理科 地学部 日本水文科学会学術大会2011に参加
10月9日(土),地学部の高校1年生が,北海道大学で行われた日本水文科学会学術大会に参加し,おとめ山公園の湧水調査とその研究成果をポスター発表しました。
おとめ山でテーマとしている湧水は,まさに水文科学会に属している方々の専門分野に近く,研究に関する方向性やもっと改善した方が良い点,実際に周辺の水環境に詳しい方々からの助言などをいただくことができました。
学会発表をすることは,自分達の研究成果を世に発表する点で重要ですが,有益な助言や議論の機会をいただいたり,同じような思いを持った研究者と研究を共有したりすることも大切です。今日得られたことを,是非,参加できなかった部員にも伝えて,今後の研究活動に生かしていってほしいなと思います。
なお,今回の発表にかかる費用の一部は,JST「中高生の科学部活動振興事業」より補助をいただきました。
<参加者感想>
・今まで参加してきた発表会とは違い,水文学を専門に研究されている大学の先生方に対しての発表だったので,より緊張しましたが,無事に発表ができ,多くのアドバイスをいただけたので良かったです。同時に,調査へのモチベーションが上がったので,とてもいい経験になったと思います。個人的には,初めての北海道を少し楽しめたこともよかったです。
・水文学専門の先生方に直接意見をうかがえたことで,今後の課題がはっきりしてきました。また,ダメだしばかりかと思っていましたが,流量を自らの手でたくさん計測していることなど評価されたこともあって,我々の研究に自信がもてました。
日本水文科学会HP:http://www.suimon.sakura.ne.jp/
JST「中高生の科学部活動振興事業」:http://rikai.jst.go.jp/kagakubu/