高校イギリス研修5
皆さんこんにちは。日本は、夏本番といった感じのようですね。こちらイギリスは、少し肌寒いくらいです。思えば遠くへ来たものですね。
本日朝食で「black pudding」を食べてみました。「black pudding」は、いわゆる「プリン」ではなく、「豚の血を混ぜて固めた肉塊」のことでした。黒ゴマプリン的なデザートをイメージしていたボクとしては、そりゃもうびっくり。ただしその激しいギャップを除けば、味はまったく問題なし。美味しくいただきました。
さて四日目から五日目(本日朝)までのご報告を・・・。
四日目 七月二二日(木) 〜つづき〜
8時45分、全員集合。休み時間から授業に戻ってくる際に、少し時間にルーズな面があるとの指摘を受ける。そのことをみんなに告げ、注意を喚起する。ただし生徒に後でよくよく聞いてみると、どうも「再集合の時間の知らせ方」が、日本のそれとは少し違うことで、彼らの間で多少の混乱があったとのこと。たとえば「10時40分再集合」であれば、日本はそのままだけれども、こちらイギリスでは、「11時20分前」と言うみたいなのです。時間が告げられ、先生が退出する度に、「おい、結局何時集合なの?」とやってたようです。そのことを告げると一同皆納得のご様子。これでもう注意を受けることもないですよね?
9時から教室で各グループ授業。今日は午後から現地高校生との交流会が予定されているため、各自質問したい内容を確認していました。「女の子はどのぐらい来るのかな〜」などという極めて男子高校生的な発言を繰り返す輩も。頼もしい限りですね。どんどん仲良くなっていただきたいものです。
12時〜13時、昼食。おなじみのランチボックス片手に外を飛び回る者多数。元気で何より。芝生で現地の学生が輪になって何やらゲームに興じる様子を見て生徒たちが一言。「絵になるよな〜。」 たしかにその向こうでキャッキャッ言いながら球蹴りしてた海城boysの数倍は絵になってましたね・・・。
13時から15時30分まで、現地高校生にインタビューのお時間。図書室に14名の善男善女が一人ずつ待機。そこに二人一組になった海城boysがインタビューに向かうという趣向。一人につき5分のインタビュー時間。それをひたすら繰り返すことで、14名全員とお話ができるという好企画。インタビューを繰り返すごとに経験値をあげていく海城boys。いい感じです。また繰り返すごとに、絶妙のコンビプレーをみせるコンビも。見ているボクたちも楽しくなるひと時でした。「日本語でI love you って何て言うの」って聞かれた子もいたようで。「何て答えたの?」と聞くと、「好きだ!!」と答えたとのこと。いいですね〜情熱的で。ちなみに覚えたこの日本語は、自分の恋人に対して使うとのこと。残念ながら、国際的なカップルの誕生とはいかなかったようで・・・。
17時、全員ホストファミリーと共に無事帰宅。
五日目 七月二三日(金)
今日は一日、腰を据えて授業。明日はいよいよロンドンへのバスツアーのため、今週最後の授業となります。スピーチを中心とした「話す」授業になるみたい。
次回のご報告は、週明けになる予定。ずばりロンドン特集です。待て次号。
<引率教諭 本間・渡邊>
☆☆今日の一品のコーナー☆☆
「イギリスは食事がね〜」などと散々言われてきただけに、変に構えていたんですが、それはまさに杞憂。本当に毎日「食」が楽しみの一つになっています。
で今回は、少し趣向を変えて「料理」ではないものをご紹介。朝食のパンにつけるジャムの横にいつもあって気になってたんです、この「マーマイト」。「パンに塗るものなんだろ〜な」とは想像はついたものの、塗る勇気が持てず、今日を迎えてしまいました。「塗ってみろ」というワタナベ先生の後押しもあり、今朝初トライ。いい感じに粘り気があるところがまたボクの心を惑わします ・・・。でも味は、まったく問題なし。パンがおいしくなりました。甘辛い醤油せんべいのたれのような味かな。しょっぱいので、たくさんはちょっとですが、いいアクセントにはなるかな。明日からもじゃんじゃんパンに塗ろうと思った次第です。
ちなみにいろいろ調べてみると、この「マーマイト」、イースト菌を発酵させた、いわゆる発酵食品のようです。テレビCMでは「Love it or Hate it」の決まり文句が有名みたいで、その点においても、日本でいえば「納豆」みたいな存在なんでしょうね。最近はマーマイト味のクラッカーとかビスケットとかも売っているようです。早速、すっかり行きつけになったスーパーに探しに行こうかな、なんて思ったりして。