模擬国連出場!
11月13・14日の両日,国連大学で行われた全日本高校模擬国連大会に,高校1年の大村崇寛君,吉田敬士君が出場しました。
玄関前の2人
この大会に出る前には1次審査があり,英文エッセイと日本語論文の審査を経ているため,どの学校も強豪揃いです。というのも,ここに集まってきた51の学校は,この大会で表彰される団体が出場を許される全米高校模擬国連を目指しているのです。
各チームには国が割り振られます。わがチームにはガーナが割り振られました。
ガーナの大使として,ガーナの国益に適った国連決議案を通すために会議で交渉するのが目的になります。議題も決まっています。「安全保障理事会の議会席拡大と衡平配分および関連事項」です。
会議の多くの時間は各国大使の英語スピーチ,ならびにunmoderated caucusと呼ばれる座席を離れての日本語使用の直接交渉に費やされます。この場面で,2人はさまざまな国の大使達と交渉を重ね,ガーナのために努力をしました。
caucusの様子
2日間に渡る約9時間,粘り強く交渉したものの,残念ながらガーナが名前を連ねた決議案は承認されませんでした。しかし,2人はガーナの国益のため会議場を動き回り,本当に力を入れて交渉を続けていました。
審査の結果,全米大会への切符は手に入りませんでしたが,この大会は2人にとってとてもよい刺激になったはずです。自分の主張を通すためには,どのようなスキルが必要なのか。他者との交渉力の必要性を肌で感じたはずです。
会議中,英語を使う場面は確かにありますが,直接交渉の中では,日本語を使います。そのため,この大会で重要なのは語学力というよりは交渉力が鍵のように感じました。そのようなこともふまえて,来年もまた,海城生の中からアメリカ行きを狙って生徒が出場してくれることを希望します。大村君,吉田くん,お疲れ様でした。
2人のカードとの写真
高1英語担当 渡邊