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 中学2年生 穂村弘氏講演会

 今学期、国語の授業では短歌を扱いました。その際、歌人の穂村弘さんの文章を読みました。その穂村さんをお招きし、期末考査の最終日に講演会を開催しました。
 
 はじめに穂村さんに1時間ほどお話いただき、その後で質疑応答の時間を設けました。その機会に、子どもたちから次々と質問がでたことは、担当者として本当に嬉しく思いました。授業で読んだ文章の内容をふまえながら当日のお話に対して質問した生徒を、「良い質問ですね」とほめてくださったり、新たな短歌の解釈を提示した生徒に、「面白い解釈です」と言ってくださったり(会場全体から大きな歓声があがりました)と、穂村さんは一つ一つの質問に対して丁寧に対応してくださいました。
 
 以下は生徒たちの感想です。
 
 「短歌は日常的な視点とは違う視点でものごとを見て作るものだというお話でしたが、自分がすでに狭い視点でものごとを見るようになっているのだなあと気づきました」
 
 「短歌を作られている穂村さんの話し方、考え方、雰囲気に直接触れて、とても魅力的に感じました」
 
 「穂村さんの物事の見かたやとらえ方が、すごいなあと思いました。いろいろな視点からものを見られるのは、いろいろな経験をされているからかなと思いました。」
 
 授業で扱った文章の著者ご本人とお話できるような機会はめったにないことです。さらに国語の試験は、今回は最終日の二時間目、一番最後の試験として設定されていました。穂村さんの文章から出題された試験を解いた直後に、その穂村さんご本人からお話を聴くということになり、生徒たちにとって本当に良い経験となったようです。
 
 最後になりましたが、お忙しい中お時間をとっていただき、熱心にお話くださった穂村弘さんに、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 
                     <国語科 中村 陽一>
 

   
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