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 高校イギリス研修10

 
 昨日すべてのプログラムが終了しました。今日は、ホストファミリーと過ごせる最後の日ということになります。別れを惜しみつつ、楽しい1日になってくれればと思っています。
 
 それではイギリス海外研修最後のご報告です。
 
十二日目 七月三十日(金)
 
 9時からいつも通り授業開始。正装であることを除けば、いつもと同じ感じです。本番を控えている緊張感というものも特になさそうで、リラックスした雰囲気で授業は進んでいました。
 
 12時で授業終了。モーバンでの授業がすべて終了したということです。後は本番のスピーチを待つばかり。ホストファミリーを前にしてスピーチを行うため、スピーチは皆さんが集まれる17時からのスタートとなっています。
 
 ここから16時30分まで長〜い自由時間です。ひたすらスピーチの練習をコンビで繰り返す者たち、もう余裕とばかりに外でサッカー・バスケに興じる者たち、街へショッピングへ繰り出す者たち、などなど。緊張の本番前をそれぞれに過ごしていました。
 
 16時30分、再集合。スピーチをする教室の設営、さよならパーティの準備、みんなで協力です。さよならパーティの出し物の練習もちょぴっとやって、さあいざ本番です。
 
 17時、スピーチ開始。グループA〜Dがそれぞれ教室に分かれて、同時進行で行われました。ホストファミリーが見守る中、スピーチがスタートします。彼らに与えられた時間は5分。その時間をフルに使いながら、素晴らしい発表が続きます。「日英の教育制度・教育環境の比較論」、「日英食文化の相違」、「日英の子どもの遊び比較」、などその内容はバラエティに富んだものです。内容もさることながら、驚かされたのが、彼らのプレゼン能力の高さでした。冒頭に必ず自分オリジナルのエピソードを差し挟んで、場を和ませてから、一気に自分の主張に入ったり、時に聴衆に質問を投げかけたり、と聴いてもらっている人を強く意識したスピーチは、例外なくすべてが素晴らしいものでした。ボクたちは、普段の彼らを知っているだけに、「この子がこんなに立派になって・・・(涙)」とちょっと感動の瞬間でもありました。みんな本当によく頑張りました。素敵なスピーチを聴かせてくれて本当にありがとう。

 




 



 


 18時15分、ホストファミリーと大ホールへ移動。修了式及びさよならパーティの開始です。ここは初日に対面式を行った場所です。時が経つのは早いもので・・・。
 
 まずは修了式から。グループAから順に名前が呼ばれ、一人一人が登壇し、担当の先生から修了証と成績が渡されます。壇上に上がってくる生徒一人一人の充実した顔がとても印象的でした。続いて生徒代表・先生代表それぞれからモーバンの皆さんへ感謝のスピーチが。代表の生徒のスピーチは実に見事でした。拍手喝さい。素晴らしかった。そして先生の方は・・・別の意味で湧いてましたね、海城boysが(苦笑)。あれが精一杯です (謝)。
 
 修了式が終わり、そのままさよならパーティへ。司会役の生徒の軽快な司会のもと、用意していた出し物を一つ一つ披露していきます。「ふるさと(英語詞バージョンです)」、“Let it Be”、そして「校歌」と3連発。たくさんの拍手をいただきました。そして渡英してから追加された演目、生徒有志によるクラリネットとピアノによる合奏、そして最後は生徒のクラリネット・ピアノ、そして明日香さん(ボーカル)によるアンジェラ・アキの「手紙」。日本語のわからないホストファミリーの方たちも、その歌声に聴き入っていました。
 
 濃密な時間を過ごし、生徒たちはそのままホストファミリーと一緒に帰宅です。

 




 




 




 

十三日目 七月三一日(土)
 
 冒頭お知らせしたように、今日は終日ホストファミリーと各自過ごす日です。楽しい想い出の最後の一ページとなります。明日みんなから話を聞くのが今から楽しみです。
 
☆☆さいごに☆☆
 
 ※☆☆今日の一品のコーナー☆☆は前回で終了です・・・。
 
 いよいよ明日帰国となります。この研修を支えてくれたすべての人たちに感謝しています。モーバンの人たちは本当に気さくでやさしい人ばかりでした。4人の先生方は気持ちのあったかい先生たちでした。そして滞在中海城boysはもちろんのこと、ボクたちの面倒も見てくださった明日香さんには特に感謝しています。明日香さんなしではこの研修はありえなかったと言うのがボクたちの偽らざる気持ちです。
 
 生徒たちは確実に男ぶりをあげて帰国します。日々一緒にいて、彼らの成長は目をみはるものがありました。ご家族の皆さん、息子さんの成長ぶりを楽しみにしていてください。
 
 帰国します。
 
                    <引率教諭 本間・渡邊>
 

 


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