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 海城のクスノキ


海城の校門横に大きなクスノキがあります。海城が現在の「大久保の地に移転してきたときからあった木だ」とも「枯れたので数十年前に植え替えた木だ」とも言われています。『水族館は海への扉』杉浦 宏著(岩波ジュニア新書164)の中に海城のクスノキの話が出てきますので,杉浦さん(1930年生)が海城生だったころから大きな木だったようです。
クスノキは,春になり枝先に若葉が伸びてくると,前年の葉が若葉に後を譲るように落葉する(譲葉)ので,常に緑色の葉をつけて(常緑樹)います。4月のよく晴れた日にデジカメで写してみました。今は若葉がとてもきれいです。
クスノキからはショウノウ(樟脳)が採れますので,葉をちぎってクシャクシャして匂いをかぐとショウノウ独特の香りがします。ショウノウは防虫剤として使われるほどですから,虫もつかず,クスノキは長寿で巨木になるのかも知れません。
海城にご来校の際は,校門横のクスノキにも少し目を向けてみてください。海城の歴史の生き証人ですから・・・
                             motegi@kaijo


若葉が陽をいっぱいに受けています

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