競技かるた部活動報告
2強の一角、都立駒場との死闘の行方は…。
7月下旬に近江神宮にて開催されるかるた甲子園への出場をかけた予選がスタートしました。全国へのキップはわずか2枚。昨今のかるたブームもあってか、参加校も過去最高の数に。私立暁星と都立駒場の2強の牙城を崩すべく、ここまで練習を行なってきました。
4月に即戦力ルーキーを新たに4人迎え、盤石の布陣で予選を迎えました。
一次予選は5月3日。初級中級いずれかにエントリーし、個人戦を戦いました。それぞれが獲得した勝ち点の合計が学校のポイントとなります。この予選で決勝リーグに駒を進められるのはわずか1校のみ。我が校は新入部員の活躍もあり、大健闘しましたが、残念ながら都立白鴎、都立駒場に次ぐ第3位。2次予選に回ることとなりました。ちなみに2位都立駒場との差はわずか1。差は確実に埋まりつつあります。
2次予選。6月3日に行なわれました。決勝リーグに進めるのは都立白鴎を含む4校。つまり今予選では3校が勝ち抜けとなります。
午前中。払い手禁止の特別ルールによる個人戦。個人が獲得した勝ち点の合計が各校のポイントに。8校が午後の団体戦に進みます。かなりの強豪と当たり続ける試練の中、何とかポイントを揃え、5位で午後の団体戦へ。
午後の団体戦。決勝リーグ進出のためには3連勝が必要に。
1試合目。8位通過の都立桜修館と対戦。5対0の圧勝。
2試合目。3位巣鴨との1試合目を落とした都立駒場(予選2位通過)との対戦。宿敵との対決が早くも実現。全国のためには遅かれ早かれ倒さなければならない相手。天王山です。一進一退の好勝負。強豪相手に互角の勝負を演じます。勝負の行方は…。2対3。善戦虚しく敗退。相手を確実に追い込んでいただけに残念でなりません。
結局、決勝リーグに駒を進めたのは、暁星、巣鴨、都立駒場の3校。一緒に合同練習をしたこともある巣鴨が勝ち残ったことが改めて悔しさを募らせます。
長らく休部状態にあった部を再興させた高3部員はこれで引退となります。試行錯誤の中、部をここまで引っ張ってきてくれた彼らには本当に感謝しています。そして、彼らに続く後輩部員には先輩の思いを引き継ぎ、来年こそ悲願のかるた甲子園出場を果たしてもらいたいと願っています。
(競技かるた部顧問)