高校イギリス研修4
テレビで天気予報を観ていて思うのは、イギリスはとにかく雨ばっか降ってるということ。イギリスのウェザーマップは、毎日ほぼ全域が雲に覆われています。きれいなお天気お姉さんは、「今日はヘビィレインです」と言っています。「ヘビィレイン」ってどれくらい??
さて三日目〜今日(四日目の朝)までのご報告です。
三日目 七月二一日(水)〜つづき〜
8時45分全員集合。ホームスティ二日目ということもあり、各家庭の「色」がみえてきたようで、生徒たちは「ウチの家族はこうだ、ああだ」という話で盛り上がっていました。ホストファミリーとのコミュニケーションツールとして活躍しているのが、「ゲーム」。任天堂のアレや、ソニーのアレを持ってる家庭が多いみたいですね。日ごろやり込んでいるせいか、そのゲームの腕で、ホストファミリーの人たち(特に子どもたち)の尊敬を集めている者もいるようです・・・。
9時から、教室で各グループごとに授業。最終日に予定されているプレゼンテーションの準備に余念がありません。同業者として興味深いのは、4人の先生方の授業スタイルの違いです。生徒の発言の機会を増やすことを第一とし、先生自身もディスカッションの一員として振る舞おうとしている先生。最初はまずいわゆる講義調で進めた上で、一人一人に発言させる先生。手法は違えど、共通するのは、とにかく生徒たちが確実に会話を楽しむようになっていくこと。プロフェッショナルです。
12時から13時。昼食。お天気お姉さんの言う「ヘビィレイン」どころか、典型的な青空の快晴につき、今日は外でランチです。芝にごろごろしながらのお昼ご飯は最高です。生徒曰く、「2学期から昼飯芝生で食おうぜ〜」と。・・・やめてください。
13時から15時まで、午後の授業。取材のため、モーバンの街に繰り出すグループもあり。スーパーに行って、買い物している方たちにインタビューを敢行。いい経験です。
15時から17時。ホストファミリーのお迎えが17時のため、その間は自由時間。サッカーをする者、仲間とおしゃべりする者、いろいろです。途中あんなに青空だったのに、突然の豪雨。お天気お姉さんごめんなさい。「ヘビィレイン」ってこのことだっのね。調子に乗って傘持たずに買い物行ったボクも、あっという間にずぶぬれでした。お天気お姉さんの言を全面的に信じていたワタナベ先生は、傘持参でほぼ無傷。ずぶぬれのボクを尻目に悠然と歩いていました。傘入れてよ・・・。
☆☆今日の一品のコーナー☆☆
さて鳴り物入りで始まったこのコーナー。世界が注目しています。
今日の一品は、ホテルの朝食で食した “kidneys” です。ボクたちが泊まっているホテルの食事のクオリティはかなり高度です。毎朝供される「フルイングリッシュブレックファスト」を楽しみにしています。その朝食のオプションとしてメニューに掲げられていたのが、この “kidneys”。 “kidneys” は、単語的な意味で言うと、「臓物」。臓物?? 気になるではありませんか。早速追加注文してみました。「後、 “kidneys”をください」とお給仕のお姉さんに告げると、お姉さんはニャっと笑い、厨房に消えて行きました。「何? 今の笑いは何?」 多少の不安の中、運ばれてきたのが、コレです(写真参照。お皿左上、トマトとソーセージの上の黒いヤツ)。わかりやすく説明すれば、焼き鳥屋で出てくる「レバー」ですね。ボクの周りだけちょっとした居酒屋の香りが・・・。ミルクティーと一緒にというよりは、吟醸酒とか合う感じですね。
で気になるのは、「何の」「どこの」臓物かということ。聞いてみました、お姉さんに。お姉さん小首傾げて厨房へ。「し・しらないんだ・・・。」 数分後戻ってきてにこやかに一言。「それはラムの腎臓です」。
明日は “kidneys” の下に書いてある “black pudding” を確認する予定です。待て次号。
<引率教諭 本間・渡邊>