<< 地学部 朝日中学生ウィークリーに掲載高校生活最後の授業 >>

 古典芸能部報告「第一回海城寄席in百人町児童館」

本校の文化祭における催事のひとつとしてご好評を頂いております「海城寄席」。
その海城寄席にご来場いただきました方より、本校より徒歩5分に位置する百人町児童館への「出前寄席」のご依頼を頂戴いたしました。
日頃、なにかとお世話になっております近隣の皆様への報恩を、そしてご交流をと念願していた我々ゆえ、ご依頼に一も二もなく飛びついた次第です。
11月28日(水)16時より1時間の予定で開始した第1回の出前寄席(写真1)。小学生の皆さんと保護者の皆様を中心に、実におよそ70名ものお客様にご来場いただきました。
まずトップバッターは中1の藤田君(高座名は志ん米)。落語を始めてまだ半年という彼ですが、堂々たる高座ぶり。“師匠”である高1の和座君直伝の「牛ほめ」で場内の爆笑を誘います(写真2)。
それを受けて、高1の浅井君(高座名は翔太郎)は満を持して、小学生用の“秘密兵器”である「ん廻し」を熱演。ポケモンなども飛び出す彼のオリジナリティで、首尾よく場内を沸かせました(写真3)。


〈写真1〉


〈写真2〉


〈写真3〉


ここで「色物」が入ります。このコンビにはずれなし、と定評ある「イソギンチャク」(高1の市原君、井上君)のクリスマスコントで場内は最高潮(写真4)。
後半は、当部の誇る二枚看板の登場。まずは中学部長である中3の山根君(高座名は創太)が道具屋で、本格的な古典落語にいざないます(写真5)。
落語っていいものですね、小学生氏の感嘆の内に、いよいよ主任(トリ)は高校部長の水野君(高座名は創雲)の登場となりました。
幅広いレパートリーをもつ彼。今日の演目は、古典的新作の「動物園」。この噺は、かつて本校の学園祭(芸能祭)にも登場されたという柳家金語楼師の作になるものです。
ジェスチャーだくさんの“見せる落語”で、場内のお客様は大満足されたとのこと。さすが高校部長、を見た思いがします(写真6)。
児童館の皆様、そしてお客様のおかげをもちまして成功裏に終わった海城寄席(写真7)。
ご好評の内に、はや第二回目のお誘いを頂戴いたしました(来年2月の開催を予定)。
地域の皆様とのご交流の場として定期的に開催させて頂けるよう、芸道精進をあらためて心に期して散会致しました。 
百人町児童館の皆様、このたびは誠にありがとうございました。  (古典芸能部顧問)


〈写真4〉


〈写真5〉


〈写真6〉


〈写真7〉

海城中学・高等学校 トップページへ 入試情報はこちら

アーカイブ

Loading...