな慣れっこです。
自分で見つけ出した社会的な課題をテーマとし、文献を調査したり当事者にインタビューをし現場を見に行き、仲間への発表や質疑応答を通してアイデアを錬成し、最終的には30〜50枚の卒業論文としてまとめる・・・。これらをやり遂げた生徒達のこれから(高校3年間)も楽しみです!