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 地学部 日食観測

 7月22日(水),地学部は日食観測を行いました。46年ぶりの日本での皆既日食ということで,報道も盛んになされ,ご存知の方のほうが多かったと思います。
 地学部は遠方ということもあり,皆既日食への参加は断念し,東京を始め,日本各地で見られる部分日食を本校前庭にて観測しました。
 
 期末考査前から天文班,気象班を中心に計画を進め,考査明けの16日には本番どおりのスケジュールで予行観測もしたにもかかわらず,当日は朝から雨。準備にも時間をかけただけに士気が下がる中,予定通りに集合し,セッティングだけは行いました。
 周りを通る人は「見えるの?」と不思議そうに通って行きます。
 自然現象だからどうしようもないと思いつつも,どんどん日食は進んでいきます。もう無理かなと思っていたところ,ほんの数分間でしたが,2回,欠けた太陽がやや薄めの雲の部分から見えました。残念ながら,きちんとした観測はできませんでしたが,少しでも欠けた太陽を見ることができ,感動もありました。
 
 結果はともかくとして,準備を一生懸命して,結果を待つことの重要性を勉強させてもらいました。自然と向き合う野外観測から学ぶべきものは多いです。次回は,金環日食です。今回の経験者もまだ在学しているでしょうから,経験者中心に新たな仲間とまた頑張りましょう。
 

                          (地学部顧問)

 

  16日に行った予備観測(この日は倒れそうなくらいの晴天でした)

 

  当日,朝の打ち合わせの様子

 

小雨の中,観測のセッティングをする地学部員

 

12時20分,日食が終わる寸前の太陽です。ピントが甘いのですが,左下が欠けているのが分かるでしょうか。


 

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