中学1年生 学校寄席。
その日までは、落語をナマで聞いたことがない、あるいはテレビでも見たことがないという生徒がほとんど。
そのために、まづは〈寄席入門〉として、落語の簡単な歴史や形式の説明などがありました。
独り芝居などとの対比で、落語というスタイルがいかに独特なものであるか、生徒たちも理解してくれたと思います。
途中には〈体験コーナー〉として、小話(一言ダジャレですね)をやったり、お蕎麦を食べるシーンを扇子と手だけを使って演じるなどのコーナーがありました。
こういうことは、学校行事ならではの趣向で貴重なものでした。
4人の生徒が勇気を持って手を挙げて、舞台上で堂々と演じてくれたのは、さすが海城生、頼もしいばかりです。
定番の「紙切り」(林家二楽師匠)では、リクエストに応じて、恐竜や漫画ワンピースのキャラクターなどを切ってもらい、生徒にプレゼントされました。
そして、最後は春風亭柳橋師匠の落語。
中学生向け(?)に「てんしき」というネタ。
生徒たちはしっかりと聴き、思う存分に笑ったようでした。
出演者の方々が自分の言葉をいかにユーモアを交えて巧みに伝えるか、生徒たちの頭のどこかに残れば、研修は成功だったと思います。