理科・2011年度SPP講座「霧ケ峰・諏訪湖のフィールドワーク」
今年度,理科では,霧ケ峰・諏訪湖において,生物部・地学部の生徒が中心となり,SPP野外実習を行います。SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)とは,大学や博物館等と連携し,児童生徒の科学技術,理科・数学に対する興味・関心と知的探究心等の育成を図る講座の企画を,科学技術振興機構(JST)が募集しているものです(http://spp.jst.go.jp/index.html)。今年度,本校のこの試みが採択されました。
この実習の目的は,諏訪湖周辺の湿原や湖沼・河川での生物学・地球科学に関するフィールドワークを行い,その自然環境を総合的に捉えること,その中で,生の自然を楽しみ,その自然から科学的な現象を探る方法論や見方,人間生活との関係を学ぶことです。実習に際しては,信州大学信州大学山地水環境教育センター,長野県立霧ケ峰自然保護センター,下諏訪町立八島ビジターセンターの職員の方々にご協力をいただき,講義や調査,巡検などの指導をしていただいています。
すでに試みは始まっていて,7月28日(木)に,まず第一回の事前指導が行われました。本校の生物科の教員より,本実習の目的やねらい,霧ケ峰および諏訪湖に関する概要に関する話を行った後,生徒それぞれの興味や関心に合わせ,班分けを行いました。
次回は,8月19日(日)に第2回事前指導が行われ,いよいよ本実習が8月22〜25日となります。また,報告したいと思います。
今回のフィールドとなる霧ケ峰・諏訪湖のパノラマ写真。左の気の少ない部分が霧ケ峰の八島湿原,右奥の盆地(やや遠いので小さい)になっている部分が諏訪湖です。これらの地域は同じ流域で,互いに関係性を持っており,今回そういうことも感じてほしいです。