地学部 長瀞巡検
地学部は24日、「日本地質学発祥の地」と言われる埼玉県秩父郡長瀞に行ってきました。主な目的は、ポットホール(甌穴)を計測するためです。ポットホールとは、くぼみにはさまった石が長い間激しい流水の力で回転し、川底などに穴をあけたもののことです。長瀞には日本一大きいと言われているポットホールのほか、親鼻橋のたもとなどに見事なポットホールが見られます。これらを計測し、形成当時の流速や流路などがわかればと考えているのですが、はじめたばかりなのでまだまだ苦戦中です。考察を深めてから、改めて訪れたいと思います。
また、長瀞は、地下深いところで高い圧力を受け、元の岩石の性質が変わった変成岩というものがたくさん見られ、その結晶片岩の割れやすい方向に沿って荒川による浸食がすすみ、岩石段丘となった「岩畳」など、見どころがたくさんあります。参加した6名は、それらに触れ、充実した1日を過ごすことができたようです。
地学部顧問
ポットホールの深さを測定する