全校生徒による災害訓練実施
6月20日(水)の6時間目終了後、全校生徒を対象に、震度6強の非常に強い地震がおこったという想定で、主として避難の仕方をポイントに災害訓練を実施しました。
なお、今回の想定では、放送機器だけは機能していることにしました。また、訓練の実施については、事前に生徒には全く知らせないという形式で行いました。
<具体的な実施状況のポイントについて>
1.6時間目授業終了2分後、緊急放送で、災害訓練の開始を連絡。今回想定した災害の規模と状況を全校生徒に説明して、「災害時の基本行動マニュアル」に沿って行動するように指示。
<災害訓練スタート>
2.緊急放送終了後、緊急地震速報を流す。
地震発生のカウントダウン。地震発生。
3.1分後、第1回目の緊急放送
余震対応への注意と校舎の状況や避難経路の安全確認をするまで、その場に待機することと、各自の安全を確保し、周りの生徒の状況を確認することを指示。
4.本部室にいた教員で、手分けして各号館校舎とグランドへの避難路の状況の確認を行う。
各号館と避難路の安全を確認。第2回目の緊急放送
現時点での避難路の安全が確認されたことを告げ、グランドへの避難開始を指示。
1号館、3号館の生徒は、ひとまず前庭に避難・点呼を行う。
5.避難開始2分後、8階建ての2号館の校舎について、新たな情報が入ったとして緊急放送(3回目)。
保健室側の階段が3階途中から壊れているため、もう一つの階段しか使用できないという新たな想定を加える。2号館にいる全生徒が4階からは、一方の階段だけを使用させることで、混雑状況を経験。
6.グランドに避難してきたクラスから点呼開始。グランドへの避難路が空いてきたところで、前庭に待機していた生徒をグランドへ誘導開始。
7.全クラス生徒の点呼と安全を災害対策本部が確認
(グランド避難開始を告げる2回目の緊急放送からの時間:16分23秒)
今後、今回の災害訓練の内容について、生徒や教職員から詳しくアンケートを取り、その分析結果に基づいて、実際の災害時の避難行動に生かしていきたいと考えています。
(海城学園 災害対策委員会)