古典芸能同好会・前期鑑賞会
7月15日(水),池袋演芸場七月中席にて寄席鑑賞会を行いました。新入部員約20人はほとんどが寄席初体験。そんな彼らを早々と爆笑に誘ってくれたのは前座の正太郎さんの「転失気」でした。
う勝さんの「二十四孝」と続き,かつて本校近くにお住まいだった故三波伸介さんのお弟子さんというホームランのお二人による漫才は抱腹絶倒。二つ目昇進ほやほやの市江さんの「金明竹」。新宿区内に中学生のお弟子さん6人をもつという八朝師匠は「花色木綿」。6人のお弟子さんたちと是非交流したいものです。
続くマギ−隆司さんの奇術はまさに軽妙洒脱。今の季節にぴったりな「たがや」は馬桜師匠。続いて,さん生師匠の「粗忽長屋」,小菊さんの俗曲。
多くは初めて“都都逸”を知った彼らには日本の文化の一端を垣間見ることができてよい勉強になったことと思います。
伯楽師匠には初心者向けに落語レクチャーをして頂いた上にお仲入りではロビーにて部員と談笑いただき,顧問へも当世落語事情をお話いただきました。
ひな太郎師匠の「酢豆腐」の後は,権太楼師匠。初心者も知っている「子ほめ」でしたが,これが爆笑につぐ爆笑。なるほどこれが芸の力と部員一同深く感じ入りました。仙三郎さんの信じ難い妙技に感嘆の声をあげつつ迎えた主任(とり)は文楽師匠。ギャグ満載の「千早ふる」に一同大満足。
文化祭での“海城寄席”に向けて,部員一同,一層の芸道精進(?!)を期して池袋を後にしました。
(古典芸能同好会顧問)