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 中1&高1コラボレーション企画「多面体の部屋」(追記)

17日に開かれた「多面体の部屋」(本欄既報)で行われた“折り紙ユニット”による「トゲ付き変形正12面体」の作製。
惜しくも完成半ばにしてタイムアップとなった中1生でしたが、その中で、帰宅後、見事に完成させたのが平山泰地君です。
彼の完成品の披露に、「師匠」である高1井上立之君は、「まさか年内に作ってきてくれるとは・・・」と感嘆。感激の再対面となりました(写真1)。
たまたま、井上君はとげのない通常の変形正十二面体も作製してきており、これは平山君作製の立体に内接するものとのことで、図らずも作品自体においてもコラボレーションとなりました(写真2)。
「これはよく出来ているね。頑張ったね」との師匠からの言葉に「折角教えて頂いたので絶対に完成させたいと思いました。講習当日の夜と翌日に、合計3時間かかって続けました。やり遂げた、という感じです」と充実しきった面持ちで語る平山君(写真3)。
井上君も「教えた甲斐がありました。感無量です」と喜びつつ、「ところで、今、折り紙あるかな?ここをこうするとより巧くいくんだよ」「なるほど。こうですか?」と、喜びもそこそこに、飽くなき探究心で、更なる折り紙作製に励む師弟(写真4)。
平山君は折り紙マスターの称号に値すると考えてよいでしょうか?との編集子の問いかけに、「無論です」と即答する井上君。では師匠から、新たなマスターに対してはなむけの激励を、との編集子の依頼に、「こんな大作をものするわけですから、折り手として素晴らしいことはもちろんです。いっそのこと、すべての変形正多面体の作成に挑んでみてはどうでしょうか。しかし、それ以上に、この作品に注がれた平山君の集中力の素晴らしさ。ここまでくると、作品の完成は単に手段でしかなく、集中力や忍耐力の修養が目的とも思えてきます。この経験は必ずや生きるはず。お互い頑張りましょう」と井上君。そして、顔を上気させて聞き漏らすまいと真剣な表情の平山君が印象的でした。
ともあれ、終業式のこの日、これ以上ない、忘年会をしてもらった気持ちで一杯の春木中1主任と編集子。
“折り紙ブラザース”、有難うございました。
引き続き、興味ある皆さんからのコラボ企画をお待ちしています。
(数学科教員)

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<写真1>

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<写真2>

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<写真3>

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<写真4>


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